ビーコル、ホームで名古屋Dと2連戦!


ロバート・カーターが合流して最初の2連戦!今度こそ、ホーム戦初勝利で連敗ストップ!

横浜ビー・コルセアーズは11月7日(土・15時5分TIPOFF)と8日(日・14時5分TIPOFF)に、ホーム横浜国際プールに西地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えて2連戦を闘う。

ビーコルはここまで2勝8敗で7連敗中。今節ではホーム戦今季初勝利と今度こその連敗ストップがかかる。前節の富山戦では、前半でレジナルド・ベクトンとパトリック・アウダのコンビネーションが機能して前半を7点リードで折り返した。3Qで富山の反撃を受け、ディフェンスの強度を上げたが、5選手がファウルトラブルに陥り、4Qでの守りに大きく影響した。4Qの8分と6分にはベクトンと森川がファウルアウト。インサイドと3Pシューターを失ったビーコルは流れを失い、終盤で4本のダンクを喫するなどして20点の大差をつけられて敗戦している。

前節の富山戦。これが4試合目だったパトリック・アウダ(写真中央)はチーム最多の24得点を挙げている【写真提供©B.LEAGUE】


3人目の外国籍選手が待望されていたが、
新型コロナウイルスの影響から合流が遅れていたロバート・カーター(昨季島根でプレー)が、来日後の隔離期間が開けて、今節前の11月2日にようやくチームに合流。名古屋D戦に向けた練習に参加している。今節でデビューとなれば、ここ数戦で続いているベクトンをはじめとしたファウルトラブルが解消されることが期待される。

横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター。今節で出場となればビーコルでのデビュー戦となる【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ】


対する名古屋Dは、今季ジャスティン・バーレル、安藤周人、張本天傑らの継続選手に加えて、齋藤拓実、狩野祐介、外国籍選手ではジェフ・エアーズ、レオ・ライオンズら各チームのエース級選手を獲得して、開幕からここまで6勝4敗の3位と
良好な滑り出しをしている。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ#24ジャスティン・バーレル【写真提供©B.LEAGUE】


名古屋Dは、外国籍選手ですら走れるトランジションの速いバスケットボールを展開してくるが、アーリーオフェンスから速いパス回しを積極的に仕掛けてくる相手に対して、今季、激しいディフェンスを徹底させているビーコルが、名古屋Dの速いボールムーブをどう止めていくかが勝敗への鍵になるだろう。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ#4ジェフ・エアーズ【写真提供©B.LEAGUE】


前日練習を終えた指揮官カイル・ミリングHCは「開幕以来、満足に練習することが出来なかったが、今回は初めて1週間の期間で出来、加えてメンバーも全員揃った状態で充実した良い練習と準備が出来た。ここまでの課題であるターンオーバーの数やオフェンスの遂行は良くなってきている。今週やったことが、今回の試合で出し切ることが出来れば、勝機はある」と語っている。

前日練習で指導する横浜ビー・コルセアーズ カイル・ミリングHC【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ】


キーマンは、ロバート・カーターではないか。カーターは、はやる気持ちを抑えながら「準備は万全。デビュー戦を迎えられ、ようやくコートに立てることに、もの凄くワクワクしている」と意気込みを話している。合流したばかりのチームにどこまでフィット出来るかだが、7連敗中のチームにとって、心強い存在であることは間違いない。練習を見た限りでは、持ち前の優れた状況判断能力で連携もしっかりとこなしていた。
今季のレギュレーションでは外国籍選手のベンチ入り登録が3人に増えているだけに(試合中のコートには最大2人まで)、ベクトン、アウダ、カーターといよいよ3人体制になった外国籍選手をカイル・ミリングHCがどう起用していくか注目される。

前日練習でのロバート・カーター。昨季は島根でプレーして741得点(平均21.2得点)を挙げた【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ】


ホーム戦初勝利、そして、ここで何としても止めなければならない連敗。チームの準備は良好な練習で万全におこなえた。残る力は
ビーコルファン、ビーコルブースターのあと押しだ。選手の推進力となる応援は、勝利するためには不可欠。ぜひ会場にひとりでも多く足を運んで頂き、選手たちと共に闘い、勝利を掴み取って欲しい。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©横浜ビー・コルセアーズ】


Written by geki_ookame