11月5日 横浜ビー・コルセアーズ vs 三遠ネオフェニックス GAME2(横浜国際プール)

躍動の満田丈太郎!4Q怒濤の反撃の起点となる

横浜ビー・コルセアーズ 70 – 76 三遠ネオフェニックス(11月5日 横浜国際プール)

GAME2での活躍が光った#8満田丈太郎。この試合ではヒゲを生やして臨んでいた。

 

悔しい敗戦だ。GAME1を取ったサンロッカーズ渋谷戦に続いて連勝はならなかった。しかし、GAME1での勝利はチームをまたひとつ前進させた。

1Q、8分56秒でジェフリー・パーマーが2Pシュートを沈め、両チーム通じての初得点を挙げる。しかしビーコルはここから4分9秒に細谷将司がフリースローを決めるまで得点が止まってしまう。この間、前日のリベンジをと挑んできたネオフェニックスに畳み掛けられ、15得点を許してしまう。

古田HCは流れを変えるべく若き海賊#8満田丈太郎を投入。満田は細谷がフリースロー2本を決めたあとでアウトサイドからの2Pシュートを沈め、さらには1分22秒インサイドからの2Pシュートも決め、古田HCの起用に応えた。満田投入の策は停滞していたオフェンスに流れをもたらした。ここから佐藤託矢、ジェフリー・パーマーが得点、終了間際5秒で蒲谷正之がインサイドから2Pシュートを沈めて1Qを15-20、差を5点にまで詰めた。

1Q 3分36秒で2Pシュートを沈める#8満田丈太郎

 

オンザコートはGAME1と同じ2-1-1-2。ハシーム・サビート・マンカ、ジェフリー・パーマー、そして田渡 凌でスタートダッシュを決めたかったが、田渡、サビートが共に得点0、パーマーが3点のみで、前日同様に1Qでの得点が伸びなかったのは痛かった。さらにはサビートが1Qでファウルを3つ取られてしまい、これが以降の展開で大きな影響を及ぼしてしまう。

果敢なディフェンスを仕掛ける#34ハシーム・サビート・マンカ。しかし1Qでファウルを3つ取られてしまう

 

2Q、パーマーの2Pと3Pなどで得点を重ねて1Qの流れを維持。ここで佐藤託矢に代わってコートに立ったベテラン竹田 謙が躍動。5分1秒と4分31秒に連続のアウトサイドからの2Pシュートを沈めた。竹田はGAME1に続けて光る活躍で存在感を示した。

2Qで2本の2Pシュートを決めた#25竹田 謙

 

これに続いて高島一貴が3分45分に2Pシュート、2分50秒で川村卓也が3Pシュートを沈めて同点。直後にネオフェニックス#15鈴木にアウトサイドから2Pシュートを決められたが、2分15秒でまた川村が3Pを決めて逆転。しかし、ここから得点が止まり、ネオフェニックス#8太田にバスケットカウントの3点、さらには残り2秒で鈴木に2Pシュートを決められてしまう。2Qは20-19とリード。トータルでは4点差、ビハインドをひとつ詰めた。

2Q 3分45秒、アウトサイドから2Pシュートを沈める#2高島一貴

 

反撃を図る後半の3Q早々、勢いに乗った竹田とパーマーがインサイドから2Pシュートを沈めて流れを掴む。しかし、以降のシュートがことごとく外れてしまい得点が伸びない。一方でディフェンスが突破され、ネオフェニックスにアウトサイドを中心にして得点を重ねられ、この3Qは28点も失う魔のクォーターになってしまった。今やディフェンスの要にもなっているサビートをファウルトラブルのために投入出来なかったのはもどかしかった。

3Q、ベンチ横でもどかしさを浮かべていたハシーム・サビート・マンカ

 

オフェンスが14得点と伸びなかったが、そのなかで終了間際に田渡が体を張って奪ったバスケットカウントは素晴らしいファイトだった。

3Q1分14秒、前日に足を痛めていたにもかかわらず体を張った懸命な2Pシュートでバスケットカウントをもぎ取った田渡 凌

 

18点のビハインドになってしまったオンザコート2の4Q。ファウルトラブルのサビートをようやく投入するとディフェンスが機能しはじめ、ネオフェニックスを一桁9点に抑え込む。そして、この最終クォーターで満田丈太郎が大爆発した。

