あのビーコルグッズを製造企画販売する会社とは?


株式会社ピー・ビー・アイ(P・B・I Co., Ltd.) 高木 孝社長に聞く

ビーコルを日々熱くブーストする上でかかせないビーコルグッズ。そのビーコルグッズをどこが制作して販売しているのか、皆さんご存知だろうか。

都内用賀にある高層ビルに社屋を構える株式会社ピー・ビー・アイ(P・B・I Co., Ltd.)が、あの皆さんが手にしているビーコルグッズを一手に引き受けて企画制作販売している。P・B・Iは、ビーコルのMD提携パートナーでありビーコルの共同株主でもある。

今回、P・B・Iに潜入して高木 孝(たかぎ こう)代表取締役社長にお話を聞いた。ビーコルグッズに込められた情熱の想いとは。

株式会社ピー・ビー・アイ(P・B・I Co., Ltd.) 高木 孝(たかぎ こう)代表取締役社長

 

P・B・Iは、アパレル通販を筆頭にしたEコマース事業を展開し、様々なファッションブランドも展開している。スポーツ事業ではヴィッセル神戸(サッカー・Jリーグ)のスポンサーを務め、横浜ビー・コルセアーズの共同株主になっている。また近年では食パン専門店も共同オーナーとして事業スタートさせており、いまやその事業展開は多岐にわたる。

ビーコルとのコラボレーションは、Bリーグが始まる前からだそうだ。その経緯を高木社長はこう語る。

「スタートしたのは、ビーコルはB1参入を目指す上で資本の増強が必要な時期でした。P・B・Iは、そもそもヴィッセル神戸のスポンサーをずっとやってきた事もあって、スポーツビジネスには将来性があると思っていました。一方で、その時期のP・B・I はファッションECサイトを中心にして、いろいろと事業が拡大して来たところで、社内でのコミュニケーション強化の必要性を感じていたので、スポーツが持つ感動や刺激、興奮などを社内スタッフ間での共通の価値観やワードとして浸透させて行きたい、と思っていた時期でもありました。その両者のタイミングがピタリ合った事が、弊社がビーコルに資本を入れ業務提携をするに繋がったわけです」

「ヴィッセル神戸のときはスポンサーでしたが、今回は大株主という形で参入して、オーナーメンタリティを持って一緒にビーコルの未来を見据えながら責任もって事業を展開していくという、さらに踏み込んだ形でやっています」

つまり、こうだ。横浜ビー・コルセアーズの会社概要を見ると分かる。代表取締役CEOに岡本尚博、取締役に植田哲也(代表)、平野 武史、そして高木 孝の4人の名前が並ぶ共同フロントというわけだ。

ビーコルと共に闘うことを選んだ高木社長を動かしたものは何だったのだろうか。

「岡本(CEO)と最初に話したときに、ビー・コルセアーズは海賊だと。強いに越したことはないけど、まずはブースター(ファン)を大事にしたい。試合のないところでも、ビーコル文化圏というのを強く創っていきたいんだという構想を聞いたんです。僕らも商売をしているから分かるんだけど、単に売れた売れないだけではなくて、自分たちのお店や、商品をずうっと愛してもらいたいっていうのと、これは同じだなと考えたわけなんです」

そして、P・B・Iの本筋であるファッションとも、大きく合致した。

「バスケは、ファッション的にいうと凄く親和性があるんです。例えばエアジョーダンは、みんなが街で普通に履いていますし、そもそもバスケットボールの文化というのは、ストリートファッションに沢山落とし込まれている。これをチームのウリとして使わないともったいないなというのもありました。そこは僕たちがアパレル企業だからという理由です。ECサイト運営、ネット通販の裏側まで自分たちでやっていたので、ウチの強みが他のチームにはない強みに十分に転換できるなというのもありました」

プレスルームにズラリと並んだ今季の初夏商品。着心地よさそうな洗練されたものばかり

オフィスでは、ビーコルグッズを販売するECサイトの作業をするスタッフの姿も見受けられた。P・B・Iは社内だけで、企画開発、制作、販売、プロモーション、発送、これら全てを完結することが出来る。

