ビーコルが激闘を制して今季初連勝!グラウジーズにリベンジ果たす!

復帰2戦目のパーマーが逆転ショット!サビート渾身のブロックショットで連勝決める!

横浜ビー・コルセアーズ 66-64 富山グラウジーズ(12月17日・富山市総合体育館)
11-15|11-21|25-10|19-18

富山でのグラウジーズ戦GAME2、ビーコルが終盤の接戦を制して勝利。今季初めての連勝をアウェイの地で挙げた。

最大16点のビハインドをひっくり返しての今季初連勝だ。しかもアウェイのコートでの連勝だけに、この連勝は浮上への大きなきっかけとなる。

敵地で今季初連勝を挙げた横浜ビー・コルセアーズ

 

前日のGAME1で大勝した流れと勢いそのままに臨んだ翌日のGAME2。ビーコルは前日活躍した満田丈太郎のレイアップで幸先よく先制したが、すぐさま同点に追いつかれ一進一退の攻防となった。ビーコルは前日同様に速攻で応戦。4分31秒に早いパス回しから川村卓也、3分52秒に佐藤託矢が3Pのシュートを沈め一時は優位に立ったが、前日の修正点をしっかりと潰してきたグラウジーズのインサイド陣のシュートが決まり、海賊たちは苦戦。リバウンドでの失点も多く1Qを11-15のビハインドで終える。

1Q先制の2Pシュートをレイアップで沈める#8満田丈太郎

 

2Q、オンザコート2でウィリアム・マクドナルドと前日に復帰したジェフリー・パーマーがコートに立ったが、グラウジーズの優勢は変わらず得点を許してしまう。ディフェンス中心のビーコルは速攻を仕掛け、田渡 凌、マクドナルド、川村、満田がシュートを沈めるが1Q同様に11得点のロースコアに留まってしまう。2Qは11-21、トータル22-36、14点ビハインドで前半を終える。

この試合で16得点をマークした#1川村卓也

2Pシュートを沈める#45ウィリアム・マクドナルド

 

後半でビーコルはディフェンスを修正。佐藤託矢が前半にやられていたサム・ウィラードとデクスター・ピットマンを徹底マークし失点を抑えることに成功する。7分の時間帯で川村と満田が2Pシュート。5分56秒で細谷将司が3Pシュートを沈める。

3Q5分56秒、3Pシュートを沈める#0細谷将司

さらには満田、細谷、パーマー、川村が連続して2Pシュートを沈め、じわりじわりと肉薄し1点差。1分17秒にマクドナルドがインサイドから2Pシュートを沈めて遂に逆転に成功する。3Qは25-10、トータルスコアは47-46。

3Q1分17秒、逆転の2Pシュートを沈める#45ウィリアム・マクドナルド

 

1点のリードを奪い流れを引き寄せた4Qの海賊たちはエナジーに溢れ、まさに鬼の氣魄だった。しかし、ホームのブーストに後押しされたグラウジーズの反撃も激しく、1Q同様に一進一退のタフな展開になっていく。

溢れるエナジーを全開にしてグラウジーズに挑む#8満田丈太郎

 

ビーコルは9分13秒と8分31秒に高島一貴が連続して2Pシュートを沈め、7分5秒と6分7秒で田渡 凌が連続して2Pシュート、以降マクドナルド、川村が得点をかさねるが、グラウジーズも激しく肉薄し、ゲーム終盤の攻防は熾烈を極めた。

4Q8分31秒、このクォーター2本目の2Pシュートを沈める#2高島一貴

 

残り31秒で前日わずか4点に抑えていた宇都直輝にインサイドからの2Pシュートを沈められてグラウジーズが土壇場に逆転。

残り31秒、#11 宇都直輝の2Pシュートでグラウジーズが土壇場で逆転

しかし、ビーコルの氣魄とエナジーは相手より勝り、残り20秒でジェフリー・パーマーが渾身の3Pシュートをリングに沈めて、すぐさまひっくり返して2点のリードを奪う。

グラウジーズ逆転直後の残り20秒 #4ジェフリー・パーマーが渾身の3Pシュートを沈めてビーコルがひっくり返す

その瞬間、ビーコルベンチ、横浜から駆けつけたビーコルブースターは狂喜乱舞し、海賊一丸のエナジーはさらに強く大きくなった。

パーマーの逆転ショットで意気上がるビーコルベンチ

残り12秒、宇都のレイアップをハシーム・サビート・マンカが鬼神のブロックショットではたき落とし、グラウジーズの勢いを止め勝利を決めた。ビーコルは今季初めての連勝を、グラウジーズレッドに染まったアウェイの地で挙げた。