4Q 7分34秒、レイアップシュートを決める#8満田丈太郎

8分14秒にアウトサイドから、7分34秒にインサイド、4分59秒でアウトサイド、3分52秒でインサイド、さらには2分37秒でアウトサイド、このクォーターで5本もの2Pシュートを沈めて10得点を奪ってみせ、怒濤の追撃の柱となった。

4Q 2分37秒 アウトサイドから2Pシュートを決める満田丈太郎

 

そして、2Qと3Qで出場出来ず、ベンチ横でもどかしさを浮かべていたサビートが、8得点、リバウンド6、2つのブロックショットと活躍。それだけに2Qと3Qの不在が悔やまれる。このクォーターでファウルはなかった。

4Q残り53秒、ハシーム・サビート・マンカがファウルトラブルのフラストレーションを晴らすかのように力強い2Pシュートを沈める

 

残り55秒でパーマーがファウルアウト。53秒でサビートがインサイドから2Pシュート、終了間際1秒で細谷将司がレイアップで2Pシュートを沈めるが、3Qでの大量失点が響き、あと6点及ばなかった。

残り1秒細谷将司がレイアップで2Pシュートを沈めた直後、試合終了のブザーが無情に鳴り響いた

 

古田悟HCは試合後に、この敗戦をこう総括した。

「昨日と同じで入りが悪かったです。挽回は前半部分で出来たんですけど、後半の部分でゾーン(ディフェンス)に変えた時に簡単に3Pを打たれてしまって、そこからリズムが狂ってしまいました。点数が伸びない状況と、相手のオフェンスが巧く機能してしまった。ファウルトラブルでハシームが使えなくなってしまって、インサイドが弱くなってしまいました」

「途中、もうちょっと早めに、仕掛けていいところが、自分の中でもあったのかなと思います。最後はプレッシャーを掛けて自分たちの流れになりましたけど、変えづらい状況のなかでも選手たちは頑張ってくれました。2日間連続で勝つ難しさというのは分かっていたつもりでしたが、相手のほうがタフだったのかなと思っています」

試合後、総括する古田 悟HC

 

この敗戦で、特に光ったのが満田丈太郎だ。トータルで14得点。4Qでは10得点を挙げて、怒濤の反撃の起点になった。

この活躍でJA横浜賞に選ばれた満田はビーコルブースターに向けてこう語っている。

「連勝は、なかなか難しいと思いますが、これからチームはもっともっと良くなっていくと思います。(自身の活躍には)まだまだムラが多いので、ベースからしっかりやって、走って、若い力をみせれるようにしていきたいです。頑張ります!」

15得点を挙げた10月9日のアウェーレバンガ北海道GAME2に続く活躍は希望であり、今後、古田HCが満田をどのように使っていくか、注目して行きたい。

この試合で14得点と爆発した若き海賊#8満田丈太郎

 

前日の会見で悔しさと怒りをむき出しにしたネオフェニックス藤田弘輝HCには、リベンジを果たされた格好だ。激情溢れる敵将は試合後にこう語っている。

「昨日は自分たちのバスケットを全くさせてもらえなかったので、凄く悔しい試合だったんですけど、今日は自分たちのバスケットが出来た時間帯が昨日より多かったので、その差で勝てたと思います」

三遠ネオフェニックス藤田弘輝HC

 

ビーコルはこれで3勝10敗となった。サンロッカーズ渋谷戦に続いて連勝の難しさを痛感することになった今節。しかし2位三遠ネオフェニックスを相手にしたGAME1で勝利し、この一勝から得た手応えは大きい。次節は、再びホーム横浜国際プールで、B1残留プレーオフ2回戦で敗れた富山グラウジーズと闘う。グラウジーズは現在5勝8敗で4位、ビーコルとは2ゲーム差だ。古田HCは今節で得た手応えをさらに高め、海賊たちは次節の闘いにぶつかっていく。最後に古田HCの言葉だ。

「チーム的に徐々に良くなっていると思います。来週もまたこの同じ舞台で、同じような成績のチームと闘います。(ゲーム差が)僅差のところまで来ているので、2連勝すれば抜くチャンスも十分ありますし、試合後のミーティングでも、選手の中からも、絶対2連勝するっていう気持ちが現れていたので、それに応えられるように練習をしていきます」

これからビーコルは好転する要素も出てくる。次節を楽しみにして待とう。

【写真・記事/おおかめともき】

 

Written by geki_ookame