伸びしろ無限大!法政大学との二足のわらじで闘う期待の特別指定選手!
今季より富山グラウジーズから横浜ビー・コルセアーズに移籍してきた#6中村太地に話を聞いた。
21歳で山口県出身の中村太地は、身長190cmの大型ポイントガード。現在法政大学在学中(3年生)で、Bリーグの試合を大学バスケと掛け持ちでプレーする特別指定選手だ。
福岡大学附属大濠高校卒業後、法政大学に進学してBリーグ初年度のシーホース三河に入団。昨シーズンは富山グラウジーズでプレーした。今季は大学が近い横浜のチーム、横浜ビー・コルセアーズでプレーすることになった。
「大学が東京なので、富山には往復新幹線で通いましたが、加えて遠征に行ったりする移動が大変で相当疲れました。今回ビーコルに移籍して、大学が近くなったので助かっています」
今季、富山から橋本尚明と小原 翼、そして中村と3人が揃ってビーコルへ移籍。中村はこのことを全く知らなかったという。次に横浜の印象を聞いた。
「富山もそうでしたけど、ビーコルはbjリーグの時に優勝しているチームだけあってブースターが熱狂的だと思いました」
7月29日におこなわれたチームイベント「ビーコルBBQ」では、ビーコルブースターと一緒にBBQを楽しみながら交流を深めた。
「とても楽しめたイベントでした。こういったイベントに参加すると、皆さんに応援して頂いているんだなということを改めて感じました」
ビーコルに来た決め手を聞くとこう答えてくれた。
「僕が、B代表(日本代表Bチーム)に選ばれた時にトーマス・ウィスマンHCが練習を観に来られて、声を掛けられたんです。まさかウィスマンに声を掛けられるなんて思っていなかったので、これは行くしかないなとなったんです」
富山での昨シーズンは、2試合でベンチに入り、出場した試合はわずか1試合に留まったが、U24日本代表、日本代表候補、そして第18回アジア競技大会では日本代表に選出され、これからの日本バスケを担う有望格でもある。中村は自身のアピールポイントをこう語る。
「パスもドリブルも、オールラウンドなプレーが出来ます。ドライブからクリエイトするプレーメーカーになれると思っているので、そういったプレーをぜひ皆さんに観て欲しいです」
ビーコルの雰囲気はどうだろうか?
「いい雰囲気です。和気あいあいで、やる時はやるって感じですね」
今シーズンも法政大学(現在3年生)に通いながら特別指定選手と今シーズンを闘うことになる。
「8月25日から大学のリーグ戦が始まるので10月の終わりまでは、毎週末におこなわれる大学の試合が優先になります。本格的なチームへの合流は、大学のシーズンが終わってからになりますが、水曜日におこなわれる試合には行ると思います」
新天地での意気込みを聞いた。
「しっかりとプレータイムをもらって、まず自分がどんな選手かということを皆さんに知ってもらうと同時に、チャンピオンシップに向けて勝ち星に貢献出来るように頑張ってやっていきたいです」
ビーコルブースターからどう呼ばれたいかを聞くと、即答でこう答えた。
「普通に太地で!」
ビーコルブースターへのメッセージ
「海賊の一員として、自分らしさをしっかりとアピール出来るように頑張っていきます。応援よろしくお願いします!」
初めて話を聞いた中村は実直で爽やかな好青年といった印象だった。先日おこなわれたアジア競技大会2018では日本代表として闘い、好スタッツを残しただけにチームに合流した時には代表での経験をチームに持ち帰ってくれるだろう。名将トーマス・ウィスマンが認めた有望格だけに、その伸びしろは計り知れない。ウィスマン率いる新天地ビーコルで、中村がどこまで進化するか楽しみだ。
【記事・インタビュー・写真/おおかめともき・富山時代写真提供/©B.LEAGUE】
中村太地 Twitter
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Instagram
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