チーム一丸の全員バスケで、今度こその川崎戦勝利を!
中地区2位の横浜ビー・コルセアーズは、12月11日にアウェー川崎市とどろきアリーナで同じ中地区首位の川崎ブレイブサンダースと1試合を闘う。この試合は、今季2度目の神奈川ダービーとしておこなわれる。
現在、ビーコルは7勝10敗で2位。3位の富山と4位新潟(ともに5勝13敗)とは「2.5」差になっている。川崎は、現在7連勝中で、2位ビーコルに「7.5」ゲーム差をつけて首位を独走している。
ビーコルは、Bリーグになってからのここまでで、川崎に勝てていないが、前節では昨季6戦全敗だった新潟からアウェー戦で2連勝を奪い、対新潟戦で無傷の3連勝を挙げていて勢いがある。その中2日後におこなわれる今節で、何としても川崎から勝利を奪い、2位チームとして川崎の独走を少しでも止めておきたいところだ。
2位を守った新潟での連勝は、2試合ともに激しい接戦となり、ビーコルはそれをチーム力で勝ち切った。挙げた得点は、71点と67点とロースコアだったが、ディフェンスで新潟の得点を60点台に抑えたことが大きかった。
ビーコルは、バイウィーク期間中に戦力を補強したが、これがさっそく機能している。新潟戦前にジョルジー・ゴロマンとジェイソン・ウォッシュバーンが退団し、新たに昨季三河でプレーしたジェイムズ・サザランドと、前々シーズンにビーコルでプレーし、昨季は三遠でプレーしたウィリアム・マクドナルド(1ヶ月間の短期契約)が加入。
先にデビューしたサザランドは、新潟戦前日に来日したばかりだったにもかかわらずGAME1で18得点10リバウンドでのダブルダブルデビューを果たし、GAME2では14得点8リバウンドを挙げて、チームの連勝に大きく貢献した。
今節では、マクドナルドのベンチ入り登録が可能になる。これで、ビーコルは再び外国籍選手3人となったが、ウィスマンHCがこのうち誰を選択してくるかが注目される。
今季最初の神奈川ダービーだった前回11月の川崎戦はホーム横浜国際プールでの2連戦だったが、ビーコルはベクトンと橋本を怪我で欠いていた。GAME1は、1Qから両チームが激しく点を奪い合う神奈川ダービーにふさわしいスタートになった。幸先の良いオフェンスを見せたビーコルだったが、2Qで川崎のディフェンスプレッシャーに苦戦して得点が停滞し、二桁ビハインドを背負っていまう。それでも3Qにディフェンスを立て直してオフェンスの流れを掴むと10点ランを決めて3点差にまで肉薄。しかし、以降でまた失点が続いてしまったことから、再び二桁差で川崎に引き離されてしまい63−75で敗戦している。GAME2では、前半で3Pシュートがなかなか決まらず、ロースコアが続き、ターンオーバーも多発したことから、二桁ビハインドで川崎に主導権を握られてしまう。後半でオフェンスを立て直し、22得点を入れて反撃の流れを掴んだが、4Qで得点が伸びず、最終的には60−84の24点差で敗れている。
ウィスマンHCはGAME2の試合後に「自分たちが取った得点は60点。やはり、これでは勝つためには足りないものがある」と語った。川崎を苦しめる時間帯もあっただけに、今回の対戦でどこまで得点を伸ばすことが出来るかが鍵を握ってくる。ビーコルは、この時よりもアップデート出来ている。前回対戦で出れなかった橋本尚明は前節で復帰を果たし、外国籍選手も整った。加えて、ディフェンスもバイウィーク中に強化して、新潟を2試合続けて60点台に抑える進化も見せている。ベクトンに加え、新潟戦でご挨拶がわりの活躍を見せたサザランド、今節からベンチ入り可能な実績のあるマクドナルド、再び3人揃った外国籍選手は期待が大きく持てる。ニック・ファジーカス、篠山竜青と強敵は多いが、楽しみな再戦だ。
前節は全員バスケで連勝を掴んだが、それは今節も変わらない。キャプテンの田渡 凌は、新潟戦後に「最後の試合と思って臨む」と今節への強い意気込みを語った。40分間にわたってディフェンスの強度を保てば、今季初めての3連勝、そして対川崎戦初勝利も見えてくる。
【記事・写真/おおかめともき・新潟戦、川崎写真提供/©B.LEAGUE】
今節の中2日後、ビーコルは、12月14日(土)、15日(日)にホーム横浜国際プールでA東京と2連戦を闘う。
対A東京2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。
横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】12月14日&15日 アルバルク東京戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191214_20191215/