#11宇都直輝のレイアップをハシーム・サビート・マンカがブロックショットではたき落としたときビーコルの連勝が決まった

尺野将太代理HCは、今季初めての連勝となったこの勝利をこう振り返っている。

「今日も昨日に引き続きディフェンスからしっかり入ろうということで、試合に臨みました。富山さんは、80点、90点取る得点力のあるチームなので、まずはウチがディフェンスすることに集中して試合に入ったんですが、ある程度ディフェンスは出来ていたと思いますが、逆にオフェンスの部分で11点、2Qも11点だったので、そこの修正が必要と思って、ハーフタイムで話をしました。その修正したところを選手が本当によくプレーで遂行してくれたことに尽きると思います」

「オフェンスの部分で少しボールに集まる傾向があったので、後半はオフボールのスクリーンを使いながらしっかりとシュートのチャンスを作ろう、動きを作ろうというところを、後半20分間続けました。前半でウィラード選手が11点、ピットマン選手が10点と二人で21点とったんですけど、後半ウィラード選手を6点、ピットマン選手を2点に抑えることが出来ました。オフェンス、ディフェンスそれぞれを後半で修正出来たことが3Qと4Qの逆転に繋がったと思います」

尺野将太代理HC

連勝も、尺野に笑顔はなく、その表情は前日よりもさらに引き締まり、次戦を見据えていた。チームは日曜日のGAME2を終えてすぐに富山を離れ、日付の変わった深夜に横浜に戻っている。水曜日(12月20日)にはすぐ次節があり、以降は土日(12月23、24日)に北海道戦がある過酷スケジュールだ。コンディション的にはキツイ日程だ。尺野代理HCは意気込みをこう語る。

「タフな1週間になりますが、連勝して、いま気分がいいところだと思うので、まずはこのままの勢いをしっかりと大事にして次のゲームに入りたいです。僕たちのチームの強みのひとつに修正力、今日後半に修正出来たように、相手に対してしっかりとアジャストしていけるところ、IQの高い選手が多いことがあげられます。(次節まで)短い準備期間ですけど、特に新潟さんは前回の対戦で4Qでの逆転負けをしているので、しっかりと新潟さんにリベンジ出来るように準備をしっかりと出来たらと思っています」

今季初の連勝を決めて会見に応じる尺野将太代理HC

海賊一丸の勝利だった。チームのスタッツリーダーとなる16得点を挙げた川村卓也は試合後、連勝をこう振り返っている。

「昨日のGAME1で勝てたということで、連勝出来るチャンスがあるということを選手みんなが強く思ってGAME2に臨んだつもりでしたけど、前半入りとしては、非常に良くなくて、ひとつ勝って受け身になってしまった自分たちがいたので、前半終わってハーフタイム中に、みんなで声を掛け合っていこうと話をしていました。後半にみんなでカムバック出来きたことは、今までになかった良さを今日は引き出せたと思います」

富山でチームを牽引し鼓舞し続けたエース#1川村卓也

連勝した富山戦で川村卓也は共に二桁得点を挙げ、コートの上では、なりふり構わずチームメイトに指示を出し鼓舞し続けた。久々に川村卓也はチームの中心になっていた。

「やらせてもらえれば、チームを強い気持ちで引っ張ろうと思っています。最近はそういう立場に置いてもらえていなかったので、そういう意味では苦しい時期もありましたけど、いろいろと体制が変わっていくなかで、自分がチーム内を鼓舞することというのは必要なことだと思っているので、この富山戦だけではなく、これを継続してやり続けることが大切かなと思っています」

川村は、12月20、23、24日に行われるホーム3試合に向けて、共に闘うビーコルブースターにメッセージを送ってくれた。

「苦しい時間がまだまだ続くかもしれませんが、ただ今週のゲームできっかけを掴めたと思っています。チームのカラーである海賊らしく、どんどんチャレンジをして、チャレンジャーの気持ちで、ひとつひとつの白星、お宝を勝ち取れるように、ビーコルブースターと共に頑張っていきたいと思っています」

熾烈極めた激闘を制し勝ち取った今季初の連勝でビーコルは昨季B1残留プレーオフで悔敗を喫していた富山グラウジーズにアウェーの地でリベンジを果たした。このことは海賊浮上への大きな足がかりとなる。水曜日からはホームで3試合を闘う1週間。まずは前回逆転負けを許した新潟アルビレックスBBを迎え打つ。ホーム横浜国際プールで選手とブースターが一丸となった総員逆襲でこの闘いに挑む。

【写真・記事/おおかめともき】

 

Written by geki_ookame