琉球から大金星を挙げたビーコルがホームで名古屋Dに挑む2連戦!


琉球を倒した勢いで名古屋Dからも初勝利を!満田丈太郎が古巣凱旋。川村卓也はB1個人通算得点2000得点達成がかかる。

横浜ビー・コルセアーズは、1月5日(土・18時05分 TIP-OFF)と6日(日・14時05分 TIP-OFF)に、ホーム横浜国際プールに名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えて第18節の2連戦を闘う。

前節アウェー琉球2連戦を1勝1敗としたビーコルは、現在7勝22敗で中地区6位とワイルドカード11位は変わらず。残留プレーオフ回避のデッドライン8位三遠(10勝19敗で中地区5位)とのゲーム差を「3」で追っている。

対する名古屋は西地区争いで2位。12月を3勝7敗と負け越し、首位琉球とのゲーム差が「5」に開いてしまっている。

西地区首位の琉球からジャイアントキリングを決めた横浜ビー・コルセアーズ。大金星を挙げてから初めてのホームゲームで、今度は西地区2位の名古屋Dから勝利を挙げることが出来るか。


年の瀬に沖縄でおこなわた琉球2連戦では、GAME1で1Qにわずか2点しか入れられず、41点の大差をつけられて敗れたが、一夜明けた大晦日のGAME2でトーマス・ウィスマンHCが「プライドを取り戻そう」とチームに大号令。これで奮起した選手たちは一転して琉球を苦戦させ、bjリーグも含めてこれまで勝利がなかった琉球から見事なジャイアントキリングを決めてみせた。

【写真提供:©B.LEAGUE】


この時のビーコルは、1Qからエース川村卓也が得点をかさねた怒涛のオフェンスで琉球に噛み付いてリードを奪うと、一進一退の攻防となった2Qと3Q序盤では我慢のバスケでしのいだ。逆転に成功した3Qでは琉球の得点をわずか8点に抑えることに成功。勝負どころの4Qでは細谷将司と田渡 凌がここぞで3Pシュートなどでリードを維持。終盤で琉球の激しい追撃と執拗なファウルゲームを受けたが、最後まで集中を切らさず3点差を守り逃げ切った。

この勝利はチームに大きな自信と勇気を与え、新年最初のホームゲームに挑む選手たちの意気も上がっている。

前回琉球戦GAME2でチーム最多となる23得点を挙げたエース川村卓也。今節では自身の2000得点達成もかかる。【写真提供:©B.LEAGUE】


今節の見どころのひとつは昨シーズンまでビーコルで闘い、今シーズンから名古屋Dに移籍した満田丈太郎が横浜国際プールに凱旋することだ。

満田はここまでのシーズンで二桁得点が1回しかないが、勝手知ったる相手にどんな闘いを見せるか。満田は恩返しとばかりに挑んでくるだろうが、古巣の先輩たちも後輩に負けるわけにはいかない。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ#3満田丈太郎。昨シーズンまでビーコルでプレーした【写真提供:©B.LEAGUE】


名古屋Dは、1月4日にジャスティン・バーレルの右膝半月板損傷によるインジュアリーリスト登録を発表。主力を欠いたが、あと二人いる外国籍選手では3Pシュートを打てるマーキース・カミングスとクレイグ・ブラッキンズの二人の得点が高い。チーム全体を見ても3Pシュートを打てる選手が多く、また日本代表選手でブロックショットが手強い張本天傑も擁しているだけに難敵であることに変わりはない。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ#2マーキース・カミングス【写真提供:©B.LEAGUE】

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ#34クレイグ・ブラッキンズ【写真提供:©B.LEAGUE】


今シーズン名古屋Dとの対戦は今回の2試合のみだが、ビーコルはここまで名古屋Dに勝てていない。昨シーズンは6試合を闘って全敗。それも多くはあと一歩の惜敗で破れたものだった。

特に1月28日のホームでのGAME2では最大24点リードを奪いながら逆転負けを喫した悔敗だったが、指揮官が名将トーマス・ウィスマンに代わり、琉球を倒した直後で意気上がるビーコルがどんな闘いを見せてくれるか期待したい。

今節では12月26日に獲得したばかりの6人目の外国籍選手ブランドン・コストナーがホームデビュー戦となる可能性が高い。ここまで出場した3試合は全てアウェー戦だったが、デビュー戦となった新潟戦でいきなり24得点を挙げたものの琉球戦GAME1ではわずか1得点と失速。翌日のGAMEではチーム2番手となる20得点と17リバウンドで来日して初めてのダブルダブルをマークした。来日してまだ間もないだけに、シュートタッチに苦しむ場面も散見されたが、今節ではどうか。

横浜ビー・コルセアーズの新戦力ブランドン・コストナー。今節で出場となればホームデビュー戦となる【写真提供:©B.LEAGUE】


コストナーの加入でアーサー・スティーブンソン、プリンス・イベと外国籍選手は再び3人体制となりローテーションを組めることになったが、ベンチ入り登録出来るのは2選手のみでコストナーの獲得以降、イベは直近3試合でベンチ入り登録から外れている。

3選手は、それぞれ持ち味がはっきりしているために、その選択は悩ましい。3Pシューターでフリースローを高確率で決めることが出来るコストナー、インサイドアタックが持ち味のスティーブンソン、そしてディフェンシブなイベ。ウィスマンHCが今節でどんな起用法をしてくるか注目したい。

横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマンHC。


今節では、川村卓也のB1個人通算2000得点の達成がかかる。現在1,981得点で記録達成まであと「19」。直近の琉球戦GAME2で川村はチーム最多の23得点を挙げて、チームのジャイアントキリングに大きく貢献したが、今節のGAME1でいきなり記録を達成させることになれば、チームの初戦勝利の可能性もグッと上がる。

完全アウェーだった沖縄で西地区首位の琉球からジャイアントキリングを挙げたビーコルが、2019年最初のホームゲームでやはり西地区で今度は2位の名古屋Dに挑む2連戦。琉球を倒した海賊たちは、名古屋Dからも初勝利を挙げることが出来るか。川村の2000得点達成と合わせて、2019年最初のホームゲームは見どころが多い2連戦になる。

【写真・記事/おおかめともき・琉球戦、名古屋D写真提供/©B.LEAGUE】


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Written by geki_ookame