横浜と西宮が雌雄を決する運命のB1残留プレーオフ1回戦が始まる!


横浜のプライドを持って、選手たちと共に闘い必ずB1に生き残ろう!Blow the Man Down!生き残るのは俺たちだ!

いよいよB1残留の命運を賭ける「B1 残留プレーオフ 1回戦 2017-18」の時がきた。中地区6位(全体順位16位)の横浜ビー・コルセアーズと西地区5位(全体順位17位)の西宮ストークスがB1生き残りを賭けて激突する。

両者が雌雄を決する1回戦は、横浜のホーム横浜文化体育館で5月11日(金・19時5分 TIP-OFF)と、5月12日(日・15時05分 TIP-OFF)におこなわれる。

横浜ビー・コルセアーズ

西宮ストークス

 

試合は2戦先勝方式でおこなわれ、第2戦の終了時点で1勝1敗で並んだ場合、特別ルールによる10分間(前後半各5分)の第3戦を5月12日の試合後に実施する。

これでも決着が付かない場合は、1回5分の延長戦を勝敗が決するまでおこなうことになっている。

またB2の地区1位3チームとワイルドカード1チームが闘う「B2 PLAYOFFS 2017-18」が12日と13日に行われるが、ここでのFE名古屋と福岡の勝敗が横浜の残留に大きく影響を与えてくる。

FE名古屋は、来季のB1ライセンスが発行されておらず、仮にFE名古屋が勝ち進んだ場合でもFE名古屋のB1昇格はない。

そのためFE名古屋が勝った場合、ビーコルが残留プレーオフ1回戦を勝てば、2回戦で闘うことなくその時点でB1残留が決定する。

またFE名古屋が負けた場合で、ビーコルが1回戦を勝った場合には、5月19日(土)片柳アリーナでおこなわれるB1残留プレーオフ2回戦進出となり富山と島根の勝者と対戦する。

FE名古屋が負け、ビーコルが勝った場合はB1残留プレーオフ2回戦に。FE名古屋が負け、ビーコルが負けた場合はその時点でB2降格となる。

対戦するストークスとビーコルは、4月7日と8日にビーコルのホームトッケイセキュリティ平塚総合体育館で2試合を闘い、横浜が連勝している。

GAME1が、88対50でビーコルが大差を付けて勝利。GAME2では接戦の末にビーコルが89-80で勝利。西宮はこの敗戦でB1残留プレーオフに回ることが決まった。

ビーコルにとってのこの2試合は、細谷将司、田渡 凌、竹田 謙の3選手がインフルエンザのために欠場。特に細谷、田渡、二人の主力ポイントガードを失うという非常事態だった。

島根戦での#0細谷将司

島根戦での#25竹田 謙

 

しかし、残された唯一のポイントガードでベテランの山田謙治と、ポイントガードも出来るベテラン蒲谷正之と、エース川村卓也がその穴をしっかりと埋め、またチームも強くひとつに結束して連勝を挙げた。

この連勝で、存在感を示したのが、控えに回りプレータイムをなかなかもらえなかった山田と蒲谷のここぞでの活躍だった。

山田はGAME1で、ポイントガードとして久々のスターティング5としてコートに立ち、前半で3本の3P、2本の2Pをシュート成功率100%で沈めて11得点を挙げ、チームに勢いをもたらした。

前回の西宮戦で奮戦する#13山田謙治

また蒲谷は試合途中から久々にコートに立ち、徐々にペースを掴んだ4Qで7得点を挙げ、翌日のGAME2ではシュート成功率100%で15得点を挙げた。今回の決戦で、前回の西宮戦連勝に大きく貢献したこのベテラン二人をどう起用していくかが注目される。

前回西宮戦で奮闘しシュート成功率100%で15得点を挙げた#3蒲谷正之

 

平塚でのビーコルとストークスのチーム上位のスコアでは、GAME1のビーコルがハシーム・サビート・マンカとジェフリー・パーマーが共に14得点を挙げ、川村卓也、満田丈太郎、山田謙治が11得点を挙げて5選手が二桁得点。

前回西宮戦でダンクを沈める#34ハシーム・サビート・マンカ

 

