波に乗るビーコル、豊橋に乗り込んで三遠と水曜日ゲーム1試合!

勝機あり!中地区5位6位直接対決で今季3度目の連勝を狙う!

横浜ビー・コルセアーズは、1月16日(水・19時05分 TIP-OFF)に、豊橋市総合体育館で、同じ中地区の三遠ネオフェニックスと水曜日ゲーム1試合を闘う。

前節名古屋D戦を1勝1敗としたビーコルは、現在8勝23敗で中地区6位は変わらずだが、ワイルドカードでは10位に浮上。残留プレーオフ回避のデッドライン8位秋田(11勝20敗)をゲーム差「3」で追っている。

一方の三遠は12勝19敗で中地区5位。ビーコルは「4」ゲーム差で三遠を追うが、今節は5位6位の直接対決だけにビーコルとしては今季3度目の連勝でゲーム差を縮めておきたいところ。前々節琉球戦前節名古屋D戦でそれぞれ挙げた金星でステップアップをみせたビーコルにとっては試金石ともいえる一戦だ。

スタッツの比較で両チームを見ると、まず平均得点数では三遠が72.4点で、71.7点のビーコルを上回り、3Pシュート成功数では両チーム共に183本で並ぶが成功率では32.2%の三遠が30.6%のビーコルを上回る。

フリースロー成功数ではビーコルが314本で三遠の286本を上回っており、ターンオーバーでは三遠が403でビーコルが371と少ない。またリバウンドでもビーコルが1131本で1123本の三遠を上回っている。

両チームは11月7日横浜国際プールで1試合闘っているが、この時は90-97のスコアでビーコルが敗戦。ビーコルは、ジャボン・マックレア32得点、川村卓也18得点、アマンゼ・エゲケゼ11得点、田渡 凌10得点などで計90得点を入れたが、ディフェンスがそれを上回る97失点を喫して試合を落としている。

前回三遠戦で2Pシュートを沈める川村卓也。左は昨シーズンビーコルでプレー、今は三遠の主軸となったウィリアム・マクドナルド


この時、トーマス・ウィスマンHCは、高島一貴を先発で起用するマンツーマンディフェンスでスタート。三遠がビッグラインナップでこないことから、サイズを出来る限り合わせようとした意図からだった。ビーコルは1Qで快調に得点してリードを奪ったものの、マンツーマンディフェンスが突破されて2Qで逆転を許し、ゾーンディフェンスへの変更を余儀なくされた。またマックレアの足のコンディションが悪かったことからインサイドでの得点を多く許してしまったのも影響した。

オフェンスでは3Q、4Qで猛追して最終的には5点差にまで差を詰めたが、ファウルゲームに持ち込んだフリースローを田渡修人に2本とも決められてしまい最終的には7点差をつけられての敗戦だった。

ディフェンスが敗因だったが、現在のビーコルはこの時とは違っている。前回対戦で活躍したマックレアとエゲケゼは既に退団(エゲケゼは琉球に移籍)しているが、チームは12月にアーサー・スティーブンソン、ブランドン・コストナーを新たに獲得してチームを再編成。チームにとっては大胆な舵取りだったが、その成果は上々で、これまで白星のなかった琉球と名古屋Dからそれぞれ1勝ずつ金星を挙げた。

12月2日に獲得したアーサー・スティーブンソン。インサイドアタックとリバウンド力が持ち味だ


またプリンス・イベは、前回三遠戦では加入して間もない状態だったが、コストナー加入で生まれたケミストリーと、川村卓也らチームがイベを活かす方法を見出し、前節名古屋D戦ではそれが大きく開花した。

プリンス・イベは高いディフェンス力を誇るが、オフェンスではダンクもある。さらに名古屋D戦では川村らのチーム連携からアリウープダンクを連発して新しい一面を見せた


ブランドン・コストナーの加入はチームを大きくステップアップさせた。ウィスマンHCは「オフェンスを任せられるコストナー選手が来たことで、ディフェンスに集中出来るようになった」とその効果を語っていたが、コストナーは来日してまだ間もないにもかかわらず、そのポテンシャルを大きく示し、琉球戦初勝利では20得点17リバウンド、ホームデビュー戦となった名古屋D戦GAME1では内外のシュートで39得点を挙げ、GAME2では28得点を挙げてチームの名古屋D戦初勝利に大きく貢献。前節名古屋D戦では、エース川村卓也と共に得点を量産して、チームは得点力不足を解消させた。

12月26日に獲得したブランドン・コストナー。内外の安定した得点力、高いフリースロー成功率を誇る。コストナーがチームにもたらしたケミストリーは大きい


今節でも、川村とコストナーがオフェンスの起点になることが予想されるが、悩ましいのはスティーブンソンとイベの選択だ。スティーブンソンはインサイドアタックとリバウンドで強みがあり、イベは得点力がやや劣るもののダンクとチーム連携から生み出されるアリウープダンク、リバウンド、そしてジャンプ力とショットブロック能力を駆使した持ち前の高いディフェンス力がある。

前節でウィスマンHCは、この二人の選択を「試合ギリギリまで悩んだ」と語っていたが、今節も指揮官は難しい選択を迫られるだろう。

横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマンHC


三遠には、昨シーズン共に闘ったウィリアム・マクドナルドがいる。マクドナルドは、いまチーム1番のスタッツを残し、三遠の主軸になっているが、前回対戦ではインサイドを次々に突破された2Pシュートのみで11/11本、成功率100%で計22得点を喫している。琉球戦と名古屋D戦ではチェンジングディフェンスが成果をみせたが、今回の再戦でマクドナルドを如何に防ぐか。かつての僚友にもう好きにさせる訳にはいかない。

三遠は11月6日にジョシュ・チルドレスの復帰を発表。チルドレスはここまでの12試合で平均19.8得点と得点力が安定している。前回対戦ではいなかっただけに、マクドナルドと共に要警戒だ。また三遠#73田渡修人とビーコル#21田渡 凌の田渡兄弟対決も見逃せない。

前回対戦では、昨シーズンまでの僚友ウィリアム・マクドナルドにインサイドを次々に破られた。


前節名古屋D戦GAME2の勝利から10日のブレイクを経ておこなわれる今節のアウェー三遠戦。休養とリフレッシュ、チームはさらなる調整を施してこの一戦に挑む。

三遠は、ディフェンスからリバウンドを奪いトランジションから得点を奪いにくる。「ディフェンスが出来るチームというのが私のプライド」と語るウィスマンHCがどんなディフェンスで対抗するか。前回の敗戦で指揮官は、「このチームがディフェンス出来るように、その答えをしっかりと探していきたい」と語っていたが、新戦力コストナーの加入でその答えは見えて来ているはずだ。

コストナー効果で大きくステップアップしたディフェンスとオフェンスで、目先のライバル三遠と再戦する今節の一戦。今のビーコルは前回の時とは違う。前々節、前節で西地区首位の琉球と2位の名古屋Dを苦しめたディフェンス、川村とコストナーの日米オフェンスマシーンコンビが今節も爆発すれば、成績が均衡している相手だけに勝機は十分にある。テップオフが楽しみだ。

【写真・記事/おおかめともき】

 

Written by geki_ookame