ビーコル、ホームで三河と2連戦!


川村卓也が凱旋!森川正明は古巣と初対戦!ビーコルは今季最初の連勝を狙う!

横浜ビー・コルセアーズは11月14日(土・15時5分TIPOFF)と15日(日・14時5分TIPOFF)に、ホーム横浜国際プールに西地区3位のシーホース三河を迎えて2連戦を闘う。

ビーコルは前節で北海道との延長戦にまでもつれた接戦を制して、今季初のホーム戦勝利を決め、連敗を「9」で止めた。

横浜ビー・コルセアーズの対三河2連戦に向けた前日練習【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


この試合でのビーコルは、立ち上がりでの低調な攻守から北海道に最大20点差でのリードを許した。それでも、後半で立て直し、エナジーを上げて追撃を開始すると、じわじわと追い上げを見せて、GAME終盤での接戦に持ち込んだ。4Qの中盤5分でベクトンが3点バスケットカウントとレイアップを決めて同点から勝ち越しに成功。以降でリードを伸ばしたが、終了間際に北海道に追いつかれて、勝敗の行方はオーバータイム戦に持ち越された。

オーバータイム戦では序盤でリードを許したものの、最後までエナジーを切らさず攻め続け、残り1分にカーターが3Pシュートと3点バスケットカウントを続けて決めてリードを奪うと、以降のディフェンスを守り切って、この接戦を制している。

前節北海道戦での横浜ビー・コルセアーズ【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


この試合でロバート・カーターが37得点11リバウンドを挙げ、レジナルド・ベクトンが20得点10リバウンド、さらにはパトリック・アウダも11得点13リバウンドで3人の外国籍選手が揃ってダブルダブルをマークしている。

一方の三河は、前節ホーム島根戦と前々節信州戦GAME2に敗れて連敗中。今節では、これ以上の負けを阻止すべく全力でぶつかってくることが予想される。今季のロスターでは、重戦車ダバンテ・ガードナー、金丸、川村らが継続し、若きビッグマン・シェーファーアヴィ幸樹が加わりさらに攻撃的なチームになっている。

シーホース三河#54ダバンテ・ガードナー【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルはこの超攻撃的なチームを如何に抑えるかが勝利への鍵。前日練習を終えた指揮官カイル・ミリングHCは「三河はタレント揃い。特にリーグトップのダバンテ・ガードナーがいる。彼を如何に抑えるか。三河の起点である彼を抑えて、我々の形に持っていきたい」と意気込む。

前日練習で指導する横浜ビー・コルセアーズ カイル・ミリングHC【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


今節では2選手の古巣対決がある。まずは、今季三河から移籍してきた森川正明。森川は、Bリーグ初年度から昨季まで三河でプレーしたが、同じスモールフォワードに日本代表選手・金丸晃輔がいたことでプレータイムが少なくなっていた。今季、ビーコルに移籍して中心選手の座を得た森川は、水を得た魚の如く躍動し、制度の高い3Pシュートを武器に活躍を続けている。

古巣対決を前日に控えた森川は「やはり意識するし、どうしても勝ちたい相手。公式戦で古巣と対戦するのは初めての経験で楽しみ。僕も横浜に来て、沢山学んだ。それをコートで表現していきたい。普段のゲームよりも気合いの入り方が違うかもしれないが、あくまでリーグ戦の1試合と考え、チームの勝利を優先して臨みたい」と話す。森川の恩返しの活躍に期待したい。

前日練習での横浜ビー・コルセアーズ#9森川正明【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


そして、もうひとりは、かつてビーコルのエースだった川村卓也の横浜国際プール凱旋だ。川村が移籍してからビーコルは変わった。その進化を見せつけたいところだ。川村と苦楽を共にしてきた竹田 謙は、川村との対戦について「(一言で表すと)いやらしい選手。最近は3Pシュートも高確率で入っているので、凄く守りづらい選手。会うのは楽しみ。元気だと思う」と話している。

シーホース三河#1川村卓也 マッチアップするのは昨季までビーコルでプレーし、今季島根に移籍した橋本尚明

横浜ビー・コルセアーズ#25竹田 謙写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】

ビーコルは前節を勝利。三河は前節を落として2連敗中。勢いを持つビーコルが、リーグ屈指のオフェンシブなチームである三河をどう迎え撃つのか。カイルHCがいうように、起点であるガードナーを止めることは勝利への鍵。ビーコルディフェンスがリーグ屈指の重戦車をどう止めていくのか。これは、大きな見どころになるだろう。

前節で揃ってダブルダブルをマークし、いよいよ本領を発揮してきた3人の外国籍選手の活躍にも期待がかかる。前節で両チーム通じて最多となる37得点を挙げたカーターは「水曜日の勝利の勢いを継続してビーコルファンに勝利を届けたい。三河は殆どのメンバーが同じチームでずっとやっていて、まとまりがある。加えてガードナーをはじめとして良いシューターが沢山いる。僕たちは全力でぶつかるだけ。良いディフェンス、良いオフェンスが出来れば勝機はある」とホームでの連勝へ息巻く。

前日練習での横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


三河戦を前にした前日練習では、細かい連携を入念に確認して、チームのムードも良い。中2日試合が続く、短い準備期間でも充実した練習が出来た。怒涛ともいえるホーム5連戦の最後を飾る三河との2連戦は見どころの多い、好ゲームが期待出来そうだ。ぜひ横浜国際プールで、生の興奮を味わって欲しい。

最後は指揮官の言葉で締めよう。「選手たちには自信を持ってホーム5連戦最後の2試合を闘って欲しい。前節北海道戦の後半で出来たことを明日は最初からやっていきたい」ビーコルは、今季最初の連勝をホームで決めるつもりだ。

【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©B-CORSAIRS/T.OOkame】


Written by geki_ookame