前節で見せた怒涛のエナジーでホーム戦初勝利を掴め!
横浜ビー・コルセアーズは10月21日(水・19時5分TIPOFF)横浜国際プールで、今季最初の水曜日GAMEを同じ東地区の千葉ジェッツと対戦する。
前節でビーコルはA東京と対戦し、GAME1で26点差をつけられた大敗を喫したものの、修正したGAME2では、前日とは打って変わったエナジー溢れる攻守を見せ、A東京と互角に渡り合う接戦を演じた。2Qでは同点からリードを奪って一進一退の攻防を演じ、ビハインド展開となった4Qでは1ポゼッション3点差にまで詰め寄る善戦を見せた。結果的にはカード連敗で終わったが、強豪にプレッシャーを与え続けたことは自信になり、新生ビーコルのポテンシャルの高さをホームのファンの前で示した。
今節前におこなわれた練習で「思っていた以上に善戦した」とA東京戦を振り返ったカイル・ミリングHCは、練習場に入るやいなや選手たちのもとに行き、直接褒めることで自信をつけさせていた。また、カイルHCは「前節同様に自分たちのやるべきことをやれば勝利が見えてくる」とも語っており、再び強豪と対戦する今節の千葉戦でビーコルがどんな闘いを見せてくれるか期待は膨らむ。
対する千葉は、前節で宇都宮と対戦して1勝1敗。敗れたGAME2では宇都宮に68得点に抑えられている。開幕からここまで4勝2敗。敗れた相手は宇都宮とSR渋谷だが、勝利試合では三遠と対戦した開幕節GAME2でセバスチャン・サイズが27得点を入れるなどして103得点を入れている。
今季のロスターでは日本を代表する司令塔・富樫勇樹、西村文男、ジョシュ・ダンカン、ギャビン・エドワーズらが継続し、小野龍猛、晴山ケビン、マイケル・パーカー、ニック・メイヨが移籍。新たに、赤穂雷太、佐藤卓磨、昨季SR渋谷でブレイクしたセバスチャン・サイズ、シャノン・ショーターを加入させている。
要警戒は、ここまで平均16.5得点11.5リバウンドのサイズだろう。サイズはレジナルド・ベクトンと同じミシシッピ大学の卒業であり、今節でのゴール下の争いも激しさを増すことが予想される。
今季より千葉に移籍した赤穂雷太は、昨季、特別指定選手としてビーコルでプレーしたシューティングガード。この試合が、横浜国際プールへの凱旋試合になることも注目だ。
そして、アキ・チェンバースにとっては、かつての僚友と対戦する古巣対決になる。チェンバース自身も「とても楽しみ」と話しており、その一方で「明日になれば、結果が分かる」と不敵な笑みを浮かべながら静かなる闘志を燃やしていた。千葉時代はディフェンスがメインだったチェンバースだが、ビーコルに来てからはオフェンスに磨きがかかっている。進化したアキ・チェンバースを古巣千葉に見せつけたいところだ。
トランジションオフェンスを展開してくる千葉に対し、ビーコルはカイルHCのもとで進化を続け、自信をつけてきているディフェンスで挑む。前節GAME2の4QでA東京を13得点に抑え込んだスーパーアグレッシブなディフェンスが大きく機能すれば、ホームのB-CLAPによる大応援も相まって、たとえ強豪の千葉であっても勝機はあるはずだ。
今節のホームゲームでも、前節同様に様々なアリーナエンターテイメントや会場外に出店されるキッチンカー、アリーナグルメで来場者を楽しませる。今季最初の水曜日GAMEは19時5分TIPOFF。ぜひ水曜の夜に横浜国際プールに足を運び、ビーコル戦士たちと共に闘って欲しい。
【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©横浜ビー・コルセアーズ】