ビーコル、1Qまさかの2点止まり。琉球との初戦を大敗。

得点に苦しむ中で、橋本尚明が一人気を吐いて3Pシュート5本15得点。エース川村無得点、スティーブンソンとコストナーは停滞して振るわず。

2018-19シーズン第17節・GAME1(12月30日 沖縄市体育館)
琉球ゴールデンキングス 83-42 横浜ビー・コルセアーズ
19-2|30-10|20-13|14-17

横浜ビー・コルセアーズは、12月30日アウェー沖縄市体育館で西地区首位の琉球ゴールデンキングスと2連戦GAME1を闘い42-83、41点差をつけられた大差で敗れ、初戦を落とした。

ビーコルはこれで4連敗。中地区6位は変わらず、ワイルドカード11位もそのままだが、残留プレーオフ回避のデッドライン8位三遠(中地区5位)との差は3.5ゲーム差に広がった。

西地区争いでは2位名古屋が栃木に連敗。首位琉球がさらに差をつけて5.5ゲーム差とした。

【写真提供:©B.LEAGUE】


場所を沖縄に移したウィスマン、佐々両HCの師弟対決第2弾の初戦、出だしから両チーム共に3Pシュートの打ち合いとなり、開始6分まで双方無得点と非常に重たい立ち上がりとなったが、ビーコルが1Qに入れた得点はわずか2点のみ。これはまさかまさかだった。

琉球は主軸を欠いた。アイラ・ブラウンがビーコルとの前回2連戦後に左ひざ軟骨を損傷して離脱。須田は前々節渋谷戦GAME1で負った左鎖骨へのひびと左第一肋骨でベンチ入り登録も出場出来ず、この試合前には前節大阪戦で右膝を負傷していたジョシュ・スコットの手術が発表された。また3Qでは寒竹が足を痛めて退場してしまい、まさに手負いの状態だったが、琉球はチーム一丸となった総力戦でぶつかってきた。

新戦力ブランドン・コストナーを獲得したばかりのビーコルにもつけ入る隙きはあったはずだ。強固なディフェンスを仕掛けてくる琉球に対してビーコルは、1Qの立ち上がりから3Pシュート狙いのオフェンスを展開したが、シュートを決め切れることが出来ず、もどかしい時間が続いた。

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6分に琉球・田代が決めた3点バスケットカウントでようやく最初の得点が入るが、ビーコルは開始から7分経ってスティーブンソンのダンクでようやく得点。しかし、この2点がこのクォーターでの唯一の得点となってしまう。

琉球はスコットの離脱から3Pシュート中心のオフェンスとなったが、徐々にシュートが決まり始め、ビーコルは終盤にかけて0-21のランを喫してしまう。そのため1Qは2-19という信じがたいスコアとなり、出だしのクォーターから大量17点のビハインドを背負ってしまった。

2Qの得点も10得点と伸びず、前半を終えて入れた得点はわずか12点止まり。さらにはシュートタッチを完全に取り戻した琉球にマンツーマンディフェンスが破られて計30点を失い、前半終了時点で37点差をつけられたワンサイドゲームになってしまう。

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後半に入ってもスコアは伸びず3Qで13得点。ディフェンスでは3Q途中でゾーンに変更したが20点を失った。最終クォーターでビーコルは、橋本尚明の3Pシュート3本などで計17得点を入れて、この試合で初めてクォーターでリードしたが、1Qでの2得点、前半で12得点のロースコアが最後まで大きく響き、41点差をつけられての大敗となった。

この試合で、琉球がB1チーム最多得点差41を記録。またB1チーム最少失点数42も記録した。一方でビーコルが入れた42得点は今季の最低得点。フィールドゴールは13/53で、シュート成功率は24.5%だった。

前節新潟戦で、来日からわずか数日だったにもかかわらず両チーム最多24得点を挙げたブランドン・コストナーと、来日2戦目から7試合連続で二桁得点を挙げていたアーサー・スティーブンソンが揃って不発。コストナーは3Pシュートのシュートタッチに最後まで苦しみフリースロー1本のわずか1得点(9リバウンド、5アシスト)のみ。スティーブンソンは、チーム2番手の8得点(9リバウンド、3アシスト)を挙げたものの連続二桁得点はストップ。執拗なダブルチームを仕掛けてくる琉球ディフェンスに持ち前のインサイドアタックを封じ込められてしまった。

前々節A東京戦GAME1で左足首を痛め、この試合が復帰2戦目となっていた川村卓也は、先発起用されたが、シュート試投もわずか2本のみの無得点に終わった。アシストに終始したが、エースの無得点は痛かった。

田渡 凌が6得点を挙げたが、細谷将司が3Pシュート0/5でわずか3得点と精彩を欠いたのも響いた。

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チームの得点が停滞した中で一人気を吐いたのが、きっかけを求めていた橋本尚明だった。首位琉球相手に5本の3Pシュートを決め、チーム最多で唯一の二桁得点15点をマーク。このことは敗戦の中で得た唯一の収穫だった。

橋本は、社会人を相手にした天皇杯信和建設戦でチーム最多29得点を挙げていたが、今回はリーグ戦、それも首位琉球から挙げたハイスコアだけに、橋本にとっては大きな自信ときっかけになるはずだ。

試合後のコートで苦しい闘いだったと涙ぐんだ琉球の佐々HC。主軸を失った琉球はなりふり構わない総力戦でビーコルに挑んできた。もちろん、ビーコルも試合前から強い気持ちを見せていたが相手のほうが上回った。ショックの大きい試合内容よりも、このことが悔やまれる。

初戦は、琉球に自分たちのバスケをさせてもらえなかった。翌日のGAME2で気持ちを奮い立たせ、今年最後の一戦に挑む。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】

 

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY】12.30 [SUN] 琉球ゴールデンキングス vs 横浜ビー・コルセアーズ
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=3245

 

Written by geki_ookame