3連勝と1シーズン越しの川崎戦連勝狙う!
横浜ビー・コルセアーズは12月9日(水・19時5分TIPOFF)、川崎市とどろきアリーナで同じ東地区4位の川崎ブレイブサンダースとアウェーで1試合を闘う。この試合は今季最初の神奈川ダービーとしておこなわれ、両チームの顔合わせはこれが今季初めて。
ビーコルは前節、三遠とのアウェー2連戦で今季最初の連勝を挙げた。GAME1では、立ち上がりの接戦から抜け出してリードを奪うと2Qで三遠をわずか7得点に抑える好ディフェンスで流れを作ると、後半でリードを更に伸ばして二桁差にした。終盤で三遠が追い上げを見せたが、落ち着いた試合運びで突き放し、11点差で勝利した。
GAME2では、前半で三遠のゾーンディフェンスに苦しみ、二桁差を追う展開になったが、後半3Qで仕掛けた3Pシュート攻勢から30得点を入れて1点差にした。勝負所の4Qで接戦に持ち込むとファウルを誘発させて、三遠は起点となっていた外国籍選手2人がファウルアウト。ビーコルも3Pシューター秋山皓太をファウルアウトで失ったが、インサイドのシュートに切り替えてリードを奪い、そのまま逃げ切って8点差で勝利した。
GAME1では2Qで三遠を7得点に抑えたことが大きく、GAME2では前半でこそ、ディフェンスで50点を許したが、後半で強度を上げて立て直し、連勝につなげた。カイル・ミリングHCは前節2試合のディフェンスを高く評価しており、川崎戦の前日練習後に「三遠との2試合で選手たちは自信を得た。今回の相手、川崎が強敵なのは分かっている。だが、三遠戦で出来たあのハードディフェンスが出来れば、たとえ激戦になっても勝機はあるはずだ」と語っている。
今季のロスターで川崎は、ジャマール・ソープ、林翔太郎、鎌田裕也の3選手が退団したが、主力のニック・ファジーカス、篠山竜青、辻直人の日本代表選手組をはじめとして、藤井祐眞、大塚裕土、熊谷尚也らが継続しており、チームとしての成熟度合いが高い。前節では、東地区9位だった北海道とホームで対戦して連勝したが、GAME1では接戦を強いられた。またこの2試合は日曜日と月曜日におこなわれており、川崎はホームで闘えるとはいえ、わずか中1日で今節を迎えることになる。
川崎は3連勝中で、ビーコルは2連勝中だが、互いにタフスケジュールの中で闘っている。ビーコルは中2日の練習で対川崎対策が出来ているが、フィジカル面も含めて、中1日と中2日の差が今節でどう影響してくるか。カイルHCは「選手たちは準備が出来ている。川崎はタレント揃いだが、自信を持って闘うことが必要」と話している。
この試合で復帰出場が期待されているアキ・チェンバースは「もう勝つだけ。とにかく、ハードにプレーする。自分たちのコントロール出来るところでやるべきことをやる」と意気込む。
前節GAME1で15得点10アシストで自身プロ初のダブルダブルをマークし、GAME2でも14得点6アシストと大活躍だったポイントカード森井健太は「相手は上位だが、自分たちのやるべきことをしっかりとやって闘い抜ければ、勝てるチャンスはある。序盤から自分たちのバスケットが出来るようにしたい」と強い意気込みを話している。
前日練習では、指揮官が話していたように強い自信が感じられた。対策練習も順調におこなわれ、チームのムードも良い。警戒すべきは、やはりニック・ファジーカス。ファジーカスへのボール供給を如何にして断つか。また篠山竜青と辻直人の3Pシュートにも警戒しなくてはならない。ディフェンスを持ち味とするビーコルにとっては試金石の闘いになるだろう。
1月、ビーコルのホーム横浜国際プールでおこなわれた昨シーズン最後の神奈川ダービーでビーコルは対川崎戦初勝利を大歓喜の中で挙げた。今節は敵地で、1シーズン越しの川崎戦連勝がかかる。そして、目指す3連勝。ビーコルは、敵地で2つのお宝を同時に手に入れるつもりだ。
【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©B-CORSAIRS/T.OOkame】
◇ ◇ ◇
⬇ビーコルNEWS・川崎戦前日レポート&HCインタビュー
⬇ビーコルNEWS・三遠2連戦前日選手意気込みインタビュー(#10アキ・チェンバース森井健太)
【動画提供©横浜ビー・コルセアーズ】