ストークスはハーバート・ヒルが17得点。道原 紀晃と谷口 淳が9得点で二桁得点は1人だった。

前回横浜戦での#5ハーバート・ヒル(写真中央)。左は#55キャメロン・リドリー

 

GAME2では、ビーコルの川村が2本の3Pを含む両チーム最多となる22得点。ウィリアム・マクドナルド19得点、蒲谷正之15得点、ジェフリー・パーマー14得点、満田丈太郎が8得点。

前回西宮戦GAME2で2本の3Pを含む両チーム最多22得点を挙げた#1川村卓也

 

ストークスは、岡田 優が19得点、道原紀晃18得点、ハーバート・ヒル15得点、セオン・エディ9得点、キャメロン・リドリーが8得点を挙げていた。

特にGAME2で19得点を挙げた岡田 優は、今回の決戦で鍵を握っている。岡田は今季途中で、富山から期間限定でストークスに移籍してプレーを続けているが、昨季の残留プレーオフ2回戦での富山戦で25得点(3P3本)を入れられている。

ストークスの高橋哲也HCが前回の西宮戦GAME2後に「岡田選手は、プレータイムが制限されていますが、彼がチームを救う力を持っているのは確か。彼の力が必ず必要になる」と言っていただけに、今回の決戦で岡田はストークスのキーマンとなり、ビーコルにとっては要注意選手。

前回横浜戦で#3蒲谷正之とマッチアップを繰り広げる#30岡田 優

 

さらには、ここ5試合で20点台のハイスコアを続け、復調してきた#2ドゥレイロン・バーンズ、#5ハーバート・ヒルらの外国籍選手の得点も防いでいかねばならない。

ストークスは、ゾーンディフェンスを駆使することで知られる。GAME1でビーコルは、前半で55得点したものの、後半で仕掛けられたゾーンディフェンスに苦しみ33得点と、前半に比べてスコアが伸びなかった。

GAME2でストークスは、ゾーンディフェンスを多用してくるかと思われたが、ストークスは残留プレーオフで当たる可能性からゾーンディフェンスを敢えて温存していたという(ビーコル名誉広報あんどうたかお氏の情報による)。

高橋HCは、ゾーンディフェンスの研究家で知られているだけに、この時に使わなかったゾーンのパターンを隠し持っていることも予想される。

西宮ストークス高橋哲也HC

 

ビーコルは、4月27日のホーム名古屋D戦から右足首捻挫で選手登録を外れていたジェフリー・パーマーが、今回の残留プレーオフ1回戦で、満を持して復帰することが予想され、前回の西宮戦で欠場した、細谷、田渡、竹田の3選手も出場出来る。

パーマーが復帰すれば、選手13人となり、ベンチ入り選手枠12人で、取捨選択をしなければならない。

前回西宮戦での#4ジェフリー・パーマー

 

インサイドの職人ウィリアム・マクドナルドもここ4試合で軽快な動きをみせて21得点、13得点,20得点、9得点と好調だ。

前回西宮戦でインサイドから2Pシュートを沈める#45ウィリアム・マクドナルド

 

前回の西宮戦で出れなかった田渡 凌は、名古屋D戦GAME1からの5試合で、14得点、12得点、8得点、7得点、6得点と調子を上げて来ており、動きも良いだけに期待出来る。

前回島根戦で2Pシュートを沈める#21田渡 凌

 

また満田丈太郎も、名古屋D戦以降の5試合で、13得点、9得点、7得点、13得点、12得点と好調をキープし、持ち前のトランジションでも走れており、何よりも昨季の残留プレーオフを経験していることは大きい。

前回島根戦でファストブレイクでのレイアップを決める#8満田丈太郎

 

オフェンスの起点となる、リーグ最長身を誇るハシーム・サビート・マンカは、名古屋D戦以降の5試合で16得点(11リバウンドでダブルダブル)、11得点、20得点(10リバウンドでダブルダブル)、15得点、33得点(11リバウンドでダブルダブル)と得点力が安定している。

特に直近のアウェイ島根戦GAME2では来日初となる30得点台、来日最多33得点を上げて乗っている。

レギュラーシーズンを終えて、サビートはリーグのブロック王に輝いた。221cmと腕の長さ、機動力とフィジカルから繰り出されるブロックショットはストークスオフェンスの脅威になるだろう。