 

これこそが、Bリーグで屈指のグッズ展開を誇る商品群を生むきっかけだった。

「オフィシャルグッズはベースとしてもちろん大事な部分ですが、そうでない部分。例えば、試合がない日に子供たちが、ビーコルのふで箱を学校に持っていって「それなぁに?」「カッコいいね!」ってなったりとか、親子でビーコルのファッションが着れるとか。試合じゃないときにも、着れる、使える、身に付けれる。日々の生活のなかにビーコルを浸透させたいんです」

高木社長は、ベーシックなオフィシャルグッズだけでなく、日々の生活にも溶け込める、ビーコルを感じられるものをこれからどんどん作りたいという。

「メインは試合じゃない日なんです。試合は、年間60試合しかなくて、ホームは30試合しかないんですね。残りの335日でビーコルを感じてもらうためには、グッズだけではなくて、ビーコルの文化を作っていかないといけないんです。手に取ったビーコルグッズや、ウェアから「何これ?」「カッコいいね?」ってなって、ビーコルに興味を持って、試合を観に来てくれたらうれしいですし、それで好きになってくれたら最高ですよね」

P・B・Iの社内にはスチール用の撮影スタジオを大小数ヶ所完備する。この日はビーコルアンバサダーにも就任したYUMIが新作ビーコルグッズの撮影をやっていた

 

カッコよくて、ハイセンス、ファッションアイテムとなりうるビーコルグッズが多くなれば、ファッションからビーコルの認知度を広げていくことも夢ではないし、世界にすら広げることも夢ではない。アパレルとECのノウハウに長けたP・B・Iには、それが出来るというわけだ。

「まだまだ、当たり前のことをやっている段階です。ビーコルは海賊ですが、実は海賊を前面に押し出した商品ってないんですね。まだまだ出せていない構想は沢山あります。いまビーコルグッズのセカンドブランド的なことも企画中です。これからどんどん仕掛けて出していきますので、ぜひ期待していてください」

取材時にあったビーコルグッズの新商品。他にも紹介したいものが沢山あったが、以降もバラエティに飛んだラインナップがリリースされるそうだ

 

いまビーコルは苦しい状況にあるが、高木社長はこういったときこそにこうあって欲しいと語る。

「お客さんがホームに応援しに来てくれたのに負けてしまうという事はあります。今うちのチームはそれが多いんですけど(苦笑)もちろん勝つ努力は忘れてません。でも例え、負けて帰ったとしても、家に帰ったら身の回りにビーコルがあるって思ってもらえるって凄く大事なことだと思うんです。負けてるからこそ、そうなのかも知れません。勝ち負けだけじゃないところでもビーコルが存在出来れば。そういったことが、文化ですし、そういったビーコル文化を作っていきたいんです」

いまどんなに強いチームでも、かつては、皆、弱い時期があった。そして、そこには常に支える地域の人々、ファン、ブースターがいた。勝っても、負けても、彼らのそばにはいつも愛するチームのエンブレムやロゴが付いたものが、誇りと共に生活のなかに同居する。それがスポーツ文化というものだ。そして、支える人々の愛と情熱に支えられ、チームは強くなり、栄冠を掴む。

ビーコルは、いまその途中にある。

高木社長は、ビーコル文化を育む種をまいているのかもしれない。

「常にビーコルを身近に感じてもらえる商品を、ビーコルブースターの皆さんと一緒に作っていきたい」

その数々の種は、チームに栄冠をもたらし、誇らしい思い思いのビーコルグッズを身に着けたビーコルブースターたちを歓喜の華で包み込むだろう。

【取材・写真・記事/おおかめともき】

 

取材協力:株式会社ピー・ビー・アイ(P・B・I Co., Ltd.)

2月10日横浜国際プール 島根スサノオマジック戦GAME1では、P・B・Iが大々的に企画するイベント「P・B・I Co., Ltd. Presents PARTY B-COR」がおこなわれる。

詳細はこちら
https://b-corsairs.com/news/event_20180210-1.html

 


Written by geki_ookame