ビーコル、アウェーで大阪エヴッサと2連戦!

連敗中同士の対戦、勝利を渇望するビーコルはディフェンス難の改善が鍵。

横浜ビー・コルセアーズは、11月10日(土・18時05分 TIP-OFF)と11月11日(日・13時05分 TIP-OFF)に、アウェーおおきにアリーナ舞洲で西地区4位の大阪エヴェッサと第9節2連戦を闘う。

昨季のアウェー大阪戦でのティップオフ


ビーコルは現在4連敗中で大阪は8連敗中。今節は、共に連敗を止めたいチーム同士がぶつかる2試合となる。

中地区のビーコルは、前節の三遠戦で開幕から抱えるディフェンス難が露呈し、今季のチーム最多90得点を挙げながらも、三遠に7点を上回られて敗戦。現在3勝10敗で、5位三遠には2ゲーム差をつけられて6位の位置にいる。

一方の大阪は、現在4勝9敗で西地区4位。3位の京都には4ゲーム差をつけられている。開幕から怪我による離脱者が多く出た大阪は、開幕節北海道2連戦を1勝1敗。第2節福岡2連戦と第3節滋賀戦で3連勝したが、以降の名古屋2連戦、琉球戦、千葉2連戦、川崎2連戦、京都戦を全敗。8連敗中の得点は63、70、48、69、63、79、85、65とロースコアが多く、ここまでの総得点数890はB1ワースト(11月9日時点)になっている。

ビーコルの総得点数は1010でB1での7位/18(11月9日時点)で、大阪を大きく上回る。ただし、総失点数1107はリーグワーストで、大阪の954失点を下回る。

トーマス・ウィスマンHCは、三遠戦に敗れたあとで「毎回、相手のチーム平均シュート確率よりも高い数字でシュートを成功されてしまっている」とチームが抱えるディフェンス難の深刻さを嘆いたが、得点難にあえぐ大阪とはいえ、抱えるディフェンス難が改善されていなければ、前節の三遠がそうだったように、今回も成績以上の得点を与えかねない。急務でおこなわれているディフェンスの改善だが、前節から中2日の試合で準備期間が短いだけに、名将ウィスマンHCの策に期待したい。

横浜ビーコルセアーズ トーマス・ウィスマンHC


大阪の得点源は、ここまで13試合で190得点を挙げているジョシュ・ハレルソン。前々節の川崎戦GAME2では3Pシュート5本を含む23得点5アシストをマークし、前節京都戦では3Pシュート2本で6得点に留まったが、14リバウンドを記録している。3Pも打てるだけに要注意だ。

前節京都戦でシュートを打つ大阪エヴェッサ#55ジョシュ・ハレルソン【写真提供:©B.LEAGUE】


怪我から復帰したエグゼビア・ギブソンは復帰後の3試合で76得点。川崎戦GAME1で24得点。GAME2では3Pシュートを3本入れて18得点。前節京都戦では16得点を入れている。

前節京都戦での大阪エヴェッサ#25エグゼビア・ギブソン【写真提供:©B.LEAGUE】


外国籍選手では、ジャマール・ソールもいるが、ここまで6試合に出場して27得点。前節と前々節ではベンチ入り登録されていない

帰化選手で元ビーコルのファイ・パプ・月瑠(ムール)は、ここまで9試合で143得点。大阪は、ビーコルと同様に帰化選手がいるだけにオンザコート3同士の激突もありそうだ。

前節京都戦でフリースローを打つ帰化選手の大阪エヴェッサ#10ファイ・パプ・月瑠(ムール)【写真提供:©B.LEAGUE】


ビーコルは、ここまで川村卓也が222得点でチームのスコアリーダー。この数字はB1の日本人選手でトップ。また川村の3Pシュート成功数83本はB1選手で2位の成績。チーム2番手は192得点のアマンゼ・エゲケゼになっている。

昨季のアウェー大阪戦でシュートを沈める#1川村卓也


前節三遠戦で、ジャボン・マックレアが来日して初めての30点台、32得点を挙げたが、新潟戦前の練習で痛めた足のコンディションが完調ではなくオフェンスでのハイスコアも、ディフェンス面で精細を欠いた。

前節2試合ぶりに復帰した三遠でダンクを決める#11ジャボン・マックレア


Bリーグのレギュレーションでベンチ入り登録出来る外国籍選手は2名まで。前節から中2日ということもあり、大阪ではディフェンスに特化した新外国籍選手プリンス・イベの起用も予想される。得点力があるマックレアの状態が気になるところだが、今後ウィスマンHCはオフェンス重視ならばマックレア、ディフェンス重視ならばイベを選択していくのではないか。

新潟戦GAME2で2本のダンクを決めた横浜ビー・コルセアーズ#11プリンス・イベ。ディフェンスに特化した選手だが、ダンクシューターでもある


三遠戦で、ビーコルは1Qで27得点を入れて快調な滑り出しを見せたが、2Qではわずか12得点と失速してしまい、これが敗因のひとつとなった。このロースコアは、元ビーコルのウィリアム・マクドナルドにインサイドを次々に突破されるなどして防戦一方となり、これがオフェンス面にも影響を及ぼした結果だった。オフェンスではリーグ7位の成績を挙げているだけに、ディフェンス難の改善が今節も鍵を握っている。

前回三遠戦でのビーコルディフェンス


エース川村は、今節への意気込みと決意をこう語っている。

「チームの中でネガティブなワードが多く、チームとして組織として自信を失っている部分が多い。三遠戦を映像でしっかりと振り返って、大阪戦前の練習ではネガティブなことを、まずはポジティブなことに変えられるようにしないといけない。練習からもっともっとアグレッシブになって、チーム内の競争を激化させる。話し合うこともそうだし、コートでパフォーマンスすることもそう」

「今は8チームが団子状態だと思っています。他のチームも必死だと思うし、大阪も必死。その中で出遅れないためにも、顔を上げてやるしかない」

「それをブースターに見てもらって、僕たちが顔を上げて激しくプレーして、勝利に向かっていく姿勢を見せる。僕たちが勝つことがブースターさんたちが喜んでくれる一番のシチュエーション。いくら負け続けても、会場に来てくれるブースターさんたちに甘えず、皆さんに見られていることを常に意識して、プロとしてやるべきことをコートの上で表現していく」

昨季のアウェー大阪戦で、熊谷尚也を交わしアウトサイドから2Pシュートを沈める川村卓也


大阪も8連敗中とあって、ホームアリーナで死にもの狂いでぶつかってくる。ディフェンス難に苦しみ、勝利を渇望するビーコルにはこれを上回るエナジーが必要だ。大阪で奮起する海賊たちの巻き返しに期待したい。

【取材・写真・記事/おおかめともき(大阪選手写真提供・©B.LEAGUE)】

 

Written by geki_ookame