加えて、過去にプレーオフ経験があり、決戦特有のプレッシャーのコントロールの仕方が分かっていることも強みだ。

前回島根戦GAME2で来日最多33得点を挙げ大爆発した#34ハシーム・サビート・マンカ

 

#15佐藤託矢と#2高島一貴の攻守に渡る貢献が出来る二人も、B1生き残りの闘いでかかせない。

島根戦での#15佐藤託矢。ディフェンスの要であり、シュートも期待出来る

前回西宮戦で#30岡田 優をかわし、アウトサイドから2Pシュートを沈める#2高島一貴

 

名古屋D戦GAME1でアキレス腱の怪我から不死鳥の如く200日ぶりに復帰したキャプテン湊谷安玲久司朱もこの残留プレーオフに合わせたかのように調子を上げてきている。ここぞでのアシスト、3Pシュートに期待したい。

島根戦でのキャプテン#5湊谷安玲久司朱

 

前回の西宮戦で、11得点と22得点を挙げたエース川村卓也は、22得点を挙げた京都戦GAME2以降の4試合で調子を落としロースコアが続いていたが、島根戦GAME2でフリースロー6本を成功率100%で沈めるなどして10得点を挙げ、復調の兆しをみせている。

昨季の、残留プレーオフ1回戦でピンク一色に染まった完全アウェイの秋田戦で1勝1敗となった10分間の第3戦で、大逆転の3Pを沈めたラスト1秒のブザービーターは記憶に新しいところだが、今回の残留プレーオフでもエース川村卓也がビーコルのキーマンとなるだけに、シュートタッチのカムバックが大きく期待される。

川村自身、このことは分かっており、京都から戻った準備期間でしっかりと調整している。今季何度も神がかり的なシュートをこれでもかと沈めてきたエースシューター川村卓也は、必ずやこの運命の決戦で復活し、鬼神の活躍でチームをB1残留に導いてくれるはずだ。

前回西宮戦で3Pシュートを沈める#1川村卓也

 

ストークスの高橋HCは前回GAME2で連敗したあとで「この2試合の敗戦を糧にする」と言い、ビーコルの尺野将太HCは「勝ちたいという気持ちがリバウンドにあらわれてくる。(前回は)西宮さんにリバウンドで上回れてしまった。負けたら終わりという試合での対戦。勝ちたいという気持ち、そしてルーズボールだったり、リバウンドの部分で必ず上回れるようにしたい」と決意を語っていた。

横浜ビー・コルセアーズ尺野将太HC

 

行方を左右するFE名古屋のことは、一旦忘れよう。とにかく我々ビーコルは勝つことだ。それしかない。ビーコルブースターは、横浜文化体育館を埋め尽くし、これでもかの大声援、猛ブーストで選手たちをあと押しして力を与えて欲しい。絶対にここを勝って、乗り越え、B1に必ず生き残ろう!

負ければ終わりの横浜と西宮が雌雄を決するB1残留プレーオフ。ビーコルのホーム横浜文化体育館で5月11日19時5分、運命のTIP-OFFとなる。

命運賭けるB1残留プレーオフは、横浜文化体育館で、5月11日(金・19時5分 TIP-OFF)と、12日(土・15時5分 TIP-OFF)におこなわれる。横浜のプライドを持って、選手たちと共に闘い必ずB1残留を勝ち取ろう!Blow the Man Down!生き残るのは俺たちだ!

【記事・写真/おおかめともき】

B1残留プレーオフを前に聞いた尺野将太HCのコメント、サビート、満田、川村の3選手の独占インタビューはこちらから⬇

運命のB1残留プレーオフに向けて、尺野将太HCに聞く。

運命のB1残留プレーオフに向けて、ハシーム・サビート・マンカに聞く。

B1残留プレーオフに向けて、好調続く満田丈太郎に聞く。

命運賭けるB1残留プレーオフに向けて、エース川村卓也に聞く。

 

⬇「B1 残留プレーオフ 1回戦 2017-18」開催概要ならびにチケット販売についての詳細はこのクラブ公式HPのリンクから見ることが出来る。

https://b-corsairs.com/news/game_20180511_20180512.html


Written by geki_ookame