川崎にもう負けられない!今度こその勝利で2位を死守!
中地区2位の横浜ビー・コルセアーズは、11月16日と17日ホーム横浜国際プールで同地区首位の川崎ブレイブサンダースと第9節の2連戦を闘う。ビーコルと川崎はこれが今季初顔合わせ。
ビーコルと川崎の対戦は、今節の2試合を含めてホームとアウェーで全6試合が組まれているが、今季も「神奈川ダービー」としておこなわれ、6試合観戦スタンプラリーなど、両クラブ合同での企画イベントが実施される。
また、16日のGAME1では、「ミスタービーコル」蒲谷正之氏と、今季よりビーコルのチーム編成・強化担当兼アシスタントコーチに就任している山田謙治氏の引退セレモニーが、選手入場時におこなわれる。
現在ビーコルは、5勝8敗で2位。11勝3敗で首位の川崎とは「5.5」ゲーム差をつけられている。また3位新潟が「0.5」ゲーム差で迫ってきており、今節では2位死守がかかっている。
今季の川崎は、長く東芝時代からヘッドコーチを務めてきた北 卓也氏が退任してゼネラルマネージャーとなり、新たに佐藤賢次氏がアシスタントコーチから昇格する形でヘッドコーチに就任。ロスターでは、谷口光貴とバンバ・ジュフ、バーノン・マクリン、シェーン・エドワーズが退団。代わって富山から大塚裕土(SG)、大阪から熊谷尚也(SF/PF)を獲得。外国籍選手ではジョーダン・ヒース(PF/C)とマティアス・カルファニ(PF/C)が加入している。熊谷尚也は、前節の三遠戦GAME2で右足底部を痛め、全治2~3週間とチームから発表されている。
この中で要警戒になるのは、やはり日本代表選手でもあるセンターのニック・ファジーカスとポイントガードの篠山竜青だろう。生で観ておきたい両選手のプレーだが、対戦する相手となるとタフな相手だ。中も外も打てるファジーカスのオフェンスに加え、篠山がここぞで決めてくる3Pシュートは驚異になる。この2人を擁し、レンジが広い川崎オフェンスをどう抑えるか。ゾーンとマンツーマンを駆使したチェンジングディフェンスが鍵を握ってくるかもしれない。
川崎とは9月のアーリーカップで対戦して71-76の5点差で敗れたものの善戦している。この時、川崎はファジーカス、篠山、辻、ヒースが出ておらず、ビーコルはベクトン、ゴロマン、特別指定選手のホールが出ていなかった。ビーコルは、前半で川崎のディフェンスプレッシャーに対応出来なかったことからリズムを作れなかったが、ディフェンスの強度を上げた後半3Qで26得点を奪い、4Qでは同点に追いつく場面もあった。また、3Qで生原秀将が超ロング3Pシュートでブザービーターを決めて、反撃への流れを生んだことは記憶に新しい。
あのアーリーカップでの対戦から、チームは進化を続け、競争力は増してきている。前節のアウェー大阪2連戦では、特に4Q途中までリードしていたGAME2を逆転負けで落として連敗を喫したが、この試合では、ゴロマン、チェンバースが揃ってダブルダブルをマークし、加えて、ウォッシュバーン、橋本、秋山の5人が二桁得点を挙げている。
ビーコルは、今節前の平均リバウンド数が40.2本でリーグ1位。38.7本で5位の川崎を上回っているだけに、得たシュートチャンスを確実に得点に繋げていきたい。今季最初の川崎との対戦は、落とすわけにはいかない重要な2試合だ。2位と首位の対戦になったが、ビーコルは川崎に、Bリーグになってからの3年間で1度も勝利したことがない。だが、ビーコルは今季、力をつけてきている。何としても、川崎から今度こその勝利をもぎ取って2位の座を死守し、今後の闘いへ大きな弾みをつけるホーム2連戦にしたい。
今節のホーム2試合は「神奈川ダービー」に加えて、GAME1が「横浜トヨペット presents スペシャルイベント」GAME2が「産業能率大学スペシャルゲーム」としておこなわれ、イベントも盛り沢山になっている。ホーム戦では、ファンの大声援も大きな武器になる。ひとりでも多くのビーコルファンに駆けつけてもらい、選手たちをあと押しして欲しい。対川崎2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。
横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】11月16日&17日 川崎ブレイブサンダース戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191116_20191117/
【記事・写真/おおかめともき・川崎写真提供/©B.LEAGUE】