ビーコル、アウェーで富山と3度目の対戦!


もう負けられない!開幕節以来2度目の富山でグラウジーズにリベンジ期する水曜ゲーム!

横浜ビー・コルセアーズは、12月12日(水・19時05分 TIP-OFF)に、アウェー富山市総合体育館で同じ中地区4位の富山グラウジーズと第13節1試合を闘う。

今回はアウェー戦だが、ビーコルセンタースタジオでは「富山グラウジーズ戦パブリックビューイング ーEngate presents B-COR SNS NIGHTー 」がおこなわれ、地元横浜からも富山の会場にブーストを送る。

富山市総合体育館での試合は開幕節以来となる


現在ビーコルは、4勝17敗で中地区争い6位。前節川崎戦での連敗で5位三遠には5ゲーム差と離された。対する富山は11勝10敗で同中地区の4位。3位の三河とは0ゲーム差となっている。

ここまで富山とは、開幕節でのアウェー2連戦、ホームでの水曜日ゲーム1試合と計3試合を闘い全敗している。富山市総合体育館は開幕節以来2度目。今度こそ、ここまでの借りを返すリベンジを決めたいところだ。

ビーコルは、前節、神奈川ダービーだったアウェー川崎2連戦で連敗。琉球2連戦から(天皇杯を除く)4連敗となっている。川崎戦GAME1では39点差を喫してしまい、得点も琉球戦から3試合続けて50点台と課題のディフェンス難がオフェンスにも影響を及ぼしていた。

川崎戦GAME1では大敗したものの、GAME2では打って変わった内容で善戦を見せた。得点も9試合ぶりに20得点を挙げた川村卓也を筆頭に、3Pシュート2本で15得点の細谷将司、Bリーグになってからの自己最多13得点を挙げた高島一貴、12得点12リバウンドを挙げた新戦力アーサー・スティーブンソンのスコアメークで久々の70点台75点を入れた。

前節川崎戦GAME2で2Pシュートを沈める川村卓也。川村はこの試合で20得点を挙げた


懸案のディフェンスでは、前日にはなかった強度でプレッシャーを掛け続けたマンツーマンディフェンスで川崎を惑わすことに成功。2Qでは開始から6分まで川崎を無得点に封じ込めた。攻守が久々に機能し、2Qと4Qではクォーターでのリードも奪い、強者川崎と互角の闘いを演じた。

ビーコルは川崎戦GAME2で、大敗した前日よりも打って変わったディフェンスで川崎を苦戦させた


一方の富山は、前節のアウェー北海道2連戦で1勝1敗。GAME1を85-80で勝利し、GAME2を91-94で落としている。GAME1では、レオ・ライオンズが3Pシュート3/6でチーム最多26得点。宇都直輝が25得点(6リバウンド8アシスト)を挙げている。

ライオンズは、ここまで20点台の得点をコンスタントに挙げて平均得点が23点。3Pシュートも打てるだけに注意が必要だ。

ここまで闘った3試合でビーコルは、ジョシュア・スミスに大きくやられた。開幕戦だったGAME1でいきなり大量39失点を喫し、翌日のGAME2では25失点。ホームで戦った1試合では19失点を喫した。数字だけで見れば、対戦するごとに失点が減ってきてはいる。

直近のスミスは、前節の北海道2連戦でGAME1で10得点。GAME2で22得点10リバウンドでダブルダブルをマークしてるが、ライオンズ、宇都も含めて、川崎戦GAME2で改善の兆しを見せたビーコルディフェンスがどこまで抑えることが出来るかが鍵だ。

開幕戦のアウェー富山戦GAME1ではジョシュア・スミスにインサイドをことごとく突破されて39失点を喫した


オフェンスでは、直近試合で復調を見せ、開幕節2連戦で共に20点台の得点をマークしたエース川村卓也。そして、合流して1週間だったにもかかわらず、川崎とのデビュー戦で8得点9リバウンド、翌日のGAME2で12得点12リバウンドで来日後初めてダブルダブルをマークし、大きなポテンシャルを見せたアーサー・スティーブンソンにも期待がかかる。

デビュー戦となった川崎戦で力強いインサイドアタックを見せたアーサー・スティーブンソン。GAMEで8得点9リバウンド。GAME2で12得点12リバウンドでダブルダブル。来日してまだ1週間ながらも大きなポテンシャルを見せた


富山から移籍してきた橋本尚明と小原 翼にも期待したい。橋本は天皇杯信和建設戦で3Pシュート7本を含む20得点を挙げてきっかけを掴むと、リーグ戦再開後でも積極的にシュートを打ち続けて調子を挙げて来てる。

天皇杯信和建設戦で3Pシュートを沈める橋本尚明。橋本はこの試合で得難いきっかけを掴んだ


小原は、開幕節GAME2でスミスを抑えた場面もあった。日本人ビッグマンとして外国籍選手に果敢に挑む活躍を見たい。

開幕節の古巣対決で共に悔しさを残した元富山の二人。彼らが恩返しとなる躍動を見せれば、チームの勝機もグッと大きくなる。

開幕節富山戦GAME2での小原 翼(中央)


ここまでの富山戦は、開幕節GAME1で82-94、GAME2では100点ゲームを喫した77-101、ホームでの1試合は84-88だった。ただ、この時とは外国籍選手が代わっている。来日してわずか1週間で、川崎から好スタッツを挙げたスティーブンソン、ブロックショットとダンクを連発しているディフェンシブなプリンス・イベが、初対戦となる富山相手にどんなポテンシャルを見せるか楽しみだ。

リベンジ期する3度目の富山戦、エース川村卓也はこの試合にかける意気込みをこう語っている。

「自分たちが、いま出来ることをやらなくてはいけない。富山は昨シーズンよりも、チームとして進歩している。今は彼らのほうが結果を出していて強いが、自分に出来ること、チームに出来ることをやりたい」

横浜ビー・コルセアーズ#1エース川村卓也


富山に3度目の正直で勝つことが出来るか。海賊浮上を伺う上でも大事な一戦となる。

【写真・記事/おおかめともき】

 


Written by geki_ookame