11月11日横浜ビー・コルセアーズ vs 富山グラウジーズ GAME1(横浜国際プール)

海賊、痛恨の延長戦で逆転負けを喫する。B1残留プレーオフ2回戦のリベンジは持ち越しに。

横浜ビー・コルセアーズ 87-92 富山グラウジーズ

リベンジを意気込み、連勝を期待したGAME1は延長戦となり、勝利をまとめることの難しさを痛感した悔敗になってしまった。新加入のマクドナルド、そしてそれに呼応するかのように躍動しダンクを連発したハシーム・サビート・マンカの躍動と活躍に皆がワクワクし、ゾクゾクした。それだけにこみあげる悔しさは大きい。

この試合でデビューしたウィリアム・マクドナルド。ほとんどぶっつけ本番ながら16得点を挙げた

 

B1残留プレーオフ2回戦での悔しさを経験した海賊たちは、渾身のプレーでこの試合に臨んだ。その強い気持はプレーに現れていた。エース川村卓也は気迫をむき出しにして21得点を奪った。しかし、その必死懸命なプレーは海賊たちを満身創痍にしていった。竹田 謙は流血し、パーマーも痛みを負う。高島一貴は試合中に足に受けた痛みを堪えて出場し続け、田渡 凌は試合中にスリップした影響から出場が5分57秒にとどまってしまった。

 

オンザコート1-2-1-2で始まった1Q序盤は6点のビハインドだった。川村卓也とハシーム・サビート・マンカはスターティング5ではなかったが、4分2秒に川村が、3分19秒サビートがそれぞれコートに入ると流れが一気に変わった。サビートが交代早々の3分16秒でインサイドから2Pシュート、佐藤託矢の2Pシュートを挟んで、2Pシュート、フリースロー2本と立て続けに得点を重ねて逆転。さらには残り1秒で圧巻のダンクを決めて流れを一気に引き寄せた。特に敢えてスタートを外したサビートの1Q中盤での投入は効果的だった。古田HCの策が見事にハマった。

1Q終了間際1秒でダンクを沈めるハシーム・サビート・マンカ

 

オンザコート2の2Qは、サビートとジェフリー・パーマーがコートに立った。2Q開始早々の9分42秒で川村卓也がレイアップでの2Pシュート、9分2秒に3Pシュート、さらには8分18秒にも3Pシュートを沈めて畳み掛けた。まさに鬼神のシュートだった。5月19日のあの悔しさをぶつけるかのようにシュートを次々に沈めていく川村の姿は鬼気迫っていた。

2Q 1分55秒レイアップでの2Pシュートを決める川村卓也。川村はこの試合でチームのスタッツリーダーとなる21得点を挙げた

 

7分40秒で遂に期待の新戦力ウィリアム・マクドナルドがコートに立った。6分33秒でインサイドから2Pシュートを決めると、サビートがこれに呼応するかのように5分40秒にこの試合2本目のダンクを決める。マクドナルドは5分7秒、4分7秒、2分48秒にそれぞれ2Pシュートを沈め、デビューしたクォーターでいきなり8得点を挙げ、チームの勢いを加速させた。

2Q 6分33秒でインサイドから来日初得点となる2Pシュートを沈めたウィリアム・マクドナルド。

2Q 5分40秒、この試合2本目のダンクを沈めるハシーム・サビート・マンカ

 

前半を終えて12点のリードを奪って突入した後半。グラウジーズがじわじわと迫ってくる。3Q終了間際2秒で#45ピットマンにインサイドから2Pシュートを決められ流れがグラウジーズに傾く。3Qを終えてリードは一桁になり6点差になった。

4Q開始早々、高島一貴があのB1残留プレーオフ2回戦を彷彿とさせる見事なレイアップシュートを決めるが、以降グラウジーズが肉薄。遂には5分37秒で66-66の同点となる。しかし、4分45秒で川村卓也が3Pシュートを沈めて逆転。さらには細谷将司が3Pシュートでリードを4点とする。

4Q 4分7秒細谷将司が3Pシュートを沈める

さらにはマクドナルドが3分4秒と1分43秒に2Pシュート、川村卓也が2Pシュートとフリースロー2本を沈めた。

4Q 1分21秒川村卓也がインサイドから2Pシュートを沈める

 

しかし、追撃体制のグラウジーズは3Pシュートを効果的に決めるなどして点差を詰め、遂にはビーコルの勝利が目前だった残り6秒、#24大塚に3Pシュートを決められ同点。残り1分で川村卓也が3Pシュートを狙ったが無情にも外れ、80-80の同点のままで5分間の延長戦に突入した。

4Q終了間際に同点とされ痛恨の延長戦に

 

延長戦開始早々の4分27秒に、マクドナルドが初めてファウルを取られ、フリースロー2本を決められると、2Pシュートを狙いにいった高島が、#11宇都にディフェンスリバウンドを奪われてしまい#24大塚に2Pシュートを許す。さらには#7宮永にも2Pシュート決められ6点のビハインドになってしまう。ビーコルは細谷将司の3Pシュート、川村卓也がフリースロー2本を沈めるなどして必死に追いすがるが、リードを許した焦りからなのかミスが相次ぎ、リバウンドやスティールを奪われ失点した。

延長戦 3分13秒細谷将司が3Pシュートを沈める

 

6点ビハインドの残り13秒で川村卓也が、宇都からファウルを奪いフリースロー2本を沈め4点差にまで詰め寄ったが、刻々と秒が進み、残り10秒で宇都にフリースローを決められて万事休す。延長戦の末での87-92となり悔しさ募る逆転負けを喫してしまった。

 

古田 悟HCは、この悔敗をこう総括し、4Qで3Pシュートが来るのが分かっていながら、指示を徹底出来なかった自らを責めて悔いた。

 

GAME1で、グラウジーズのエース宇都直輝には30得点を献上した。GAME2ではマークが徹底されるだろう。一方で、マクドナルドがデビュー戦で16得点を挙げて、合流間もないチームにフィットしてみせた。インサイドを打てる選手が来たことで負担の少なくなったサビートも16得点を挙げ躍動した。早速ケミストリーが生まれた二人のコンビネーションも含めて希望はある。

B1残留プレーオフ2回戦の悔しさは、GAME1で味わった悔しさと共にGAME2で晴らす!頼もしき新戦力ウィリアム・マクドナルドを加えた海賊たちが、今度こその逆襲で勝利する!さらなる強力なブーストで彼らを後押ししよう!ゴービーコー!!

【写真・記事/おおかめともき】

 

Written by geki_ookame