渇望される勝利!連敗を止めて、翌週の残留プレーオフに弾みを!
横浜ビー・コルセアーズは、4月20日(金・18時05分 TIP-OFF)と21日(土・14時05分 TIP-OFF)に、アウェー「シティホールプラザアオーレ長岡」で新潟アルビレックスBBとレギュラーシーズン最終節となる2連戦を闘う。
昨年10月から始まった2018-19シーズンもいよいよレギュラーシーズンの最終節を迎える。ビーコルは、前節で中地区優勝を決めた新潟アルビレックスBBと2連戦をおこなう。
新潟はこれがBリーグになってから初めての地区優勝。今季、中地区争いで圧倒的な強さをみせつけて、ここまで43勝15敗で貯金28。2位川崎に「5」ゲーム差をつけての優勝だった。
昨季の新潟は28勝32敗で中地区3位。チャンピオンシップ出場もならなかったが、今季は柏木真介、上江田勇樹らの加入で大きな躍進を遂げたといえる。
チームを代表する選手は、やはりポイントガードの五十嵐 圭とセンターのダバンテ・ガードナーだろう。
重戦車ガードナーにはこれまで幾度となくやられてきたが、今季もその得点力の高さが際立っている。リーグでの平均得点27.8点(総得点数1612本)は、2位デイヴィッド・サイモン(京都)の24.1点(総得点数1376本)を大きく引き離すダントツトップの成績だ。
新潟にはシーズン途中までビーコルでプレーしたアマンゼ・エゲケゼがいる。エゲケゼは、今季ビーコルでシーズン開幕を迎えて11月に退団。以降、琉球を経て2月に新潟に加入した。前節、チームが中地区優勝を決めた翌日の川崎戦GAME2で先発し、新潟に来て初めて出場を果たしたエゲケゼは、3Pシュート7/11本を含む34得点を挙げている。今節では古巣ビーコルと対戦するだけに、前節に続いて先発起用される可能性もあるだろう。ビーコルとかつての僚友エゲケゼとの対戦は今節での大きな見どころのひとつだ。
ビーコルは現在14勝44敗で11連敗中、前節富山2連戦での連敗でB1残留プレーオフ出場が決定した。今節の翌週4月26日(金)と27日(土)にはホーム「トッケイセキュリティ平塚総合体育館」でおこなわれるレバンガ北海道との1回戦を控えている。新潟もチャンピオンシップを控えており、両チーム共に今節の闘い方は難しいものになるだろう。
ウィスマンHCも残留プレーオフを見据えた選手起用をしてくるはず。戦術面でも北海道を想定した策が試されるかもしれない。
ビーコルは、アーサー・スティーブンソンが絶好調。前節富山2連戦では2試合共に20点台をマークして、ダブルダブルは現在8試合連続中だ。持ち前のリバウンド力は依然発揮し続けており、平均リバウンド数は13.3本。B1リーグ全試合の85%出場を満たしていないものの、ここまでの34試合出場でリーグトップになっている。
ブランドン・コストナーは徐々に本来のパフォーマンスを取り戻しつつある。ここまで4試合連続で二桁得点。1月に見せた爆発的な得点力は見られなくなったが、安定したスコアメイクは頼もしい。あとは、ここ最近で目立つ疲労を残留プレーオフまでにどこまで戻すことが出来るかだ。
エース川村卓也も調子を上げてきている。アシストでも奮闘を見せながら得点を入れているのがここ数戦での傾向だが、富山戦GAME2では18得点を挙げている。
そして、シーズン終盤で存在感を大きくさせてきた橋本尚明は、チームのキーマンになりつつある。今節で現在の好調をさらに伸ばして、残留プレーオフに臨みたい。
勝利が渇望される中でおこなわれる今節は、残留プレーオフを見据えての2試合となる。中地区王者の新潟から勝利を挙げて連敗をストップ。良い形でB1残留プレーオフ1回戦に弾みをつけたい。
【記事・写真/おおかめともき・一部写真提供/©B.LEAGUE】