ビーコルホーム最終節!B1残留PO回避の瀬戸際で因縁の富山と決戦!

ビーコルが連敗し、秋田が北海道に連勝すればB1残留PO出場が確定する土俵際!今こそ、海賊一丸でこの危機を乗り切れ!

横浜ビー・コルセアーズは、4月12日(金・19時05分 TIP-OFF)と13日(土・14時05分 TIP-OFF)に、ホーム「横浜文化体育館」で同じ中地区4位の富山グラウジーズと第35節の2連戦を闘う。ビーコルはこれが今季のレギュラーシーズンホーム最終節となる。

1週間前に続いて今節も、前節からわずか中1日でおこなわれる。B1残留プレーオフ回避がかかるビーコルは、前節の敗戦で9連敗となり、土俵際に追い込まれた。

残り4試合となったB1残留プレーオフ争いは、福岡が来季のB1ライセンスを失ったことで降格が決定。本来、下位4チームで1回戦と2回戦をおこなうはずだったB1残留プレーオフが1回戦のみとなり、残留プレーオフ出場圏外となる順位がひとつ下げられた。

これまではワイルドカード8位(全体14位)が圏外のボーダーラインとなっていたが、同9位(全体15位)も圏外となった。

ビーコルは現在、ワイルドカード10位(全体15位)。残留プレーオフ回避の枠がひとつ増えた形だが、前節の三河戦を落としたことで状況が苦しくなった。

前節でワイルドカード8位(全体14位)の滋賀が京都に勝利して、同9位(全体15位)秋田との差を2ゲーム差として、B1残留プレーオフ回避の可能性を大きくさせた。

秋田は前節でビーコル同様に連敗。両チームはゲーム差「1」を保ったままで今節を迎える。今節、秋田はホームゲームで土日ゲームで、既にB1残留プレーオフ出場が確定している北海道と2連戦。ビーコルは、昨季2勝4敗も、今季はまだひとつも勝てていない富山と金土ゲームで2連戦を闘う。

仮に今節で現在15勝41敗の秋田が北海道に連勝し、14勝42敗のビーコルが富山に連敗した場合。秋田が17勝41敗、ビーコルが14勝44敗となり、仮に最終節で秋田が栃木に連敗、ビーコルがアウェーで新潟に連勝しても勝敗勝率で上回ることが出来ないためにビーコルのB1残留プレーオフ出場が確定する。

ビーコルが1勝を挙げれば、最終節の結果次第では、得失点差で秋田を上回るビーコルが優位になる。ビーコルは、今節での連敗だけは何としても避けなければならない。

ビーコルの前に立ちはだかるのは、またしても富山グラウジーズ。これを因縁と呼ばずして何と呼ぼうか。ビーコルの運命を握る相手富山グラウジーズは、現在28勝28敗。CS出場残り1枠を争うワイルドカードで4位につけて、3位の三河を「1」ゲーム差で追っている。CS出場圏内2位にいる京都にも、3位三河と京都が勝敗勝率で並ぶ「0」ゲーム差のために、富山も「1」ゲーム差の位置につけて圏内浮上を狙っている。そのため今節で富山が総力を上げてぶつかってくるのは必至だ。

富山は、過去2シーズン、残留プレーオフで雌雄を決した因縁の相手。昨季のビーコルは、富山に4勝2敗と勝ち越したが、今季はここまで4戦全敗と勝てていない。

またしてもビーコルの悲願の前に立ちはだかる富山グラウジーズ。富山は早々にB1残留が決定。ビーコルがB1残留プレーオフを回避させるためにはこの富山を乗り越えるしかない


富山は今季、HCをドナルド・ベックに代えて、早々にB1残留を決めている。選手も大幅に入れ替えた。即戦力で経験値のある比留木、阿部、山田らのベテラン勢をロスターに加えて、チャンピオンシップ(以下CS)出場を争うまでになり大きく躍進。総得点数、平均得点でも共にリーグ2位となっている。

今季、千葉から富山に移籍した#7阿部友和【写真提供:©B.LEAGUE】


富山を代表する選手は、やはり宇都直輝だろう。平均10.1得点で平均アシストは4.8本。宇都を乗せるとチームも勢いづくだけにしっかりと抑えておきたい。外国籍選手では、勝利した川崎戦GAME2で31得点16リバウンドでダブルダブルをマークしたジョシュア・スミス(平均19.4得点、平均リバウンド10.6本)と平均21.6得点のレオ・ライオンズが要警戒となる。

富山グラウジーズ#11宇都直輝【写真提供:©B.LEAGUE】


ビーコルは、今季、富山から移籍してきた橋本尚明、小原 翼、中村太地の活躍に期待がかかる。3選手は、古巣にここまでの成長を見せつけたいところだ。

橋本は前節三河戦で12得点を挙げ、1Qと3Qでは2度のブザービーターでチームに流れをもたらした。前々節三遠戦GAME2では10得点を挙げて2試合連続二桁得点と乗っている。今節で鍵を握っている選手の一人だ。

横浜ビー・コルセアーズ#7橋本尚明


小原はさらに大きくなった体を武器にゴール下での格闘を続け、三河戦では執念のセカンドチャンスも決めた。中村はアウェー三河戦で10得点を挙げて今季3度目の二桁得点をマーク。今季最後の古巣対決で見せる元富山勢の恩返しに期待したい。

横浜ビー・コルセアーズ#81小原 翼


両チームのスタッツ比較では、リバウンドとスティールでビーコルが上回っている。リーグ2位の得点力を誇る富山に対し、ビーコルディフェンスがどう抑えていくか。今節もディフェンスが鍵だ。前節では前半でいい形でのディフェンスが出来たものの、追い上げを期した3Qで持続する事が出来なかったことが敗因のひとつになっていた。ウィスマンHCがどのような策を用いてくるか注目されるが、遂行する選手たちには、相手を上回る強い気持ちとエナジーが不可欠であり、これを40分間持続させることが必要になってくる。選手たちのエナジーがダウンした時、ホームの大ブーストで後押ししたい。

両チームのスタッツ比較ではビーコルがリバウンドとスティールで上回っている。富山の総得点数と平均得点はリーグ2位の成績


レギュラーシーズンの今季最終節で、ビーコルはB1残留プレーオフ回避をかけた闘いに挑む。ウィスマンHCは、前日の試合後に「我々にはまだチャンスが残されている。残り4試合でやるべきことをやっていく」と回避へ全力を尽くすことを明言した。連敗を止め、因縁の相手富山に連勝か1勝を挙げればB1残留プレーオフ回避への活路が見いだせる。

横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマンHC


秋田が北海道に連勝し、ビーコルが連敗すれば3シーズン連続でのB1残留プレーオフが決まってしまう。これを何としても避けるために、あの時を思い出そう。昨シーズンの残留プレーオフ2回戦で富山に海賊一丸でぶつかり勝利をもぎ取り、残留を決めたあの日のことを。ビーコルが持つ悲願の前にまた富山グラウジーズが立ちはだかる。富山からの勝利なくして、ビーコルのB1残留プレーオフ回避はない。何が何でも勝つだけだ。

【記事・写真/おおかめともき・富山選手写真提供/©B.LEAGUE】

 

Written by geki_ookame