元宝塚歌劇団トップスター古城 都さんが横浜ビー・コルセアーズの本拠地で「美と健康プログラム」を開校中!


1コインで体験出来る元タカラジェンヌの華麗なクラス!「『楽しくなること』がまず基本。宝塚で学んできたことを都筑の皆さんに伝えたい」

元宝塚歌劇団月組男役トップスター古城 都(こしろ みやこ)さん


横浜ビー・コルセアーズの本拠地ビーコルセンター内スタジオで元宝塚歌劇団月組男役トップスター古城 都(こしろ みやこ)さんによる「美と健康プログラム」が毎週木曜日10時10分から開催されている。その初日を取材し、古城さんにお話を伺った。

古城さんは、横浜市在住。1960年第46期生として入団した宝塚歌劇団時代には月組男役トップスターとして8年半にわたって活躍。元星組男役トップの上月 晃さん、元花組男役トップの甲 にしきさんと共に“3K”と呼ばれ、『ウエストサイド物語』のトニー役、『嵐が丘』のヒースクリフ役などを演じ、黄金時代の宝塚歌劇を支えた。

宝塚退団後は活躍の場をテレビに移し、司会やドラマ主演を務めた。現在では宝塚と劇団四季のOGらと後進の育成に尽力。ミュージカルクラス、宝塚音楽学校受験クラス・劇団四季受験クラスの他、自身が考案した呼吸法、気功、ヨガ、ダンスなどを取り入れた独自の健康法で幅広い年齢層の人々を指導し続けている。

2014年の宝塚歌劇100周年では、宝塚歌劇の発展に大きな貢献をした100名に選ばれ、殿堂入りを果たしている。

実際にお会いした古城さんは身のこなしが実に優雅であり、気品に包まれていた。それでいて人を引きつける魅力と親しみがあり、取材するこちらもその魅力にどんどん引き込まれていった。

古城さんは、自身が住む横浜でこれまでの経験を活かしたいとずっと考えていたという。

「横浜に住んでいるのに、何も活動していない…。それに気づいたのが3年前頃でした」

「自分に何が出来るのかと考えた時に、私にはこれまでにやってきた宝塚での経験がある。それを特にシニアの方に活かせられないかと考えたんです。私もこの年代になって何が必要なのかが分かってきました。私がこれまでに基本としてやってきたことを、私と同年代のシニアの方や中高年の方たちに伝えて、元気で楽しい日々を過ごして欲しいと思ったんです。皆さんの身体が喜んでくれること、若くいられること、いつまでも健康でいられること、そういったことを教えられるクラスを横浜のいろんな場所でやってみたかったのです」

この「美と健康プログラム」は、元タカラジェンヌ、それも名だたるトップスターから直接指導を受けられる貴重なクラスだが、バスケットボールのビーコルと宝塚歌劇団の組み合わせは、かなり異色といえる。古城さんはビーコルとの出会いを微笑みながらこう話す。

「以前、都筑に住まわれている方を紹介して頂いたことがありまして、都筑のことをいろいろと教えて頂きました。人口も多くて、幅広い年齢層の人々が住んでいるとても環境が良い街だというのを知って、私がやりたいと思っていたことを、まずは都筑でスタートしてみようと思いました。そう考えた時に、都筑にはこの街に根付いているビーコルさんがある。ビーコルさんからスタート出来るのがラッキーと思ったんです」

古城さんが“やりたかったこと”は、この「美と健康プログラム」で形となり実現された。その内容は、ビーコルセンターで行われている他のスクールとは一線を画している。取材した初日の内容では、ストレッチ、ヨガ、呼吸法、ウォーキングストレッチに加えて、歌の発声トレーニングもおこなわれた。

「このクラスでは、タップ、歌、コーラス、演劇、バレエなどもどんどん取り入れていきたいと思っています。宝塚では、これら全ての部門を基礎から厳しく教え込まれ、舞台で実践していきました。私はありがたいことにトップスターという立場でやらせて頂いてダンスも歌もプロとしてやって来ました。これが今の私の自信になっています。そして、宝塚で頂いた私の財産を皆さんに教えることが出来る。今、それをとてもありがたく思っているんです。私が宝塚で14年間にわたって学び、やってきたことをこのクラスで活かしていくつもりです」


クラスを取材して印象に残ったのがヨガと呼吸法のメニューだった。このことを聞くと古城さんは呼吸法に重きを置いているという。

「ヨガというのは呼吸法を使った身体の使い方なんです。私は、今では呼吸法を習得して皆さんに教えることが出来るんですけど、呼吸というのは普段、自然にやっているものですから、別に訓練しなくても分かっているよと皆さんそう思いがちですが、実はそうではないんですね」

