ビーコル、12月以来のアウェイ富山に乗り込みグラウジーズに挑む!

前節で接戦を制した海賊が今季初連勝を挙げた富山で再び連勝を狙う!

ビーコルは3月31日(土・15時00分 TIP-OFF)と4月1日(日・13時5分 TIP-OFF)に、同じ中地区5位の富山グラウジーズと、12月以来となるアウェイ富山市総合体育館に乗り込んで2連戦を闘う。B-COR MAGAZINEではこの2試合を遠征取材。GAMEレポートを試合翌日にお届けする。

前回アウェイ富山戦GAME1での横浜ビー・コルセアーズ

 

ビーコルは現在12勝35敗で中地区6位、5位の富山とは8ゲーム差になっているが、今季富山には3勝1敗と勝ち越している。前節で中地区3位の三遠と激しい接戦を制した勝利で10連敗を止め、ホーム横浜国際プールの今季最終戦を激勝の歓喜で締めくくっている。

第26節となる今節は、この試合からわずか中2日でおこなわれる。前節も中2日でおこなわれているだけにタフな日程のなかで闘うが富山も同じ日程だ。勝つことへの執念を剥き出しにして今季4度目の連勝、そして今季初めての3連勝を狙う。

前回アウェイ富山戦GAME2、Tip−Off直前に雄叫びを上げるハシーム・サビート・マンカ

 

残り13試合となり、ビーコルの4月は富山、西宮、大阪、京都、名古屋と続く決戦の月だ。B1残留プレーオフの指標ワイルドカード12チーム中でビーコルは依然10位も、9位の大阪と残留プレーオフのデッドラインである8位滋賀とは3ゲーム差(滋賀と大阪が0ゲーム差のため)。残留プレーオフ回避のためにはこの4月でいくつ勝てるかが非常に重要になってくる。

富山市総合体育館は、前回12月に今季初連勝を挙げたげんのいいアリーナだ。12月16日の76-58で勝利したGAME1では、40分間に渡ってエナジーを出し続け、胸のすくようなビーコルのバスケを展開した。特に大きく機能したディフェンスがグラウジーズを58点のロースコアに抑えたことは大きかった。

前回の12月アウェイ富山戦で今季初連勝を挙げた横浜ビー・コルセアーズ。今節同じ場所でこの連勝を再現出来るか。

 

この試合では、グラウジーズ#11宇都直輝対策で満田丈太郎を起用。満田はその起用に見事に応え富山を翻弄し、宇都をわずか4得点に封じ込めた立役者になった。

前回富山戦GAME1で宇都直輝とマッチアップする満田丈太郎。

 

ハシーム・サビート・マンカは、この試合で4得点とオフェンスでは伸びなかったが、持ち前の221cmの高さを活かしたディフェンスで大きく貢献。リバウンド13、ブロックショット5は、グラウジーズの脅威となった。

前回富山戦GAME1でブロックショット5つをマークしたハシーム・サビート・マンカ。今節もその221cmの高さはグラウジーズの脅威となる。

 

12月17日のGAME2は、修正してきたグラウジーズに前半リードを許し、得点も1Q、2Q共に11点のロースコアになってしまった。ビーコルは後半戦で修正し3Qに逆転したが、グラウジーズも猛追を仕掛け4Qは一進一退の接戦になった。特に終盤の攻防は熾烈を極め、残り31秒で宇都直輝にインサイドからの2Pシュートを決められグラウジーズが土壇場に逆転。

しかし、前日に怪我から復帰したジェフリー・パーマーが残り20秒で3Pシュートを沈めて、ビーコルがすぐさまひっくり返して2点のリードを奪った。

富山戦で決勝の3Pシュートを沈めた#4ジェフリー・パーマー

 

残り12秒、宇都のレイアップをハシーム・サビート・マンカが鬼神のブロックショットで阻止。2点のリードを守り切ったビーコルが66-64で勝利して今季の初連勝を挙げた。相手はサビート対策を練ってくるだろうが、Bリーグ一を誇る高さは、富山戦において有効な武器になる。

#11宇都直輝のレイアップを渾身のブロックショット阻止するハシーム・サビート・マンカ。この鬼神の護りがチームの今季初連勝を決めた

 

連敗中のビーコルはリバウンド、ターンオーバーがなかなか奪えず苦戦したが、前節三遠戦では14リバウンドのサビートを筆頭にして34のリバウンドを奪っている(サビートは16得点もマークして久々のダブルダブル)。

またチームのフリースローも81.0%の高確率で決めており、勝ち切れなかったこれまでの課題が克服されていた。

あとはファウルの数。佐藤託矢が3Qにファウルアウトしたのをはじめとして、チームが取られたファウルの数は23。佐藤の体を張ったアグレッシブなディフェンスはビーコルの大きな武器である一方でファウルのリスクも大きい。ビーコルはフリースローでの失点が多いだけに気をつけたい。

前回富山戦GAME2で川村とのダブルチームでアグレッシブなディフェンスを仕掛ける佐藤託矢

 

そして3Pシュートでの失点も気をつけなければならない。グラウジーズにはリーグの3Pシュート成功率41.3%で2位の大塚裕土がいる。この大塚をいかに止めるか。12月に宇都直輝をも苦しめグラウジーズをロースコアに抑えたチームディフェンスがどこまでアップデートされているかも注目される。宇都を苦しめた満田丈太郎にも期待だ。

前回富山戦でエナジー全開の躍動で連勝に貢献した#8満田丈太郎。今節の再戦でもその活躍が期待される

 

ウィリアム・マクドナルドは、前節三遠戦で4点のロースコアに沈んでいるが、前回の富山戦ではGAME1で14得点、GAME2で9得点を挙げている。

富山でみせたマクドナルドのインサイドアタックはグラウジーズディフェンスに対し有効だった。ここ数戦ではマークも厳しくなり、インサイドが難しいと分かると、アウトサイドから打ってシュートを沈めるといったクレバーも出てきた。インサイドの職人が富山で再び機能すれば、おのずと勝利が近づく。

前回アウェイ富山戦GAME2で2Pシュートを沈めるウィリアム・マクドナルド

 

そして、前節三遠戦で19得点を挙げた川村卓也。特に4Qの終盤では、川村が「あの時間帯は外す気はなかった」と語ったほどに神がかり的だった。3Pシュート2本、2Pシュート2本を4連続してシュートを沈め、チームの勝利を大きく手繰り寄せた。

前節三河戦で3Pシュートを沈める川村卓也

 

川村へのマークは試合を追う事に熾烈になっており、タフショットも増えている。それでもここぞで沈める川村のシュートは、もはや川村卓也でしか出来ない領域の得点だ。今節の富山戦でもエースのここぞのショットに期待したい。

前回アウェイ富山戦で二桁得点を挙げ、チームの連勝に大きく牽引したエース#川村卓也

 

富山も前節の新潟戦で92-77で勝利しているだけに、前回の雪辱を晴らそうと躍起になってくるだろう。特に前回抑えた宇都直輝の逆襲は要注意だ。宇都を乗せるとチームが勢い付くだけに何としても抑えなければならない。

タフな激戦は必至だが、ビーコルはここで負けるわけにはいかない。何としても富山でもう一度連勝しよう!勝利を!ゴービーコー!!

【写真・記事/おおかめともき】

 

Written by geki_ookame