ビーコル、川崎とのホーム2連戦GAME1で12点差負け。


1Qで川崎と激しい打ち合いを演じるも、2Qでわずか7得点の失速が響く。

2019-20シーズン第9節GAME1(11月16日横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 63-75 川崎ブレイブサンダース 
19-20|7-17|20-22|17-16

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 11.16 [SAT] 横浜ビー・コルセアーズ vs 川崎ブレイブサンダース】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4285&TAB=B

中地区2位の横浜ビー・コルセアーズは、ホーム横浜国際プールで同じ中地区首位の川崎ブレイブサンダースと2連戦のGAME1を闘い、12点差の63−75で初戦を落とした。ビーコルは3連敗で5勝9敗。

中地区争いでは、3位の新潟も宇都宮に敗れたためにビーコルの2位は「0.5」差のままで変わらず。首位川崎との差は「6.5」ゲーム差に広がった。

この試合前に「ミスタービーコル」蒲谷正之氏と、今季よりビーコルのチーム編成・強化担当兼アシスタントコーチに就任している山田謙治氏の引退セレモニーがおこなわれ、両氏が挨拶した。ホームのファンから惜別の拍手が贈られると、蒲谷は駆けつけた母親と共に万感の表情を浮かべていた。セレモニーでは、蒲谷氏の背番号「3」、山田氏の「13」がビーコル創設以来初となる永久欠番になることも発表されている。この試合で、レジナルド・ベクトンが膝痛で、橋本尚明が左足リスフランス関節捻挫のために欠場した。両選手は翌日のGAME2も欠場する。

最初のクォーターは、川崎が3Pシュートで先制したが、すぐさま生原が3点バスケットカウントでやり返して同点。以降で両チームは激しい点の奪い合いとなり、神奈川ダービーにふさわしい一進一退の攻防が繰り広げられた。ビーコルはウォッシュバーン、チェンバース、田渡、モリスが主に外角からのシュートで19得点を入れて19−20の1点ビハインドで1Qを終えた。しかし、2Qで得点が停滞してしまう。強度を上げた川崎のディフェンスプレッシャーに苦戦し、ターンオーバーも多くなってしまったことから思うようなオフェンスが出来ず、このクォーターで入れた得点はわずかに7点。この間に10点ランを許し、ビハインドが二桁11点になってしまった。川崎の佐藤賢次HCはこのクォーターでのディフェンスについて「特別な指示は出していない。2Qで出た選手たちが、頑張ってくれたことが一番の要因。この時出た青木、藤井が前線からいいプレッシャーをかけてくれた。これが効いた」と振り返っている。3Qでビーコルディフェンスが機能し、そこからオフェンスのリズムが生まれた。8分でチェンバースが決めた3Pシュートと2Pシュートでの連続得点を皮切りに、ウォッシュバーン2Pシュート、田渡3点バスケットカウントで10点ランを決めて3点差にまで肉薄。しかし、以降でまた失点が続いてしまい13点差。再び川崎を逃し、二桁ビハインドになった。4Qで、川崎の得点をこの日最小の16得点に留めて最後の反撃に出たビーコルは、牧、生原、田渡、ゴロマンのシュートで17得点を入れたものの、差を詰めるまでには至らず、63−75の12点差で2連戦の初戦を落とした。2Qで7得点しか入れられなかったことが響いた。ビーコルは3人が二桁得点。田渡 凌がシュート成功率57.1%で17得点(3アシスト)、アキ・チェンバースが3Pシュート3/5本で13得点(6リバウンド、4アシスト)、ジョルジー・ゴロマンが3Pシュート1/4本で10得点を挙げた。ジェイソン・ウォッシュバーンは6得点だったが、リバウンドを11本取っている。〈トーマス・ウィスマンHC試合後会見全内容〉

「ディフェンスでは、全体的に、いい動きが出来たとは思うが、相手のほうがいいディフェンスをした。相手のディフェンスが良かったために我々の得点が止まってしまっことがあった。加えて、相手がリバウンドを取ってからのセカンドチャンスで22得点入れられている。前半のディフェンスに関しては、相手のシュート成功率が高かったので、これは確認しないといけない。このリーグでは(今日我々が入れた)63点以上の得点を取らないと勝つことは出来ない。もっと点を取らないといけない。そして、我々のターンオーバーは17本、この数字では勝利につながらない」

「(3点差まで詰めた3Qではターンオーバーが少なかった。チームのいい時間帯と悪い時間帯の違いは?)我々のオフェンスは、ディフェンスが調子いい時に、オフェンスも良くなってくる。今日は、ハーフコートでのオフェンスが上手くいっていなかった。相手のプレッシャーが強かったので、上手く対応出来なかったところがあった。ターンオーバーが出なかった時間帯もあったが、直後にターンオーバーをしてしまい戻ってしまうこともあった。前半だけでターンオーバー11本だったが、2Qではターンオーバー6本。これは多過ぎる数字だ。ターンオーバーが多くなった時間帯で得点に苦労してしまった」GAME2は、翌日10日に同じ横浜国際プールで14時5分ティップオフでおこなわれる。

【記事・取材・写真/おおかめともき】

対川崎2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。

横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】11月16日&17日 川崎ブレイブサンダース戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191116_20191117/


Written by geki_ookame