第2節GAME2 vs信州ブレイブウォリアーズ 信州66−70 横浜


ビーコル敵地で今季初連勝!全員バスケで逃げ切る!

2021-22シーズン第2節GAME2(10月10日 ホワイトリング
信州ブレイブウォリアーズ 66-70 横浜ビー・コルセアーズ
11-18|25-10|15-27|15-15

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 10.10 [SUN] 信州ブレイブウォリアーズ vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=7451&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは10月10日、B.LEAGUE 2021-22 SEASONの第2節GAME2をアウェーホワイトリングで信州ブレイブウォリアーズと対戦。終盤の追い上げをかわした逃げ切り勝利で敵地での連勝を飾った。

3Pシュート4本を含む20得点でチーム最多得点をマークした森川正明【写真提供:©B.LEAGUE】


立ち上がりから好調な出だしを切り、主導権を握ったビーコルだったが、2Qをロースコアにしたことから追いかける展開になった。ファウルもかさみ、ベクトンが2Q終盤でファウルトラブルになるなど我慢の展開が続いたが、この日もベンチメンバーが攻守に貢献して流れを引き寄せ、3Qでリードを奪い返した。4Qで1点差に迫られる場面もあったが、キャプテン生原秀将と好調を見せる森川正明の3Pシュートで突き放し、4点差での逃げ切り勝利を決めた。ビーコルは敵地で今季初の2連勝。開幕から2勝2敗とし、東地区の順位で7位につけている。

ビーコルは3選手が二桁得点。森川正明が3Pシュート4/6本を含む20得点(2リバウンド、3アシスト)で開幕からの好調を維持。パトリック・アウダが19得点(7リバウンド、4アシスト)、レジナルド・ベクトンが13得点13リバウンドでダブルダブルをマークしている。

13得点13リバウンドでダブルダブルをマークしたレジナルド・ベクトン【写真提供:©B.LEAGUE】


【青木勇人HC試合後会見全文】

我慢の展開の中で選手たちが最後に山場を持ってきて勝ち切ってくれたというのが正直な感想。

今日に関しては、ウェイン・マーシャル選手が出ないことが分かっていたので、相手が強いエナジーを出してくることは予想されていた。それに対して、その上を行く必要があったが、良いジャンプスタートを切ることが出来た。

ただ、その後にファウルトラブルなどもあって我慢する展開があったが、その中でセカンドユニット、控えの選手たちが大きな仕事をしてくれてファウルトラブルを耐え忍びながら、後半に山を持っていくことが出来た。控えの選手たちが今回も素晴らしかった。

後半でチームとして攻めたいところをしっかりと突きながら、同点、逆転まで持っていった。そこでまたファウルトラブルが起きたが、選手みんなで繋ぎながら逃げ切ることが出来た。

我慢の展開の中で選手たちが素晴らしい戦いをしてくれた。特にタイムアウトを使わなくてもコートの上で選手たちが話し合って乗り越えた場面が多くあった。4試合目にして、またひとつ成長したこのチームを誇らしく思う。この先が楽しみになってきた。来週はいよいよホーム開幕節。しっかりと準備していきたい。

(相手が)インサイドを守ってくることは予想されていたから、インサイドにボールを集めながら、相手の選手を寄せておいて、次のサイドで勝負することを心がけていたが、試合開始直後に打った3Pシュートが上手く決まった。狙い場所をひとつ決めて、そこからボールを分散させていくことを徹底させたのが逆転に繋がったと思う。

得点が入らない苦しい時間帯でも、選手たちが素晴らしいディフェンスをして相手の得点を止めてくれた。両エンドでチームが頑張ってくれた。

【写真提供:©B.LEAGUE】



◇ビーコル番記者・航海ログ◇

敵地での見事な連勝だ。2Qで10得点しか挙げられずロースコアに終わった時にはどうなるかと思われたが、起点となっていたベクトンのファウルトラブルも乗り越えて、3Qでカムバックするとリードを奪い返した。

だが、前日同様に4Qで僅差に迫られる。それもこの日は1点差での肉薄だ。それでもキャプテン生原がしびれるビッグショットをここぞで決めて突き放し、さらには開幕から好調を続けている森川正明がとどめを刺した。

青木HCが指揮官になってから、痛快なバスケットボールが見られるのではないかと楽しみにしていたが、開幕4戦目で実に痛快な逆転逃げ切り勝利を魅せてくれた。

この連勝は、青木HCが会見でも言っているように、前日に続いて控えの選手たちがそれぞれの仕事を全うしたことが大きかった。前日で出番のなかった土屋は1Qの終盤で投入されると2本の2Pシュートを決めて流れを維持した。

そして古牧昌也だ。後半で猛追を受けた時、青木HCは前日の勝利でも貢献した古牧を迷わず投入した。その期待に見事応えた背番号8は、この日もすばしっこくてねちっこいディフェンスでプレッシャーを掛け続け、信州のリズムを崩した。古牧はこの2連戦のディフェンスで相手の猛追を跳ね除ける良いアクセントになっていた。今後もここぞのディフェンスで投入されるのではないか。

前日のGAME1で信州・岡田にプレッシャーをかける古牧昌也。青木HCは相手の逆転機で古牧を投入。相手オフェンスのリズムを崩すのに効果的だった【写真提供:©B.LEAGUE】


今節は、開幕節での連勝で意気上がる信州に対して連敗で敵地に乗り込んだ難しい2連戦だったが、川崎戦後の修正が上手くいき、連勝という最高の結果で終えることが出来た。この連勝は、チームをもう一段ステップアップさせた。今後の戦いで大きな自信になることだろう。

次節からはいよいよホーム開幕節、SR渋谷、島根と週末2連戦が続く。「この先が楽しみになってきた」指揮官が言ったこの言葉どおり、今季のチームにはまだまだ秘めたポテンシャルがあり、痛快さがある。ホームでの戦いが楽しみでならない。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE・動画提供©B-CORSAIRS】

⬇青木勇人HC 試合後コメント

⬇森川正明試合後インタビュー

⬇パトリック・アウダ試合後インタビュー


Written by geki_ookame