巻き返し期する第2節!海賊たちよ、自分たちのバスケを取り戻せ!
横浜ビー・コルセアーズは、10月12日(金・19時05分 TIP-OFF)と13日(土・14時05分 TIP-OFF)にアウェー・ハンナリーズアリーナで西地区の京都ハンナリーズと2試合を闘う。
ビーコルは、開幕節でディフェンス面での課題が露呈してしまい。GAME1で94失点、GAME2では101失点を喫した大敗で連敗。開幕節でいきなり味わったあの悔しさから中4日。アウェーの地でおこなわれる第2節京都ハンナリーズ戦で、海賊たちがどこまで修正し、開幕節では出来なかった自分たちのバスケをどこまでを取り戻すことが出来るかが、今節のポイントだ。
一方のハンナリーズは、開幕節をアウェーで三遠と闘って1勝1敗。接戦を制したGAME2では、ポイントガード#3伊藤達哉がいい動きを見せて23得点(3Pシュート4本)5アシストを挙げて勝利に貢献。
今季韓国リーグから獲得した新外国籍選手のセンター#50デイヴィッド・サイモンが25得点。パワフォワードの外国籍選手#32ジュリアン・マブンガが19得点(3Pシュート3本)12リバウンドでダブルダブルを挙げており要マークとなる。
ハンナリーズは、この試合、全てのクォーターで20点台を記録した。積極的にゴールを狙ってくるハンナリーズオフェンスに対し、ビーコルのディフェンスがどこまで改善され、これを防ぐことが出来るかが鍵を握る。
また、誘ってくるファウルも要注意だ。ビーコルは開幕節GAME2で#36チャールズ・ガルシアが4Q2分の時間帯にファウルアウトしているが、ハンナリーズが昨シーズンに奪った被ファウル数1266はリーグ1位。一方でファウル数は1095でリーグ10位と少ない。フリースロー試投数もリーグ1位だけにファウルには気をつけたい。
ビーコルは、開幕節で#7橋本尚明を欠いたが、今節で橋本は復帰の見込み。また特別指定選手で法政大学の試合に出場中の#6中村太地が、今節で出場するかどうかが気になるところだ。
橋本が出ることになれば、開幕節のぶんも取り返そうとエナジーをぶつけてくるはず。連敗の嫌なムードを払拭し、チームに流れをもたらす活躍に期待したい。
開幕節では、#8アマンゼ・エゲケゼと、開幕戦前日に獲得が発表された3人目の外国籍選手#12ジャボン・マックレアが体調を崩し、エゲケゼが2試合続けてのプレーが難しいことから準備不足のマックレアを投入せざる負えなかった。中4日で迎える今節で二人のコンディションがどこまで回復しているか。
ただ、エゲケゼはGAME1で13得点7リバウンド。マックレアは、日本デビュー戦となった富山戦GAME2で、序盤こそチームプレーにフィットしなかったが、徐々にペースを上げて10得点5リバウンドを挙げている。コンディションさえ上がれば、さらなる数字が期待出来る。
#1川村卓也と#36チャールズ・ガルシアは引き続き好調だ。川村は開幕節のGAME1で23得点、GAME2で20得点を挙げて計43得点をマーク。アシストも5、6を記録して、今節もウィスマンのバスケを熟知する川村がチームの起点となる。
ガルシアはGAME1で17得点、GAME2で21得点を挙げて、開幕前から続く安定した得点力が維持出来ている。
ビーコルは、ガルシア、エゲケゼ、マックレアと3人の外国籍選手に加えて、帰化選手のエドワード・モリスを擁している。開幕節でモリスは得点こそ伸びなかったが、GAME2でチーム最多の13リバウンドを挙げて貢献。ベンチ登録出来る二人の外国籍選手の使い分けにも注目だが、帰化選手のモリスを、二人の外国籍選手とどう組み合わせて使っていくか。ウィスマンHCの手腕に注目だ。
ディフェンスでは、#81小原 翼に期待したい。開幕節では2試合共に前半での出場がなく、プレータイムはGAME1で4分44秒、GAME2では3分31秒に留まった。古巣富山での開幕戦では悔しいプレーもあったが、3Qでコートに立ったGAME2では開幕節で散々やられたジョシュア・スミスを苦戦させて存在感を示した。外国籍選手をも恐れぬ勇猛果敢さと、持ち前のフィジカルとマッスル、そして悔しさをエナジーに変える強いハングリー精神があるだけに、サイモンとマブンカにぶつけるプレータイムが多く欲しい。
ビーコルは、チームとしてのまとまりが向上している一方で、ディフェンス面での課題が多くある。開幕節では出来なかった自分たちのバスケが、今節でどこまで取り戻せるか。今季最初の勝利が、ウィスマンビーコルの成長を加速させる。
【記事・写真/おおかめともき(京都選手写真提供・©B.LEAGUE)】