オフェンスが前進!5選手が二桁得点をマーク!チェンバースが古巣のコートで躍動!
B.LEAGUE EARLY CUP 2019 KANTO(9月14日船橋アリーナ)
宇都宮ブレックス 83-77 横浜ビー・コルセアーズ
19-22|21-15|26-25|17-15
【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 9.14 [SAT] 宇都宮ブレックス vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5238
横浜ビー・コルセアーズは9月14日、船橋アリーナで「B.LEAGUE EARLY CUP 2019 KANTO」の第1試合を宇都宮ブレックスと闘い77−83で本大会の初戦を落とした。ビーコルは翌日15日(日)13時開始の川崎との5位決定戦にまわることになった。
記事最後に横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマンHCの「トーマス・ウィスマンかく語りき」を掲載。
オフェンス練習が万全ではなかった1週間前のプレシーズンゲーム茨城戦とは打って変わり、オフェンスが改善された。ジェイソン・ウォッシュバーン、アキ・チェンバース、エドワード・モリス(帰化選手)、田渡 凌、橋本尚明と5選手が二桁得点をマーク。3Pシュートも橋本が3本を決め、後半ではシュートタッチが冴えてきた牧全が外角からのシュートを2本、レイアップを1本決めるなどして、チームのシュートも決まり始めた。敗戦こそしたが、この試合でジョロジー・ゴロマンとレジナルド・ベクトンが登録の関係でベンチ入りが出来なかったにもかかわらず、宇都宮と接戦を演じ、新チームは確実に前進していることを証明した。チームは、翌日におこなわれる川崎戦、21日のホームでのプレシーズンゲーム京都戦を経て、さらに今季のチームを仕上げていく。
〈トーマス・ウィスマンHC試合後会見全内容〉
「今日のパフォーマンスは、本当に素晴らしかった。我々のアイデンティティーをしっかりと証明出来るように頑張ろうとこの試合に臨んだが、40分間、フルコートでオフェンスとディフェンスをすることを、少しずつだが上手く出来たと思う」
「ブレックスは本当に素晴らしいチーム。我々は今季、新加入選手が9人入ったが、その中でも良い闘い方が出来たと思う。登録の関係でベンチに入れなかった外国籍選手が出たが、その状況の中で、最初から最後まで諦めずに闘えたのも、良い経験になったと思う」
「前半ターンオーバーが多く、セカンドチャンスでオフェンスリバウンドを取られ過ぎた場面が多くあったが、ハーフタイムで選手たちに話をして修正することが出来た。後半では我々の方が、ターンオーバーが少なくなり、オフェンスリバウンドも多く取れたことは非常に良かったと思う。ハーフタイムで話をしただけで徹底出来たのだから、このチームは良い方向に向かっていると思う。これを引き続き、続けていく」
「(アキ・チェンバースの活躍について)アキは、これまでのチームの時にはロールプレーヤーとしてポジションをもらっていた。我々のチームでは、ロールプレーヤーからもう1段階上げて、“Go to guy”、しっかりとした中心選手になれるような経験を与えたいと思っている。彼は上手くやってくれていて、嬉しく思っている。この船橋アリーナは彼の古巣のコートだ。慣れているのだろう。今日の試合では、ベンチ入り出来ない外国籍選手がいたために、アキは35分間出て、他にも30分以上出た選手が3人になった。シーズンが始まって、フルメンバーになった時には、今日のような長い時間をプレーさせることはないが、今回はこのような状況になったし、長い時間をプレーさせて、どういった状況になるかを見てみたかったところもあった。毎回何が起こるか分からない。シーズン中は無理をさせることはない。今日は良いシェイプが出来たんじゃないか?(笑)」
<田渡 凌 試合後コメント>
「前回の茨城戦で出来なかったことをこの1週間でやってきました。それを今日の試合で上手く出すことが出来たと思います。(チームの仕上がり具合は?)他の選手のポテンシャルがどれぐらいあるかもまだ分からないですし、デフェンスでもまだやっていないことがあります。新しい外国籍選手もまだ試合に出ていません。でも、これをポジティブに捉えています。新チームの手応えは感じています。みんなで闘えるところが良いです。今季のチームにはエースがいないので、選手ひとりひとりが役割を認識しています。僕の場合は、点を取ること、他の選手が点を取れるようにクリエイトすることですが、選手がそれぞれの役割を明確にして、全うしていければ良いと思っています」
トーマス・ウィスマンかく語りき。
「ここまで良いステップを踏んで来ていると思う。先週と比べて良いパフォーマンスが出来た。試合が始まる前には選手たちに『良いエナジー、良いインテンシティで最初から最後まで頑張ろう』と話していた。選手たちは、それをしっかりとやってくれて最後まで頑張ってくれた。これを引き続き、徹底出来るようにこれからも頑張っていきたい」
「私はブレックスでヘッドコーチをやっていたから、スカウティングされないようにしないといけないね(笑)」
「明日の試合でも、自分たちがどこまで成長したかをしっかりと確認していく」
【記事・取材・写真/おおかめともき】