ピンクに染まる2年ぶりのCNAアリーナ★あきた!ワイルドカード8位の秋田に全員バスケで必勝期する!
横浜ビー・コルセアーズは、1月26日(土・14時05分 TIP-OFF)と27日(日・14時05分 TIP-OFF)に、アウェーCNAアリーナ★あきたで東地区5位の秋田ノーザンハピネッツと第21節の2連戦を闘う。
前節、神奈川ダービー第2弾・川崎戦で善戦しながらも敗れたビーコルは、現在8勝25敗で中地区6位は変わらずだが、ワイルドカードでの順位を11位に落とした。今節の対戦相手は、残留プレーオフ回避のデッドライン8位にいる秋田との対戦。そのゲーム差は「4」だが、今シーズン秋田との直接対決はこれで最初で最後なだけに、何としても2つの白星をもぎ取り、その差を詰めておきたい。
対する秋田は、前節の北海道戦で勝利して連敗を「3」でストップ。現在12勝21敗で東地区5位として、4位の渋谷を「2」ゲーム差で追っている。また、8位につけているワイルドカードでは「1」差で三遠を追撃中だ。
ビーコルが秋田と対戦するのは2016-17シーズン以来。ビーコルと秋田との闘いでは、特に今節と同じCNAアリーナ★あきたでおこなわれた残留プレーオフ第1回戦第3試合での激闘が思い出される。この試合で、川村卓也が土壇場ラスト1秒で劇的なブザービーターを3Pシュートで決めてビーコルは富山との2回戦へとコマを進め、秋田はB2へ降格が決まった。翌シーズンで秋田はB1再昇格を決めたが、今回の再戦であの時のリベンジを期して挑んでくるのは間違いない。現在、共にB1残留を掛けた闘いを続けているだけに激戦は必至だ。
ビーコルは、ブランドン・コストナーの加入以降で、チームがひとつにまとまり、著しいステップアップを見せている。たが、そのコストナーが前節川崎戦 2Qでのオフェンスで転倒して右足を痛めてしまい退場。このクォーターの終盤でコートに戻ったものの、後半は出ることが出来なかった。
コストナーの退場で奮闘を見せたのは帰化選手エドワード・モリスだった。29分のプレータイムで今季2度目の二桁得点となる11得点。6リバウンド、3アシストも記録してその存在感を示した。
また、この試合では川村が20得点、田渡が12得点、モリス11得点、コストナー10得点。この4選手が分散して二桁得点を挙げれたことをウィスマンHCは「川村選手だけに頼るのではなく、今日のように他の日本人選手も二桁得点することが出来てくればチームは成長してくる」と大きく評価した。
コストナーの状態と今節での出場が心配されるが、仮に出場出来ない場合、昨年の琉球戦から出場が遠ざかっているアーサー・スティーブンソンの出番となるだろうが、特に日本人選手勢の活躍に期待したい。前節で好調を見せた帰化選手モリス、そして前節で3Pシュート1本で7得点だった細谷将司がどこまで得点を伸ばせるかが鍵だ。
秋田で要マークは、スコアリーダー#40ジャスティン・キーナン(平均得点22.4点)と#43カディーム・コールビー(平均得点12.9点)。特に3Pシュートも打てるキーナンは、ここまでの30試合全てに先発して30点台の得点が4回。リーグ6位となる673点を挙げている。前々節A東京戦では36得点を挙げ、前節秋田戦では28得点を挙げている。ビーコルは、ディフェンス力のあるプリンス・イベを起点にしたディフェンスが成果を見せているが、このキーナンをどう抑えていくか。ゴール下でのイベとキーナンの対決は大きな見どころとなる。
チームのスタッツ比較では、得点数と平均得点、3Pシュート成功率でビーコルが上回るが、リバウンドでは秋田が勝る。ターンオーバーでは、秋田が542本(2位は北海道の463)とリーグで一番多くなっている。ビーコルも前節で4Qの勝負どころでターンオーバーを続けて失点し、勝機を逸したが、今節においてはこの優位なデータが突きどころとなるか。
CNAアリーナ★あきたに乗り込んでの秋田戦は、残留プレーオフ回避を占う大事な2連戦。ピンクに染まるホームアリーナでハピネッツは2年越しのリベンジに燃えて挑んでくる。ビーコルにはそれを跳ね返すだけの強いエナジーが必要だ。完全アウェーとなるこの2連戦、何としても2つの勝利を持って帰らなければならない。
【写真・記事/おおかめともき・秋田写真提供/©B.LEAGUE】