ビーコル、信和建設に快勝!天皇杯2次ラウンド

翌日、ベスト8を目指して千葉とのリベンジ戦に挑む!橋本、ハンター、小原が躍動!きっかけを掴む!

天皇杯2次ラウンド(12月1日 トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
信和建設 80-112 横浜ビー・コルセアーズ
15-36|23-26|32-22|10-28

第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会は12月1日、全国各地で 2次ラウンドがスタートした。2次ラウンドから、いよいよBリーグ18クラブが参戦。そのうち14クラブが1次ラウンドを突破した実業団と大学のチームと対戦したが、全ての会場でBリーグチームが勝利を収め翌日の試合に駒を進めた。Bリーグ同士の対戦となった愛知会場では秋田と滋賀が対戦して秋田が勝利。富山と福岡が対戦して福岡が勝利している。翌日におこなわれる試合の勝者がベスト8となり、新年1月10日からさいたまスーパーアリーナでおこなわれるファイナルラウンドに進出する。

横浜ビー・コルセアーズは、ホームアリーナであるトッケイセキュリティ平塚総合体育館での神奈川会場で、信和建設(株)と闘い100点ゲームとなる112-80、32点の大差をつけて快勝した。

天皇杯2次ラウンド初戦で信和建設(株)と対戦して112得点、32点差を付けて快勝した横浜ビー・コルセアーズ


今大会は、トーマス・ウィスマンHCが家族の事情から不在となり、スキルトレーナー兼ACのフェス・アービンと加藤翔鷹ACが指揮を執っているが、天皇杯ならではの大胆なスターティング5を組んだ。高島一貴に加えて、怪我から復帰して4試合目の湊谷安玲久司朱、そして、ここまでプレータイムに恵まれていなかった橋本尚明、ハンター・コート、小原 翼を起用してきた。なお、中村太地は今大会にエントリーされていない。

天皇杯はトーマス・ウィスマンHC不在となった。代わって指揮を執る加藤翔鷹ACとフェス・アービン スキルトレーナー兼AC(左後方)


橋本、ハンター、小原の3選手は見事な躍動でこの起用に応えた。与えられたチャンスでしっかりと結果を残しただけでなく、攻守で起点となり、チームを勝利へと導いた。

天皇杯2次ラウンド初戦・対信和建設戦でのスターティング5

1次ラウンドを突破してB1横浜ビー・コルセアーズに挑んだ信和建設(株)


1Q開始早々に高島一貴がアウトサイドから2Pシュートを沈めてビーコルが先制すると、以降ハンターのレイアップ、橋本の連続3Pシュートで10-0のラン。7分に信和建設#3桝本純也に2Pシュートを決められたが、湊谷が速いパス回しからミドルシュートを沈めて流れを渡さない。

1Qで3Pシュートを沈める#7橋本尚明

1Qでレイアップを決める#10ハンター・コート


5分、ハンターが3Pシュートを沈めると小原が3点バスケットカウントを2本決めるなどして、ビーコルはこのクォーター2度目のラン、13-0のランを決めた。

1Qで2Pシュートを沈める#81小原 翼。さらにバスケットカウントを奪い3点とした

1Qでミドルシュートを沈める#5湊谷安玲久司朱


1分、橋本が柔らかいタッチから2度目の連続3Pシュート。左から右から次々にボールを沈めてナオの勢いが止まらない。最初のクォーターで4本の3Pシュートを沈めてオフェンスの起点となった。1Qは36-15。ビーコルが21点の大量リードを奪い試合の主導権を握った。

1Q終盤で3Pシュートを沈める#7橋本尚明。橋本は1Qで連続3Pシュートが2回、計4本の3Pシュートを決め、チームに大きな流れをもたらした


2Qでも橋本の勢いは止まらなかった。開始早々にレイアップを決めると、3度目の連続3Pシュートを沈めた。

2Q開始早々にレイアップを決める#7橋本尚明

2Q、柔らかいタッチから3Pシュートを沈める#7橋本尚明


19歳のハンターも負けてはいない。6分に橋本のロングパスからバックシュートを決めると、5分に3Pシュート、さらに1分にはマックレアのパスからこのクォーター2本目の3Pシュートを沈める躍動でこの時間帯の起点となった。残り32秒には、小原が力強いダンクでリングを揺らした。

2Qで橋本のロングパスからバックシュートを決める#10ハンター・コート

2Q終了間際にダンクを決める#81小原 翼


一方の信和建設は、前半で#11室垣佑真が3Pシュート1本を含む13得点。#3桝本純也が3Pシュート1本を含む11得点、
#20保花広樹が6得点を挙げてを反撃。2Qは26-23、トータルスコア62-38で、ビーコルはリードを24点に増やした。

2Q 5分でミドルシュートを決める信和建設#20保花広樹


3Q開始早々に#23サイモン・オジュワンに2Pシュートを入れられたが、直後に湊谷のパスから橋本がインサイドに切り込んで2Pシュート。橋本はさらに8分、左サイドに出来たスペースにするするっと入ってパスを受けるとこの試合7本目の3Pシュートを沈める。

3Q左サイドに出来たスペースを逃さず3Pシュートで得点した#7橋本尚明


しかし、ここから信和建設の勢いが大きくなる。7分に#20保花広樹が連続3Pシュート。保花は、以降も2Pシュートと3Pシュートを成功させてこのクォーターで、3P 3本、2P 3本、計15得点を入れて反撃の起点となった。

