2018−19シーズンいよいよ開幕!ビーコルはアウェーで富山と2試合!


開幕でいきなりぶつかる因縁のグラウジーズ!秘密兵器マックレアを得たウィスマンビーコルが開幕スタートダッシュを狙う!

横浜ビー・コルセアーズのBリーグ3シーズン目となる2018-19シーズンがいよいよ10月6日から開幕する。開幕節はアウェー富山市総合体育館で富山グラウジーズを相手に2試合を闘う。

新生ビーコル、2018−19シーズンの闘いがいよいよ開幕する!


ウィスマンビーコルの闘いがいよいよ開幕する。2018-19シーズン最初の対戦相手は、過去2シーズンでの残留プレーオフで雌雄を決した相手、因縁深き富山グラウジーズだ。

今シーズン横浜ビー・コルセアーズは、新指揮官トーマス・ウィスマンHCのもと、エース川村卓也を軸にチームを一新。期待が大きくかかる新生ビーコルが開幕節でどんな闘いを見せるのか。注目の2試合となる。

福島とのプレシーズンゲームでシュートを決める横浜ビー・コルセアーズ#1川村卓也


今季富山からは、橋本尚明小原 翼中村太地が移籍。特別指定選手の中村は法政大学での試合で今節は出場しない見込みだが、移籍してきた選手たちにとって、開幕節でいきなりぶつかる古巣対決に胸を熱くしているだろう。

特に橋本はここまでの対外試合で、持ち味を発揮してウィスマンビーコルのキーマン的存在になっていて期待がかかる。富山でシックスマンとしてゲームの流れを変えてきたナオが海賊になった今、古巣を相手にした開幕節で、どんなバスケを見せてくれるか楽しみだ。

アーリーカップでの躍動を見せる今季、富山から移籍してきた横浜ビー・コルセアーズ#7橋本尚明 【写真提供:©B.LEAGUE】


ビーコルはこの開幕節の前日10月5日に新外国籍選手26歳のパワフォワード/センターのジャボン・マックレアの獲得を発表した。

ビーコルはここまで、アマンゼ・エゲケゼ、チャールズ・ガルシア、エドワード・モリスを獲得。モリスがビーコル加入後の9月に帰化選手になったことで、3人目の外国籍選手の枠が空いていたが、最後のピースとしてジャボン・マックレアが収まったことになる。

開幕戦前日に獲得が発表された新外国籍選手ジャボン・マックレア【写真提供:©横浜ビー・コルセアーズ】


開幕直前にビーコルの戦力は大幅に補強され、分厚いものになった。マックレアは今節から選手登録されるが、今季からの新レギュレーションでは試合にエントリー出来る外国籍選手は2名まで。ウィスマンHCが3人の外国籍選手をこの2試合でどう振り分けていくのかが注目される。マックレアがコートに立つことになれば、グラウジーズにはデータがなく有利。ビーコルにとっては開幕節での秘密兵器となる。

加えて、エドワード・モリスが帰化選手になったことが大きい。これで二人の外国籍選手に加えて、同時にモリスもコートに立てる実質オンザコート3での起用が可能になった。

横浜ビー・コルセアーズ#32エドワード・モリス。写真はプレシーズンゲーム福島戦でのもの


チャールズ・ガルシアとアマンゼ・エゲケゼは、ここまでの対外試合しで好成績を残して順調な仕上がり具合で開幕節に臨む。ガルシアは、自身初の日本でのプレーとなったアーリーカップの2試合と稚内でのプレシーズンゲーム2試合でダブルダブルを3回、稚内では2試合とも20点台のハイスコアをマークしている。

アーリーカップの2試合で共にダブルダブルをマークした#36チャールズ・ガルシア【写真提供:©B.LEAGUE】


エゲケゼは、持ち前のスピードとリーチの長い腕でリバウンドを多く奪い、川俣町でのプレシーズンゲーム、アーリーカップ、稚内での対外試合、全てで二桁得点を挙げてきている。

ガルシア、エゲケゼ共に得点力が高く、リバウンドも多く奪うことが出来る。稚内以降もさらなる調整を続けて迎える彼らが、この開幕節でどんな爆発を見せてくれるか楽しみだ。

横浜ビー・コルセアーズ#8アマンゼ・エゲケゼ。写真はプレシーズンゲーム福島戦でのもの


昨シーズンビーコルは、富山に大きく善戦したが、今シーズンは両チームともに新しいチームになっている。特にグラウジーズは新チームで戦ったアーリーカップで優勝し、この大会での2連覇を達成している。

アーリーカップでダンクを決める富山グラウジーズ#34ジョシュア・スミス【写真提供:©B.LEAGUE】


ビーコルは今季、7選手を入れ替えた。チームは大きく若返ったが、対する富山グラウジーズも、今季からヘッドコーチがドナルド・ベックHCに代わり、宇都直輝ら4選手を残して8選手を入れ替えている。

富山グラウジーズ#11宇都直輝【写真提供:©B.LEAGUE】

富山グラウジーズドナルド・ベックHC【写真提供:©B.LEAGUE】


このことをウィスマンHCは、「富山は、私たちと真逆のチーム。ビーコルと同じで選手を多く変えたが、違うのはリーグで長い間プレーしている選手を揃えたこと。シーズンの頭から何をしないといけないのか、勝つためには何をしないといけないのかを分かっている選手が多くいる」と分析して警戒。

ベテラン選手を多く擁するグラウジーズと違って、ビーコルは若い選手が多い。3人の外国籍選手は日本でのプレーが初めてとあって、経験が少ない未知数の選手が多いのも事実だが、名将のもとで日々、進化熟成が進んでいるビーコルは大きな可能性を秘めている。富山にとっては不気味な存在だろう。

富山とは、この開幕節2試合のあと、アウェーでの京都戦2試合を挟んで、今度は10月17日のホーム開幕戦で、すぐぶつかることになっている。それだけに、開幕シリーズで3試合を闘う富山戦は、開幕スタートダッシュを決めるためには重要だ。

ビーコルはここまでの対外試合で、コートの上で走りに走るトランジションバスケを展開し、そのスピードは昨シーズン以上のものになっている。

ディフェンスを重視するのが信条のウィスマンだが、「オフェンスは出来ている」と、オフェンスに関しては楽観的だ。今季のチームは、どこからでも得点することが出来るのが強み。ディフェンスが課題だが、選手たちも徐々に自信を付けてきて意識も高い。スピード感溢れる高速のトランジションバスケが、グラウジーズをどこまで苦しめるか。

横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマンHC。写真はプレシーズンゲーム福島戦でのもの


ウィスマンは「ゴール(目標)は決めていない」として、今シーズンを成長のシーズンと位置づけて闘う。今シーズンの1試合、1試合がチームの進化熟成を深めていく。まずは富山との開幕節、マックレアという秘密兵器を得た海賊たちが、今季最初のお宝を求めて、2018-19シーズンの開幕スタートダッシュを狙う。

【福島戦写真・記事/おおかめともき・アーリーカップ写真提供/©B.LEAGUE・マックレア写真提供/©横浜ビー・コルセアーズ】

 

【ホーム開幕戦】10月17日・富山戦 観戦ガイド
https://b-corsairs.com/news/game_20181017/

【横浜国際プール開幕戦】10月20日&21日・滋賀戦 観戦ガイド
https://b-corsairs.com/news/game_20181020_20181021/


Written by geki_ookame