ビーコル、北海道との開幕初戦を惜敗。


後半で切り替えたゾーンDFが機能して肉薄するも僅かに届かず。

2019-20シーズン開幕節・GAME1(10月6日北海きたえーる)
レバンガ北海道 72-67 横浜ビー・コルセアーズ
21-14|22-15|18-22|11-16

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 10.06 [SUN] レバンガ北海道 vs 横浜ビー・コルセアーズ】
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Bリーグ・中地区の横浜ビー・コルセアーズは、2019-20シーズンの開幕節GAME1をアウェー北海きたえーるで東地区のレバンガ北海道と闘い、
5点差の67−72で2連戦の初戦を落とした。

開幕戦のスターティング5には、橋本尚明、レジナルド・ベクトン、アキ・チェンバース、ジョルジー・ゴロマン、田渡 凌が起用された。ジェイソン・ウォッシュバーンとハンター・コートはベンチ入り登録を外れた。

前半で追う展開となったビーコルは、3Q途中で20点差に離されるなどして苦戦したが、このクォーターの終盤から切り替えたゾーンディフェンスが機能して北海道を翻弄。これで、オフェンスでもリズムを取り戻したビーコルは、3Qで22得点を奪う追撃を見せる。

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4Qに入ってもトーマス・ウィスマンHCは、ゾーンディフェンスを継続させて北海道の得点を11点に抑えることに成功。残り1分ではレジナルド・ベクトンがターンオーバーからダンクを決めて遂に同点に追いつく。しかし、この直後に北海道・カミングスとトラソリーニに連続得点を許し、再びビハインドにされてしまう。1分を切った27秒にアキ・チェンバースがスティールからレイアップを決めて1ポゼッション2点差と肉薄したが、以降で得点を奪えず惜敗となった。

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レジナルド・ベクトンが23得点(12リバウンド)、ジョルジー・ゴロマンが21得点(13リバウンド)と外国籍選手が共にダブルダブルをマークして健闘。日本人選手では、8得点を挙げたアキ・チェンバースが最も多かった。

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ビーコルは、前半でトリプルチームなどを駆使して厳しく仕掛けてきた北海道ディフェンスに苦戦したことから得点が思うように伸びずなかった。また、3Pシュートも1/14本で成功率7.1%と低かったことも響いた。一方で、トーマス・ウィスマンHCが3Q終盤から敷いたゾーンディフェンスが攻守に機能したことはGAME2への収穫だ。
ビーコルは、ここまでのプレシーズンゲーム、アーリーカップでゾーンディフェンスを使っておらず、北海道はこれに虚を突かれた格好になった。これは今後の闘いで有効なオプションになるだろう。

3Qで20点差を離されても、リバウンドで奮闘し、同点に追い付いたのは今季のスローガン「BE COURAGEOUS(=ビーカレイジャス)」そのものだった。最後まで諦めず、食らいついていったあの強いメンタルこそ、今季のチームが目指すバスケだ。

翌日のGAME2で、機能したゾーンディフェンスをどう使っていくか。また、苦しんだレバンガディフェンスに対してオフェンスをどう修正していくかが鍵を握ってくる。GAME2は、翌7日同じ北海きたえーるで19時35分ティップオフでおこなわれる。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame