ビーコル小原 翼が都筑区の川和中を訪問して2度目のハマ弁試食会!


実際に食べると美味しいハマ弁。その美味しさの工夫とは?

横浜ビー・コルセアーズの小原 翼がビーコルのホームタウン都筑区にある横浜市立川和中学校を訪れてハマ弁の試食会に参加した。小原のハマ弁試食会参加はこれで2度目。前回にお届けした横浜市立上飯田中学校での試食会レポートではハマ弁の全体像について紹介したが、今回はその美味しさについてレポートする。

試食会がおこなわれたビーコルのホームタウン都筑区にある横浜市立川和中学校。横浜出身の小原はこれが2度目のハマ弁試食会になった。


ビーコルは、地元横浜市の食育教育への協力に力を入れている。前回と今回のハマ弁試食会参加もその一環だった。
川和中でおこなわれた試食会では、バスケットボール部に所属する1年生男女生徒10名が参加。小原を囲んでおこなわれた試食会では、生徒たちから小原にバスケットボールやプライベートのこと、子供時代のこと、食事のことなど様々な質問が出たが、小原はひとつひとつ丁寧に答えていた。ビーコルの試合を観戦したことのあるビーコルファンの生徒も多くいて、非常に楽しいひと時となった。生徒たちに感想を聞くと「想像していたよりも、美味しかった」「意外とボリュームがあった」「いろんな味があって、飽きなかった」「栄養バランスが考えられていて良かった」「当日注文が出来るようになったので、お弁当を忘れた時に頼んでみようと思う」「美味しかったので、また頼んでみたい」と好評だった。学生時代にバスケットボールをやっていた家庭科の安川早苗先生は「ハマ弁は何度か食べたことがあります。生徒が昼食を自宅から持ってこれない時に良い選択肢だと思っているのですが、まだあまり利用されていない状況です。美味しさに加えて、家庭科の教師としては、薄味傾向で、健康と栄養バランスがしっかりと考えられているところが良いですし、利便性も前よりも良くなってきているので、もっと気軽に注文されていけば良いなと思っています」

また、安川先生は普段から生徒たちと接しているだけに、小原と接した時の生徒たちの緊張が分かったそうだ。「小原選手に会うまでは、みんな結構ワイワイ言っていたんですけど、実際に本物の小原選手と同じテーブルに付いたら、顔が緊張していていました。本当はもっと質問を考えていたと思うんですけど、言葉が出なかった生徒もいたようです。でも、小原選手がやさしく接してくださったので、生徒たちは凄く良い経験が出来たと思いますし、プロ選手からの貴重な言葉をいただいて夢を持った生徒もいると思います」と話してくれた。

家庭科の安川早苗先生。学生時代にはバスケットボールもやっていた。


田原 裕校長は「今回は子供たちにとって良い機会になったと思います。ハマ弁は私自身も毎日食べておりまして、美味しいと感じています。これからどんどん普及していけば良いと思っています」と話す。

横浜市立川和中学校 田原 裕校長


この日のメニューは、横浜の馬車道駅近くにある洋食店「横浜ブギ」とのコラボメニューだった。横浜ブギナポリタンを中心に、ご飯ではなくパンが用意された。量もボリュームがあり、味も満足出来るものになっていた。

この日のメニューは馬車道駅近くにある洋食店「横浜ブギ」とコラボしたメニューで、横浜ブギナポリタンが提供された。


ハマ弁を担当する横浜市教育委員会事務局健康教育課担当課長の片山哲夫さんは、美味しくするための工夫をこのように話す。「ハマ弁の味を美味しくするために、多くの生徒さんからの声を集めています。健康面を気にしないといけませんので味はやや薄くはなりますが、栄養バランスを守りながら、出来るだけその意見に沿うようにしています。生徒たちをひきつける味を追求しています」

ハマ弁は、ご飯と汁ものは温かい状態で提供される一方で、おかずは温められていない。「これは食中毒防止の観点からそのようにしています。ご飯と汁ものはそれぞれ単品ですので温かい状態で提供出来るのですが、おかずは温かいものと冷たいものが混在してしまいますので食中毒への対応をしなくてはなりません。そのために、おかずは冷やして提供する形を取っております」(片山さん)。それでも、美味しくする工夫は惜しまない。例えば、人気メニューのひとつカレーライスは、カレーを汁ものとして提供して、ご飯と一緒に温かい状態で食べれるようにしている。

ハマ弁は、直近の喫食率が5.6%と決して高くはない。市は令和2年度末までに喫食率を20%にまで押し上げることを目標にしている。「ハマ弁を、もう少し普及していきたいと思っています。そのためにも、安心して食べて頂ける環境を整えていくことを大切にして、生徒たちが好むメニューを取り入れながらも、栄養バランスが整うようにしています。まだハマ弁を食べていない皆さんに、ぜひ一度食べていただいて、その美味しさを知って頂けたらと思います。ハマ弁は美味しさに加えて、成長期に必要な栄養要素が整っています。値段も工夫をして抑えておりますので、毎日ではなくても、週に1回ぐらいからスタートされてみてはいかがでしょうか」(片山さん)

ハマ弁を担当する横浜市教育委員会事務局健康教育課担当課長の片山哲夫さん


横浜市の中学校昼食の選択肢のひとつになったこの画期的なハマ弁は、美味しく、利便性も良いなど魅力が多いだけに、この味の美味しさが広く認知されていけば、喫食率20%の目標も達成されていくだろう。横浜市が取り組むハマ弁のこれからに期待したい。

【取材・記事・写真/おおかめともき】

・ハマ弁注文サイト 
https://www.hamaben.jp

 


Written by geki_ookame