フランスのプロリーグでAC、HCを歴任してきたミリング氏がビーコルの指揮官に!
横浜ビー・コルセアーズは5月19日、カイル・ミリング(Kyle Milling)氏との2020-21シーズンのヘッドコーチ契約基本合意を発表した。日本での指揮は今回が初めて。正式契約は、現在『外国籍コーチに関する特例措置』に基づくJBA公認S(F)級コーチ審査の申請をおこなっているため、JBAよからコーチ資格が付与された後になる。
45歳でアメリカ人のミリング氏は、これまでにフランスの男子プロバスケットボールリーグLNB(リーグ・ナシオナル・ドゥ・バスケット)のチームでアシスタントコーチとヘッドコーチを歴任。2017-19までは同リーグLimoges CSP Elite(France-ProA)でヘッドコーチを勤めた。選手としては、日本でのプレー経験もあり、1998-90シーズンに当時のバスケットボール日本リーグにおいて、このシーズンで2部だった日立本社ライジングサン(SR渋谷の前身チームのひとつ)でプレーしている。
ミリング氏はチームを通じて以下のようにコメントしている。
「横浜ビー・コルセアーズへの加入に期待と光栄な気持ちでいっぱいです。クラブの社長やリーダー達が私に与えてくれた信頼とこの機会に感謝します。スタッフ一丸となり、横浜市とそのファンの皆さんが誇りを持って応援していただけるチームをつくりたいと思います。私たちは、この街とファンが支えてくれることを誇りに思うチーム精神を作り出し、そして情熱とエネルギーでプレーをします。新しいシーズンがもうすぐやってきます。私はコートに立って働き始めるのが待ちきれません。困難な時期ですが安全で健康でいてください。横浜ビー・コルセアーズという家族の皆さんとファンの皆さんにサイドラインで会うのが待ちきれません!」
また、山田謙治アシスタントGMはミリング氏の招聘について、チームを通じてこのようにコメントしている。
「来シーズン新たにカイル・ミリング氏をHCとして招聘いたしました。今シーズンから取り組んでいるディフェンスの強化とチームケミストリーのさらなる向上を成し遂げ、チームを着実に成長させて頂けると期待しております。ミリング氏はアメリカ出身で、これまで主にフランスにて選手、コーチとして経験を積まれてきました。強豪チームだけでなく様々なチームを指揮した経歴もあり、ディフェンスのレベルアップと状況に応じた柔軟性のある指揮に期待しております。また、コミュニケーションと信頼関係の構築を大切にされており、その人柄や情熱、真面目さでチームに新しい文化をもたらして頂けると楽しみにしております」
ミリング氏のホームページ・kylemilling.comによると、自身の哲学として『CREATE A TEAM(チームを作る)』『BUILD CONFIDENCE(自信をつける)』『STATISTICAL OBJECTIVES(統計的目標)』をあげている。チームケミストリー、チームに自信を植え付けること、そしてディフェンスを重んじており、氏が持っているこれらの哲学は、ビーコルが目指すものと合致する。来季10周年を迎える横浜ビー・コルセアーズの新たな指揮官として就任したミリング氏がビーコルにどんなケミストリーをもたらしてくれるのか楽しみだ。
【記事/おおかめともき・写真画像提供/©︎横浜ビー・コルセアーズ】
・横浜ビー・コルセアーズ|カイル・ミリング氏 ヘッドコーチ契約基本合意のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/team_20200519_2/
・カイル・ミリング氏ホームページ
http://www.kylemilling.com