波に乗るビーコルがアウェイ豊橋で三遠に挑む!細谷将司が熱き意気込みを語る


突き進むチームバスケで挑むアウェイ戦!今季初めての3連勝を狙う!田渡兄弟対決再び!

ビーコルは、2月17日(土・17時5分 TIP-OFF)と18日(日・14時5分 TIP-OFF)に、アウェイ豊橋市総合体育館で同じ中地区の三遠ネオフェニックスと2試合を闘う。B-COR MAGAZINEではこのゲームを遠征取材。GAMEレポートを試合翌日にお届けする。

昨年11月以来の再戦。ビーコルとネオフェニックスが激突する

 

前節でビーコルは今季初めてホームゲームでの連勝を挙げた。80分間に渡り勝利へのエナジーを途切らせることなく闘えたチームバスケでの連勝だった。

現在ビーコルは、11勝25敗で6位。5位新潟とは3ゲーム差の位置にいる。対する三遠ネオフェニックスは、名古屋D戦GAME2から三河戦まで3連敗中、15勝21敗で4位だ。

ビーコルは、4ゲーム差だが、何としても食らいついていくためにも、波に乗っている状態でまずは3連勝したい。そして、富山、滋賀に続く3度目のアウェイ連勝を狙う。

三遠ネオフェニックスとは、昨年11月4日と5日にホーム横浜国際プールで対戦しているが、今回はそれ以来の再戦。兄田渡修人と弟凌が今度はアウェイ豊橋で再び激突する他、元ビーコルの#6岩田涼太との古巣対決と見どころは多い。

田渡兄弟の三男、凌

田渡兄弟の次男、修人。

 

前回対戦のGAME1では古田 悟HCが指揮を取っており、オンザコート2-1-1-2で挑んだ試合だった。

1Q序盤で10点ビハインドもジェフリー・パーマーは12得点を挙げ、ハシーム・サビート・マンカは8リバウンドを決めて怒濤の追い上げをみせた。

対ネオフェニックス前回対戦1Qで12得点を挙げたジェフリー・パーマー

 

2Qも細谷将司が6得点。佐藤託矢が4得点を挙げるなどして猛追を続け、3点差で前半を終える。

前回ネオフェニックス戦での細谷将司

 

3Q、サビートのダンクで遂にビーコルが逆転。ディフェンスも機能して、ネオフェニックスの得点を抑え、3点のリードを奪った。

4Q、竹田 謙の2Pシュートなどで突き放しを図ったが、佐藤とパーマーが続けてファウルアウト。終了間際16秒でついにはネオフェニックスに1点差にまで迫られた。

終了間際、田渡 凌が#20カルティエ・マーティン(12月に退団)からスティールを奪うと、この際、田渡兄弟の兄 #73田渡修人がアンスポーツマンファウルでファウルアウト。

弟凌はフリースロー2本を決め、凌は兄弟対決を制し、してやったりだった。凌はさらに残り2秒でファウルを奪い、フリースロー1本を沈めて勝負あり。ビーコルが69-65で勝利した。

前回対戦で兄修人からアンスポーツマンファウルを奪う弟凌

 

GAME2もオンザコートは同じ2-1-1-2だった。しかし修正してきたネオフェニックスに苦戦。前日とは打って変わって得点が停滞する。

古田HCは流れを変えるべく、満田丈太郎を投入して躍動。満田はその起用に見事答えてみせた。満田の投入がオフェンスに流れをもたらし、チームは5点差にまで猛追。しかしサビートが出だしのクォーターで既にファウル3つを取られてしまいファウルトラブルになってしまう。

前回ネオフェニックス戦でのハシーム・サビート・マンカ

 

2Q、前日に続いて竹田 謙が躍動。川村卓也も効果的に3Pシュートを決めて逆転に成功する。しかし、以降で得点が停滞してしまいネオフェニックスに再逆転を許す。

前回ネオフェニックス戦GAME2で躍動するベテラン竹田 謙

 

