グラウジーズを迎え撃て!昨季B1残留プレーオフ2回戦のリベンジだ!
現在3勝10敗で6位のビーコルは、11月11日(土・18時5分TIP-OFF)と11月12日(日・14時5分TIP-OFF)に、同じ中地区で2ゲーム差につけている5勝8敗で4位の富山グラウジーズとホーム横浜国際プールで2連戦を闘う。
キャプテン・アレクが今節から選手兼アシスタントコーチに就任!
GAME1前日に、ビーコルからニュースが届けられた。右足アキレス腱断裂で長期離脱となっているキャプテン湊谷安玲久司朱が今節から選手兼アシスタントコーチとして就任することが発表された。湊谷はGAME1より選手兼アシスタントコーチとしてベンチ入りする。これからの闘い、キャプテンアレクは今出来ることで共に闘う。
今節での注目は何と言っても先日11月7日に契約が発表された#45ウィリアム・マクドナルドがそのベールを脱ぐことだ。世界各地を渡り歩いた歴戦の重戦車が苦戦続きの海賊たちの闘いに加わる。
身長206cm、体重120kgの体格を誇る迫力満点のマクドナルドが、Bリーグ最長身221cmのハシーム・サビート・マンカと組むことを想像するだけでもゾクゾクする。それがついに今節で実現するのだ。
これで課題のインサイドが補強され、外国籍選手は3人体制に戻るが、もちろん、マクドナルドはチームに合流したばかりでアジャストは完璧ではない。古田 悟HCがタイムシェアを駆使して如何に起用していくかが注目される。古田HCはマクドナルドへの期待をこう語っている。
「マクドナルドはインサイドの選手で、ポストアップを含めて、技術的にいい選手だと思って取ったつもりです」
対戦するグラウジーズとは、昨季3勝1敗と勝ち越している。そして、雌雄を決したB1残留プレーオフ2回戦で、71-79で敗戦したあの悔しさは今でも忘れてはならない鮮明な記憶だ。それだけに選手、ブースターがこの試合に掛ける想いは強い。
今季のグラウジーズは、あの時とメンバーがかなり変わっている。ボブ・ナッシュHCが退任し、比留木謙司、城宝匡史、嶋田基志、山崎稜が移籍。新たにミオドラグ・ライコビッチHCが今季より指揮を執り、#2橋本尚明、#22上江田勇樹、#24大塚裕土、身長202cmの和製ビッグマン#15青木ブレイクが加入し、アーリーカップでは東海・北陸地区で優勝している。
ライコビッチHCはディフェンスを重視しているが、このチームは得点力も高くなっている。グラウジーズは5連敗していたが、直近の新潟アルビレックスBB戦GAME2で勝利し連敗を止めている。アーリーカップ優勝に貢献し、ここまでチーム最多の199得点を挙げ、平均得点15.3のエース#11宇都直輝がオフェンスの起点。そして169得点の#33ドリュー・ヴァイニー、151得点の#34サム・ウィラード、136得点の#45デクスター・ピットマン3人の外国籍選手らがマークの対象になる。
これを迎え撃つビーコルには、前節2位三遠ネオフェニックスとのGAME1でダブルダブルの大活躍を魅せた頼もしきハシーム・サビート・マンカとジェフリー・パーマーがいる。
そして、新戦力ウィリアム・マクドナルドが加わったことで、ファウルトラブルも少なくなり、身長を活かしたゴール下の守護神・ハシーム・サビート・マンカのディフェンスも機能する。エース川村卓也、佐藤託矢らも負担が減り本来のプレーに戻れるだろう。そして、GAME2で14得点を挙げ爆発した若き海賊、満田丈太郎の失敗を恐れないアグレッシブなオフェンスにも期待したい。
古田悟HCは前節GAME2後に今節への意気込みをこう語り、グラウジーズ戦への準備を着々と進めてきた。
「(グラウジーズとは)僅差のところまで来ているので、2連勝すれば抜くチャンスも十分ありますし、選手の中からも、絶対2連勝するという気持ちが現れています」
中地区は2位以下が3ゲーム以内と均衡しているだけに、連勝すれば、海賊の一気浮上も見えてくる。
海賊たちはこの闘いに意気込み、士気を高めている。さぁ!昨季B1残留プレーオフ2回戦のリベンジを果たすときが来た!あの悔しさ、借りを倍にして返す!そして連勝して、ここから浮上しよう!選手とブースターが力をひとつにして勝つ!ゴービーコー!!
【写真・記事/おおかめともき/マクドナルド写真提供:横浜ビー・コルセアーズ/グラウジーズ写真提供:©B.LEAGUE】