「普通に息をしているだけではもったいないんです。緊張した時や、アクシデントがあった時、病気になった時などに、呼吸法を学んでいるのといないのとでは全然違います。薬を飲むよりも効果があるほどです。呼吸法のレッスンを続けて、身体が覚えてくれると、どんな場所でも、どんなことが起きても、役に立ってくれるんです」

「これは、実際にやってみないと分からないものです。呼吸だからといって無理に強く息を出すのではなくて、効果的な呼吸を自然にすることは難しい。呼吸法は、いろんな呼吸とお付き合いすることを学ぶメソッドなんです」

「呼吸は、全てのことを楽しく過ごすためのスタートラインです。呼吸を効果的に使ってあげる、呼吸を自分の中で一緒に感じてあげると身体も喜んでくれるんです。それが自分で分かるようになれば、しめたものなんですけど、全ての精神、細胞を自分の身体の中で自由に使えるように、皆さんに少しずつですけど、分かってもらえるようにこのクラスで指導していこうと思っています」

そう話す古城さんは、かなりの意気込みを持ってこのクラスに臨んでいることが分かる。

「たとえクラスが一人だけになったとしても私はやらせて頂きます。いい加減なレッスンだけはしません。一人だけなら余計集中して教えてあげられます。そして、私自身も皆さんからエネルギーをもらっているんです。ギブアンドテイクですね。人が集まるところには、沢山のエネルギーが集まってきます。今の私があるのは、人と繋がってきたお陰。今回のようなクラスから、私もエネルギーをもらっているんです」

「ひとりでも多くの人に喜んで欲しい、健康であって欲しいというのは、私の今の目標であり、喜びです。いま平均年齢が伸びたといわれていますけど、健康な状態で平均年齢を伸ばすことをやっていきたい。それに挑戦したいと思っているんです。健康な状態で平均年齢が伸びた人たちの中に、少しでもいいから、私が教えた人がいて欲しい。そういった人が一人でもいてくれたら、私がこれまでにやってきたことが役に立ったと思えます。そうなってくれたらうれしいです」


指導する古城さんにはオーラがあって輝いて見えた。この日参加した人たちも、どんどん古城さんに引き込まれ、用意されたメニューがこなされていくうちに表情に変化があらわれ、楽しさが心から湧き出ているようだった。

「そうなんです。『楽しくなること』がまず基本。私のクラスを終えると皆さん、楽しく、気分良くなって帰って頂いています」

古城さんは、教えている間に参加者の変化がよく分かるそうだ。

「使用前、使用後みたいなことなんですけど、今日のクラスでも始める前は使用前でした。それが、いろんなメニューをやっていくうちに変わっていくんですね。これはクラスを受けた人にとって良くなっているということなんです」

「レッスンを受ける期間が半年、1年と長くなっていけば、『あの人変わったね』と言われるまでになります。本人にはその自覚がないかもしれませんけど、教えている側、客観的に見ている私には『前より元気になっているな』『前より気分が変わって見えるな』ということが分かります。これはエネルギーが動いているということなんです」

ビーコルセンター内スタジオでおこなわれている「美と健康プログラム」で指導する古城さん。指導するポーズには指先にまで宝塚の気品が溢れている


元タカラジェンヌが指導するクラスとあって「美と健康プログラム」でおこなわれる内容は、呼吸法、ダンス、歌、タップ、演劇、バレエと多彩だ。ビーコルと元宝塚トップスターの出会いから生まれたこのクラスは、参加した人を心から楽しくさせる、またとない貴重な機会となるだろう。

「とにかく一度、私のクラスを体験してみてください。楽しい時間を一緒に過ごしましょう。そんなフレンドリーな気持ちで、皆さんとご縁があったらと思っています。決してマイナスにはならないということだけは私の中で正直に思っています。都筑にこんな先生のクラスがあるんだと興味をもって頂ければ。ぜひ、お友だちをお誘いになっていらしてください。お待ちしています」

美と健康プログラム」は、毎週木曜日、ビーコルセンター内のスタジオでおこなわれている。詳細は以下のリンクを参照して欲しい。参加料1コイン500円で、元宝塚歌劇トップスターの“楽しくなれる”華麗なメソッドを受けることが出来る。今後は、古城さんとランチを楽しみながらの懇談会も予定されているそうだ。

【取材・記事・写真/おおかめともき】

古城都「美と健康プログラム」の今後の開催スケジュール
【6月】6日・13日・20日・27日
【7月】4日・11日・18日・25日
【8月】1日・8日・22日・29日
【9月】5日・12日・19日・26日

宝塚歌劇団元トップスター古城都による「美と健康プログラム」、2019年4月毎週木曜日10:10からスタート!

宝塚歌劇団元トップスター古城都による「美と健康プログラム」、2019年4月毎週木曜日10:10からスタート!

 

・古城 都 オフィシャルサイト
http://k-miyakos.com

 


Written by geki_ookame