3Qで反撃に出たいビーコルだったが、14点と得点が伸びず、ディフェンスも突破され、ネオフェニックスにアウトサイドを中心に得点を重ねられ、28得点も奪われてしまいビハインドが18点にかさんでしまう。ファウルトラブルのサビートを投入出来ないのが大きく響いた。

オンザコート2で、サビートがようやく投入された4Qではディフェンスが機能。ネオフェニックスをわずか9点に抑え込み、さらには満田丈太郎が10得点を入れる躍動をみせて猛追の起点となった。

前回ネオフェニックス戦GAME2で躍動する満田丈太郎

 

サビートは4Qでファウルはなく、8得点、6リバウンド、2ブロックショットで大暴れ。それだけに2Qと3Qの不在が悔やまれた。

一方で残り55秒にパーマーがファウルアウトしてしまい得点力が低下。サビートと細谷将司が2Pシュートで肉薄したが、3Qでの大量失点が響いてしまい6点差で敗れている。

前回ネオフェニックス戦GAME2でのハシーム・サビート・マンカ

 

このときと、今回のアウェイ再戦で違うのは、ウィリアム・マクドナルドがまだいなかったのとHCが尺野将太になったところ。そして、トーマス・ウィスマンがいなかったことだ。

また、現在のチームはウィスマン効果と尺野将太HCの策から、80点台が多くなり、得点力が上がっている。

三遠は、前節三河戦で12月に獲得した#32ウェンデル・ホワイト(現在B2西地区4位の広島ドラゴンフライズからの移籍)がGAME1で3Pシュート6本(3P成功率66.7%)を含む35得点の高得点を挙げている(GAME2では16得点)。

GAME2で#73田渡修人が3Pシュート5本を含む19得点(3P成功率62.5%)を挙げている。

前回対戦でいなかったホワイト。そして田渡修人。共に3Pシュートを高確率で決めれるだけに要マークだ。

ネオフェニックスからみれば、ウィリアム・マクドナルドが初対戦となり、そこはイーブンといったところか。ホワイトと前節島根戦GAME2で16得点をマークしたマクドナルドの激突も注目だ。

前節島根戦GAME2で16得点を挙げたウィリアム・マクドナルド

 

田渡兄弟対決では、ポジションが、修人がSG、凌がPGのため直接の対戦はなかなか観られないだろうが、前回GAME1のときのようなこともある。

凌はこのときの試合後に「最後(スチールからのアンスポーツマンファウルをお兄ちゃんから奪って)美味しいところだけ持っていきました(笑)」と語っており、今回の兄弟対決の再戦も目が離せない。

前回ネオフェニックス戦GAME1後、兄弟対決を振り返る田渡 凌

 

前節GAME1で13得点(3Pシュート3/6 成功率50%)、GAME1で11得点(3Pシュート1/2 成功率50%)で連勝に大きく貢献した細谷将司は、今節に掛ける熱い意気込みをB-COR MAGAZINEに語ってくれた。準備は万全のようだ。

「勝ち続けることが大事です。今のチームにとって、勝ちというのが本当に大事。いい準備が出来ること、勝つための練習をすることが大切だと思っています」

「(三遠戦までの)1日、1日を大切にして、三遠戦に向けてチーム全員で最高の準備をしていきます」

「3連勝、4連勝、これから、どんどんどんどん勝利が続いていけるように、一戦、一戦を全力で勝ちに向かって突き進むだけです!」

B-COR MAGAZINEの読者に三遠戦への熱い意気込みを語ってくれた細谷将司

 

前節、今季ホーム初連勝で出来たチームバスケは、今節までの期間でさらなる修正を施し磨きを掛けた。前回の対戦を振り返っても互角に闘えていたし、何より今のビーコルは得点が上がっている。

今季初めての3連勝。そして3度目のアウェイ連勝の可能性はある。豊橋に駆けつけてくれるビーコルブースターも、そうでないビーコルブースターも、熱いブーストと勝利の念で、選手たちをあと押しして欲しい!まずは3連勝だ!勝利を!ゴービーコー!!

海賊たちは、勝利のために再びひとつになる

【写真・記事/おおかめともき】

 


Written by geki_ookame