新生ウィスマン体制の陣容が遂に決まる!若さ溢れる走れるチームへ。
6月27日、横浜ビー・コルセアーズは来季2018-19シーズンを闘う契約選手とチームスタッフを発表した。
横浜の海賊が、捲土重来を期する来季期待の新生ウィスマン体制の陣容が遂に発表された。トーマス・ウィスマン3カ年計画の始まりだ。
ウィスマンHCが自ら紹介した今回の発表はその第1段といえる。富山から2選手が移籍。広島から1選手とチームスタッフ1名、八王子から1選手が移籍。加えて日本人選手2人が契約基本合意となっている。
新加入の3選手とチームスタッフでは、ウィスマンの意向が色濃く反映された形だ。来季のビーコルはトーマス・ウィスマンの元、確実に若返ることになる。若さ溢れる走れるバスケでビーコルが、2018−19シーズンの台風の目となる。
発表は、フェイスブック、YouTube、Instagramでのライブ中継配信という形でおこなわれた。発表の冒頭「ビーコルブースターが誇れるチームにしたい」と語ったトーマス・ウィスマンHCは、来季の新体制をチームの若返りを目的にしたと説明。
また、ウィスマンHC自ら選手とチームスタッフひとりひとりを、期待を込めながら丁寧に紹介。SNSを駆使した中継もあわせて、他チームにはないビーコルならではの斬新な発表となった。
川村卓也をはじめとした5人の既存選手に加えて、伸びしろの大きい若い3選手を選び、さらに帰化申請中の外国籍選手1選手を陣容に加えた。
チームスタッフにもウィスマン色が克明にあらわれた。まずは、ウィスマンコネクションから、スキルトレーナーのフェス・アービン氏をアメリカから招聘。若い選手たちの成長を助けられるようサポートするスタッフもしっかりと固めた。またチームマネージャーに広島から、栃木時代に共に闘い気心の知れた宮本 望氏を呼んだ。
チームは、この発表の前に公式HPとSNSで『seachange』とのメッセージを送っていた。この言葉から読み取れるのは、これから新たな大海原に出るための大変革。まさにその言葉通りの布陣となった。
ディフェンスを中心に、若く、走れる、スピード感溢れるバスケへとビーコルは変化する。
今回発表された横浜ビー・コルセアーズ2018-19の契約選手とチームスタッフは以下の通りだ。(表記は発表順)
【契約更新選手】
SG 湊谷安玲久司朱
キャプテンを務めた昨シーズンは、怪我に泣いた。長く苦しんだリハビリを経て、シーズン終盤に不死鳥の如く活躍で復帰。迎える新シーズンはチームと同じ捲土重来を期する闘いとなる。
PG 細谷将司
昨シーズン著しく進化成長した海賊の一人である細谷将司。ビーコルの強みであるスピード感溢れる走れるバスケを担う。小柄ながら、持ち前の身体能力を活かしたジャンプ力あるレイアップ、そして3Pシュートは海賊の大きな武器だ。
PG 田渡 凌
アメリカ帰りのサラブレッド田渡兄弟の三男凌が、来季もビーコルでプレーする。ルーキーイヤーの昨季は不甲斐なく悔しいシーズンだったというが、プロ1年目で得た大きな経験を新シーズンで開花させる。現在はアメリカで、スキルトレーナーのアービン氏の元で新シーズンを闘う土台作りに励んでいる。
SG 川村卓也
海賊の唯一無二の絶対的エースが新シーズンにビーコル残留を決断したことは大きい。若い選手が増えるチームを牽引するエースは、川村をおいて他にはいない。新体制のビーコルは、川村のチームになったと言っても過言ではないだろう。持ち前のキャプテンシーでチームをまとめあげ、ここぞのショットで、昨シーズン悔しい思いをさせたビーコルブースターに勝利の歓喜を数多く届ける。
SG 竹田 謙
一度は引退したものの、Bリーグ元年にビーコルで再び現役復帰を果たしたいぶし銀海賊。チーム最年長ながら、そのフィジカルとプレーは衰えるどころか、さらなる進化を見せる。昨シーズンはエナジー溢れるバスケで大きく貢献した。新シーズンでは40歳を迎える。若返るチームの中で、竹田の誰よりも多く持つ歴戦の経験と技が、コートでさらなる輝きを放つ。
【新加入選手】
PG ハンター・コート(日本国籍 広島から移籍)
昨シーズンは広島ドラゴンフライズでプレーした19歳の逸材が海賊入りする。チーム最年少となるが、その伸びしろは果てしなくウィスマンHCも大きな期待を寄せる。チームでは細谷、田渡に続くポイントガードとなるが、モデル経験もあるその甘いルックスは二人の先輩PGと共に人気者になることは間違いない。海賊PGトリオの誕生だ。
SG 橋本尚明(富山から移籍)
ウィスマンHCが、昨シーズンの富山戦で印象に残った選手という25歳の橋本尚明が富山から移籍。レフトハンドでシュートを打てるのは大きな武器で3Pシュートも打てる。また高い強度でのエナジー溢れるディフェンスは、ディフェンス重視を掲げるウィスマンHCも大きく期待している。
PF 小原 翼 (富山から移籍)
富山から二人目の移籍は23歳で地元横浜出身の小原 翼。昨シーズンの富山戦でも異彩を放つプレーが印象的だった。身長は198cmで佐藤託矢に代わる若き和製ビッグマンとなる。若さと恵まれた体格、趣味の筋トレで強化された強靭なフィジカルで、外国籍選手にも勇猛果敢にぶつかっていく。
PF エドワード・モリス (八王子から移籍 ※帰化申請中 )
2011年から日本でプレーし日本のバスケを熟知するエドワード・モリスが八王子から移籍。また現在帰化申請中であることも大きな魅力だ。レギュレーション変更となる新シーズンでは、外国籍選手2人と帰化選手1人が同時にコートに立てることから、モリスの帰化申請が通れば、ビーコルにとって大きな武器となる。
【チームスタッフ】
ヘッドコーチ トーマス・ウィスマン
スキルトレーナー フェス・アービン(アメリカより招聘)
マネージャー 宮本 望(広島より移籍)
マネージャー 小野貴大
アスレチックトレーナー 鈴木 翔
通訳 渥美雄大
さらにウィスマンHCは、現在スキルトレーナーのアービン氏と、二人の新外国籍選手を探していることも発表した。一人は高さとスピード、シュート力のある選手。もう一人はパワーがあり、インサイドを守れる選手ということだ。続報を待ちたい。
加えてウィスマンHCは、公式マスコットのコルスの残留を発表。さらにチアリーダーズB-ROSEの紹介もおこなった。
「昨シーズンよりもいい結果を残せるよう、チームとして前進していきたい」と締めくくったトーマス・ウィスマンHC。栃木をB1初代チャンピオンに導いた名将が、まずはその手腕を見せた今回のチーム編成。ビーコルはここから優勝争いが出来るチーム、優勝が出来るチームへと進化していく。出港の日が今から待ち遠しい。
【記事・HC、既存選手、コルス写真/おおかめともき・新加入選手写真提供/©B.LEAGUE・©東京八王子トレインズ・©横浜ビー・コルセアーズ】
⬇契約選手とチームスタッフ発表動画はここから見る事が出来る。
2018-19シーズン 選手契約締結(継続)のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/team_20180627-3.html
2018-19シーズン 新加入選手のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/team_20180627-4.html
2018-19シーズン チームスタッフ体制のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/team_20180627-2.html