待望のホーム開幕戦で今季の初勝利を掴め!
横浜文化体育館でおこなわれる横浜ビー・コルセアーズのホーム開幕節。台風19号の接近で10月12日(土)のGAME2は中止となり、11日(金)のGAME1のみの開催となった。GAME2の振替試合日程は未定。
1試合となった第2節は、東地区の秋田ノーザンハピネッツと対戦する。秋田はホームでの開幕節を大阪と対戦して1勝1敗。勝利したGAME1では81-58と23点差をつけて勝利している。今季、秋田はACから昇格した前田顕蔵がHCを務める新体制になり、選手補強でも、新たに5人の選手が加入した。昨季までビーコルでプレーした細谷将司(PG)をはじめ、古川孝敏(SG/SF)、伊藤 駿(PG)、ルーキーの今川友哲(PF・明治大学)を獲得。外国籍選手では共にPF/Cで残留組のジャスティン・キーナン、カディーム・コールビーに加えて、新加入のハビエル・カーター(C)、昨季途中から期限付移籍で福島でプレーしていたウィリアムス・ニカ(C)が帰化選手になって復帰した。開幕前の東北アーリーカップでは北海道を制して優勝。開幕節GAME1では快勝して、これらの補強がさっそく機能している。
古巣凱旋となる細谷将司は、新天地で活躍を見せている。開幕節GAME1では、3Pシュート2/5本で日本人選手最多の16得点を挙げ、GAME2では2/7本でチーム3番手となる12得点を挙げて乗っている。特に武器であるあの3Pシュートは要警戒。一度、乗せてしまうと立て続けにシュートを決めてくるだけにしっかりと抑えたい。
開幕節で秋田は3PシュートをGAME1で8/20本、GAME2で9/27本決めており、大阪が決めたGAME1での3/22本、GAME2での4/13本を上回っている。秋田の3Pシュートは、古川、細谷、保岡、キーナンが決めたが、秋田の外からのシュートを如何にして抑えるのかも、勝敗への鍵を握ってくる。
ビーコルは、前節、札幌で北海道と闘った開幕節を接戦を演じながらも悔しい連敗で終えて横浜に戻ってきた。GAME1では最大20点差からレジナルド・ベクトンのダンクで同点に追いつく粘りを見せたが、以降で北海道を逃してしまい惜敗した。
前日に続く接戦となったGAME2では3Qでルーキー秋山皓太が決めた3本の3Pシュートが流れをもたらして追い上げを開始すると、4Qでは9点のリードを奪って、勝利を手中に収めたかに思われた。しかし、土壇場残り1秒でカミングスに許したブザービーターで同点に追いつかれてしまい、オーバータイムで逆転を許すといった非常に悔しい負け方をしている。
GAME2後の会見でトーマス・ウィスマンHCは、勝負どころでのシュートとフリースローの成功が少なかったことを敗因に挙げた。これがどこまで修正出来ているか。ディフェンスでは、最後まで高いインテンシティを保った。今節もアグレッシブなディフェンスに期待したい。
ビーコルの外国籍選手は好調をみせている。開幕節では、レジナルド・ベクトンが2試合続けてベンチ登録されて、GAME1で23得点12リバウンド、GAME2で21得点22リバウンドを挙げて2試合共にチーム最多得点でのダブルダブルをマークしている。ジョルジー・ゴロマンとジェイソン・ウォッシュバーンは交互にベンチ登録されて、GAME1でゴロマンが21得点13リバウンドでダブルダブル。GAME2ではウォッシュバーンが17得点13リバウンドで、やはりダブルダブルをマークしている。外国籍選手のベンチ入り登録は2人まで、1試合のみとなった今節でウィスマンHCはどんな起用をしてくるだろうか。
ビーコル、秋田共にディフェンスに重きを置くチームだけに激闘が予想されるが、ホーム開幕戦で何としても今季最初の勝利を決めて、流れを掴みたい。
ホーム開幕節秋田戦のチケット詳細、試合情報は、以下リンクから。
横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】2019-20シーズン・ホーム開幕戦 秋田ノーザンハピネッツ戦【10月11日(12日は中止)】
https://b-corsairs.com/news/game_20191011_2019012/
【記事・写真/おおかめともき・北海道戦写真提供/©B.LEAGUE】