信和建設は、B1チームに食らいつき、このクォーターで32得点を挙げる殊勲を見せる。これでビーコルはリードを14点に減らしてしまう。3Qは22-32で信和建設がクォーターで初めてリード。トータルスコアは84-70となった。

3Qで信和建設が32点を挙げて反撃。沸き立つベンチ裏の信和建設ブースター


この3Qでビーコルは32点を入れられ、思わぬ大量失点を許したが、この試合前におこなわれた女子の試合、ミツウロコ 対 新潟アルビレックスBBラビッツ戦が脳裏をよぎった。4Q残り4分で新潟が72-57で12点をリードしていたが、ミツウロコの猛反撃に合い、終わってみればミツウロコが77-74のスコアで逆転金星を収めていたからだ。

しかし、ビーコルは4Qでディフェンスの強度を上げて信和建設の得点を10点に抑えることに成功。オフェンスでは4Q開始早々のマックレアの3連続シュート、湊谷のミドルシュート、細谷の3Pシュート、高島のドライブからのレイアップで得点した。

4Qで2Pシュートを沈める#12ジャボン・マックレア。このクォーター開始早々に3連続シュートを決めた

4Q、ドライブからレイアップを沈める#2高島一貴


2分に細谷が沈めた3Pシュートで遂に100点超え。1分に田渡がレイアップ、残り30秒で小原がダンクを決めて勝利を決定付けた。4Qは28-10。トータルスコアは112-80で32点差でビーコルが快勝した。

4Q終了間際、勝利を決定付けるダンクを沈めた#81小原 翼


ビーコルは、翌日の男子4回戦に駒を進め、昨年の天皇杯で敗退を喫した千葉ジェッツとベスト8をかけて闘う。信和建設はこれで敗退となったが、#20保花広樹が3Pシュート3本を含む23得点、#3桝本純也が20得点を挙げて20点台の得点が二人。#11室垣佑真も17得点。3Qには32点を奪うなどして
B1チームを相手に計80得点を入れる健闘を見せた。

試合後に横浜と握手を交わす信和建設(株)。敗退も3Qに32点を奪うなどしてB1チーム相手に健闘した。


100点ゲームでの快勝の中で、3Qでは32失点を許した。シーズン中のディフェンス難がここでも出てしまったのは、やはりと言わざるを得ないが、この試合で先発起用された控えの選手たちが、きちんと結果を残して勝利したことは大きい。

新チームで伸び悩む橋本尚明は、3Pシュートを7本成功させてチーム最多得点となる29得点。アシストも5を記録した。1Qでは4連続で3Pシュートを沈めてチームに大きな勢いをもたらした。橋本は試合後にこう振り返っている。

「リーグ戦で、思うようにプレーが出来ずに悔しかった。この天皇杯をいい機会にして、自分をアピールしてやっていこうと思い、試合に臨んだ。結果を残せて良かったし、自分の持ち味を出せたと思う」

両チームを通じての最多得点29点を挙げた横浜ビー・コルセアーズ#7橋本尚明


恵まれた体格で和製ビッグマンとして期待される小原もなかなか結果が出ていないが、橋本に続くチーム2番手となる25得点を挙げ、リバウンドでは、両チームを通じて最多で唯一の二桁15リバウンド(OR2・DR13)を記録。ブロックショットも2本を決めた。

ガッツ溢れるプレーでチーム2番手となる25得点を挙げた#81小原 翼。持ち前のマッスルを活かしたインサイドアタックも冴えた


怪我から復帰して4試合目の湊谷安玲久司朱は、先発から27分42秒にわたってプレーして12得点を挙げて4リバウンド6アシスト。十分に闘える状態に戻ったことを証明した。

怪我から復帰後4試合目となったこの試合で12得点を挙げて4リバウンド6アシストをマークした湊谷安玲久司朱


ウィスマンHCが敢えてミスに目をつむり積極的に起用して、経験を与え続けている19歳のハンターは、自身プロ2度目の先発(ビーコル移籍後では初めての先発)で、チーム3番手の15得点。リバウンドも6本、アシストではチーム最多となる7を記録した。ハンターは試合後にこう振り返っている。

「ナオさん(橋本尚明)が、凄くシュートが入っていたので、『橋本さんがめっちゃ入ってる!』って、みんなが自信を持って打っていました(笑)。ナオさんの自信がみんなに伝染したんだと思います」

自身プロ2度目の先発起用で15得点を挙げた#10ハンター・コート


社会人チーム相手とはいえ、それぞれの選手が挙げた好スタッツは、リーグ戦再開後でのきっかけになるはずだ。ビーコルは、翌日に千葉ジェッツとベスト8を掛けて闘う。橋本とハンターはこう意気込む。

橋本:「千葉というチームは上位チームで強豪。チャレンジャーの気持ちで、しっかりと闘いたい。それプラス自分の持ち味をしっかりと出したい」

ハンター:「千葉は強い相手ですけど、今日いい感じで勝てたので、明日もいい感じで勝てるように、しっかりと準備していきたい」

ベスト8を目指す2次ラウンド千葉ジェッツ戦は15時30分TIP-OFFだ。

【取材・写真・記事/おおかめともき】

信和建設(株) vs 横浜ビー・コルセアーズ BOX SCORE 
http://zennihon2018-19.japanbasketball.jp/boxscore/?schedulekey=5170&period=18

2次ラウンド チケット概要
http://zennihon2018-19.japanbasketball.jp/ticket/

第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会
http://zennihon2018-19.japanbasketball.jp

天皇杯2次ラウンド(12月1日、2日) トーマス・ウィスマン ヘッドコーチ不在のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/team_20181130_2/

 

Written by geki_ookame