ビーコルが滋賀とのアウェー2連戦を先勝!


カイル・ミリングHCの初陣を勝利で飾る!ビハインドから逆転 滋賀の追い上げ振り切った!

2020-21シーズン第2節GAME1(10月10日 ウカルちゃんアリーナ)
滋賀レイクスターズ 76-84 横浜ビー・コルセアーズ 
25-19|9-18|13-23|29-24

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 10.10 [SAT] 滋賀レイクスターズ vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5884&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは10月10日、敵地ウカルちゃんアリーナで滋賀レイクスターズとの2連戦GAME1を闘った。立ち上がりでビハインド展開になったビーコルは、徐々に立て直して反撃に転じ、2Qで滋賀の得点をひと桁9点に抑えるなどして逆転に成功。後半で接戦になったが、これを制したビーコルが8点差の76−84で勝利した。ビーコルはこの試合からカイル・ミリングHCが指揮を執り、新指揮官の初陣を勝利で飾った。滋賀は開幕から3連敗。

この試合で両チームを通じて最多となる23得点を挙げた横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース【写真提供©B.LEAGUE】


1Q、開始早々から晴山の連続得点で滋賀にリードを許したビーコルは6分、エドワード・モリスの3点バスケットカウントとアキ・チェンバースの3Pシュートで逆転。以降で両チームは一進一退となったが、晴山に2本の3Pシュートを許し、滋賀リードの時間帯が続いた。ビーコルは秋山皓太の2Pシュート、小原の3Pシュートで追撃した。最初のクォーターは19-27。ビーコルは4点ビハインドのスタートになった。

2Q、追い掛けるビーコルは開始9分で森川が決めた2Pシュートなどで得点。6分にはストックマンの好アシストからモリスが2Pシュートを決めた。ストックマンはこのクォーターで良い動きを見せ、中盤5分では2Pシュートを決めてビーコルが同点に追いついた。以降、フリースローの得点で滋賀に勝ち越しを許したが、小原が2Pシュートを決めて再び同点に。さらには4分、森川が3Pシュートを決めてビーコルが逆転した。

3Pシュートを決める横浜ビー・コルセアーズ#9森川正明【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルは中盤以降でディフェンスをゾーンに変更。これが機能して滋賀の得点を残り53秒まで封じ込めることに成功する。ディフェンスからオフェンスの流れを作ったビーコルは、アキ・チェンバースの2Pシュート、ベクトンのフリースロー1/2本、さらにはストックマンのアシストからベクトンが2Pシュートを入れた8点ランでリードを伸ばした。

残り1分を切って、村上の3Pシュートで滋賀がようやく得点したが、ビーコルはこのクォーターで滋賀をひと桁9得点に抑え込みビハインドからリードを奪った。2Qは18−9のダブルスコア、トータルスコアは37−34とビーコルが3点のリードを持って前半を終えた。

3試合連続のダブルダブルをマークした横浜ビー・コルセアーズ#7レジナルド・ベクトン【写真提供©B.LEAGUE】


3Qの開始8分でビーコルはチェンバースが3Pシュートと2Pシュート、さらにはベクトンが3点バスケットカウントを決めてリードをさらに伸ばした。以降もビーコルは得点を伸ばし、3分と2分では森井の絶妙なバウンスパスからチェンバースが2Pシュートを決めるとモリスのバックパスから森井が3Pシュートを決めてリードを二桁10点にした。さらには終盤のオフェンスで森井とチェンバースがレイアップを決めるなどして加点。ディフェンスでも滋賀を13点に抑え、3Qは13−23。トータルスコアを13点リードの47−60とした。

3Pシュートを決める横浜ビー・コルセアーズ#18森井健太【写真提供©B.LEAGUE】


4Qで滋賀がじわじわと追い上げてきた。7分では連続得点を許し、ひと桁差にされた。それでも森川と秋山の3Pシュートで流れを取り戻したビーコルは、残り4分で秋山のフリースロー2本成功で再び二桁に戻した。しかし、連敗を止めようと食らいついてくる滋賀にクリークモアの3点バスケットカウントなどで1ポゼッション3点差に詰め寄られてしまい、流れが滋賀に行きかけた。この嫌な流れを断ち切ったのは小原 翼だった。小原は1分を切ってから3Pシュートを決めてリードを8点とし、滋賀を突き放した。

最終盤の攻防で滋賀はフリースローと狩俣の3Pシュートで4点差にしたが、晴山のアンスポーツマンライクファウルで得たフリースロー2本を秋山が確実に仕留めてリードを6点にした。さらには森井もフリースロー2本を決めてリードを8点に伸ばし、ビーコルがそのまま逃げ切って勝利を収めた。

勝負所のフリースローを確実に仕留めた横浜ビー・コルセアーズ#22秋山皓太。左後方は、この試合が初采配のカイル・ミリングHC【写真提供©B.LEAGUE】

 

ビーコルは二桁得点が4人。アキ・チェンバースが3Pシュート5/7本(成功率71.4%)を含む23得点で両チームを通じて最多。レジナルド・ベクトンが11得点10リバウンドで3試合連続ダブルダブル。森川正明(2ブロックショット)と森井健太(7アシスト)も11得点を挙げた。

流れが行きかけた時間帯で、要所で効果的なシュートを決めた小原 翼が3Pシュート2/3本(成功率66.7%)を含む8得点をマークした。小原はシュート練習を地道におこなってきており、その成果がチームのピンチを救った。

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【カイル・ミリングHC 試合後コメント】

横浜に来てからの初戦で勝ち星を取ることが出来て、とても嬉しく思います。選手たちのスピリットや個性が出た試合になって、勝てたことを誇りに思います。試合の序盤、若干ゆっくりスタートしてしまいました。滋賀が2敗してい たので、エナジーを持ってやってくるのは分かっていたにもかかわらず、そこ に飲まれてしまいましたが、切り替えてプレー出来ました。選手が全員揃っていない状態ですが、エナジーを持って、初采配で勝ち星を取れたことをうれしく思います

【アキ・チェンバース 試合後コメント】

滋賀が0勝2敗だったのでエナジーを持ってやってくるということは分かっていましたが、試合の入り出しが少しゆっくりになってしまいました。後半は、自分たちの持ち味やエナジーを出して巻き返すことが 出来たので良かったと思います。 シュートは最近ずっと練習していたので、どんなゲームのシチュエーショ ンでも、試合の最初でも終盤でも、1本1本のシュートを大切にして全部決めるようにしています」

横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース【写真提供©B.LEAGUE】

 

ビーコルが今季初のカード連勝を狙うGAME2は、翌日11日(日)に、この試合と同じウカルちゃんアリーナで13時10分TIPOFFでおこなわれる。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame