全員バスケで二桁勝利と連勝を目指す!スティーブンソン、細谷のスコアメイクが鍵!
横浜ビー・コルセアーズは、1月30日(水・19時05分 TIP-OFF)に、ホーム横浜国際プールで、同じ中地区のシーホース三河と水曜日ゲーム1試合を闘う。
シーホース三河とは今季6試合が組まれているが、これが今季初対戦となる。
前節アウェーで秋田と2連戦を闘ったビーコルは、GAME1を秋田に2年越しのリベンジを果たされた逆転ブザービーター返しでこの試合を落としたが、GAME2では悔しさをエナジーに変えて挑み、エース川村卓也の活躍などで、見事な逃げ切り勝利を収めた。
因縁の地CNAアリーナ★あきたでの2試合を1勝1敗で終えたことは大きく、ワイルドカードで残留プレーオフ回避のデッドライン8位にいる秋田とのゲーム差を「4」に戻せたことは大きかった。
秋田での闘いはアウェーだったというだけでもタフな激闘となったが、前々節川崎戦で右足を痛めていたブランドン・コストナーが全治3週間の怪我で離脱。チーム躍進の要となっていたコストナーを失ったことでチームはさらに難しい闘いを強いられた。
コストナーに代わって先発したのはアーサー・スティーブンソンだった。スティーブンソンは、昨年末の琉球2連戦以来、5試合ぶりのベンチ入り登録、出場となったが、2試合ともに12得点を挙げ、GAME1では12リバウンドでダブルダブルを挙げている。今節では試合勘も戻ってきているだろう。リバウンドとインサイドアタックを持ち味とするスティーブンソンが本調子になれば、コストナーの穴を十分に埋められる。
勝利したGAME2では、23得点を入れたエース川村卓也の活躍が大きかったが、この2試合で二桁得点を挙げた選手が3人以上。77得点を入れたGAME2では、川村23得点、イベ13得点、スティーブンソン12得点、中村11得点と4選手が二桁得点を挙げ、川村とコストナーに集中していた得点を分散することが出来た。
リーグ5位の平均得点数22.6点を挙げているコストナーの離脱はポジティブな見方をすれば、チームをさらにステップアップさせたかもしれない。
奮起した細谷将司はGAME1で21得点を入れて、8試合ぶりに二桁得点をマーク。細谷が乗ってくれば、コストナー不在でも高い得点力を維持することは可能だ。
加えて、特別指定選手の中村太地が存在感を示した。GAME2で、ここまで14試合連続で先発が続いていた40歳のベテラン竹田 謙に代わって先発で起用され、二桁11得点を挙げた。中村はこれがプロ初先発となったが、若い中村が先発で出れれば、いぶし銀の技と経験を持つ竹田との併用でチームに厚みが出来る。
ディフェンスでは、やはりプリンス・イベ。秋田戦ではカディーム・コールビーと見ごたえあるブロックショット争いを見せた。持ち前の高いジャンプ力から仕掛けてくるディフェンスプレッシャーは秋田の脅威となり、得点を要所で抑えた。自身の得点ではダンクを2本決めて、チーム2番手の13得点を挙げている。課題はファウル。GAME1でファウル4つ、GAME2では5つでファウルアウトになった。三河には、昨シーズンの対戦でファウルを多く誘発された桜木ジェイアールがいるだけに気をつけたい。
三河での要マーク選手は、やはり金丸晃輔だ。平均得点数17.7はリーグの日本人選手トップ。前節の琉球戦では24得点、昨年12月の富山戦では3Pシュート5本を含む40得点を挙げている。3Pシュート成功率は44.2%で、内外から得点を決めてくる金丸をビーコルがどう抑えるか注目だ。
両チームのスタッツ比較では三河がほとんどを上回るが、オフェンスリバウンドと、スティールではビーコルが上回っている。特にスティールでは、ビーコルのスティール数252はリーグの3位。三河は177本でリーグで最も少ない。この数字がゲームでどう影響してくるか。
秋田戦でウィスマンHCは、変則的なゾーンディフェンスを多用し、秋田を苦しめた。このディフェンスシステムは、特に3Pシュートの抑止で有効だったが、名将がやろうとしているバスケットボールが徐々に遂行出来るようになってきている。昨シーズン6戦全敗だった三河に対して、ウィスマンHCがどんなディフェンスを仕掛けてくるか注目だ。
三河は今季、ホームで14勝5敗もアウェーゲームでは4勝12敗と大きく負け越している。水曜日ゲームでも2勝4敗と分が悪く、ビーコルの勝機は十分にある。全員バスケで今季最初のシーホース三河戦に挑み、勝利をもぎ取りにいく。
【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】
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https://b-corsairs.com/news/game_20190130/