かつての僚友・細谷将司との対決!連敗ストップがかかる負けられない2連戦!アウダの活躍に期待!
横浜ビー・コルセアーズは10月24日(土・18時5分TIPOFF)と25日(日・14時5分TIPOFF)に、CNAアリーナ☆あきたで、同じ東地区の秋田ノーザンハピネッツとアウェー2連戦を闘う。
ビーコルは、前節の千葉戦で22点差での敗戦を喫し、現在4連敗中。今一度、千葉戦を振り返ってみよう。1Qで強力なインサイドオフェンスで22得点を入れた千葉に対し、ビーコルは2Qでインサイドのディフェンスを修正。これが功を奏し、2Qで千葉を15得点に抑え、森川と森井の3Pシュート、チェンバースのインサイド2Pシュートで12点ランを決めて一時は2点差に迫った。3Qではアキ・チェンバースの3Pシュート、エドワード・モリスのインサイドアタックなどで差をひと桁台にまで詰めたものの勝負所の4Qでファウルがかさみ、開始8分でレジナルド・ベクトンがファウルアウト。リバウンドも7本に留まり、ターンオーバーも21本と千葉の14本と差がついてしまったことが敗因に繋がった。
秋田への移動日におこなわれた前日練習では、千葉戦での反省を活かすべく早速修正が施された。対秋田の連携も確認して、中2日と時間が限られた中にあっても、制度の高い練習がおこなわれていた。カイル・ミリングHCは「A東京戦GAME2のような攻守が出来れば、勝機はある」と話し、チームは良好な準備をおこない満を持して秋田へと移動した。
千葉戦では、待望されていた2人目の外国籍選手#1パトリック・アウダ(チェコ代表・PF)がデビューした。チェコ代表選手でもあるヨーロッパの雰囲気が漂う生真面目なPFは、この試合でフリースロー3/4本(成功率75%)を含む9得点を挙げた。「この結果には満足していない。まだまだやれる自信がある」とはアウダの試合後コメントだが、秋田への移動前には「千葉戦は準備期間が足りなかったけど、今回の秋田戦はしっかりと練習したから大丈夫。千葉戦以上のパフォーマンスをしてみせるよ」と自信みなぎる笑顔で話してくれた。今節で、#7レジナルド・ベクトンと共に得点の要として期待がかかる。
対する秋田は、ここまで4勝3敗。開幕から信州と京都から4連勝したが、琉球と北海道に敗れて現在3連敗中。今季のロスターでは、元ビーコルの細谷将司、古川孝敏、中山拓哉、カディーム・コールビーらが継続、外国籍選手ではアレックス・デイビスとマイク・ベルを獲得している。
注目のマッチアップは、秋山皓太と中山拓哉の東海大対決。秋山は「(対戦を)特には気にしていないが、大学時代にお世話になった方。一緒のコートに立てるのがうれしい」と話す。秋山が先輩を制すればチームの勝利も見えてくる。
そして、かつてビーコルでプレーしたPG細谷将司との対決は楽しみで、今節の見どころのひとつだ。今や秋田のアイドル的存在となった細谷は、開幕からここまで38得点(3Pシュート1/14本)を挙げ、前々節の琉球戦GAME2では16得点をマークしている。細谷といえば、ビーコル時代では『まさしのスリー』がお馴染みだったが、マーシーの恩返し弾は絶対に阻止しなければならない。一度乗せてしまうと得点を量産してくるだけに要警戒。細谷を止めることも勝利への鍵となる。
今節の闘いは両チーム共に連敗ストップがかかる負けられない試合だ。ビーコルは敵地で相手のエナジーを40分間にわたって上回らなければならない。今回もタフな闘いになるだろう。だが、A東京戦GAME2で見せたあのスーパーアグレッシブなバスケットボールが出来れば勝機はある。ビーコルは連敗ストップに加えて、敵地での連勝も狙う。
【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©横浜ビー・コルセアーズ】