ビーコル、ホーム平塚で川崎と神奈川ダービー1試合!


2020年最初のホームゲームで、今度こその連敗ストップを!

中地区5位の横浜ビー・コルセアーズは、1月22日(水)にホームトッケイセキュリティ平塚総合体育館で同じ中地区首位の川崎ブレイブサンダースと第18節1試合を闘う。

この試合は、今季3度目の『【横浜×川崎】2クラブ合同『神奈川ダービー』企画』としておこなわれ、ビーコルのチアリーダーズB-ROSEとブレイブサンダースのチアリーダーズIRISによるコラボパフォーマンスもおこなわれる。

また今節がおこなわれるトッケイセキュリティ平塚総合体育館は、東京五輪リトアニア代表キャンプに向けたリニューアルがおこなわれたばかり、それを記念したイベントも平塚ゆかりのゲストを迎えておこなわれることになっている。

ビーコルは現在7勝21敗で11連敗中。中地区争いでは5位になっており、4位新潟(9勝20敗)と「1.5」ゲーム差。3位富山(11勝18敗)と「3.5」ゲーム差。2位三河とは「4.5」ゲーム差になっている。

B1総合順位では、ビーコル17/18位。16位の新潟と「1.5」ゲーム差、15位島根と「2.5」ゲーム差。残留プレーオフ圏外の14位名古屋Dまでは「3.5」ゲーム差になっている。

対する川崎は、中地区首位を依然独走中(25勝4敗)。2位三河に「13」ゲーム差をつけている。1月は、ここまでホームで富山と2連戦、アウェーで三遠と1試合を闘って2勝1敗。1敗は連勝が「16」で止まった富山戦GAME2での敗戦だった。この時の川崎は、立ち上がりの1Qから富山に31点を入れられて流れを悪くし、得点も各クォーターの全てで10点台と伸びず、トータルで56得点と思わぬロースコアに終わってしまっていた。

川崎は、ここに来て主力に故障者が出ている。マティアス・カルファニが昨年12月22日の試合で右膝と右大腿骨を負傷して全治未定。篠山竜青も昨年末の試合で左肘関節を脱臼して全治約3カ月と戦線を離れている。その補強として、パワーフォワードで日本でのプレー経験が多いジャマール・ソープを短期契約で獲得。また特別指定選手で筑波大のスモールフォワード増田啓介も獲得している。増田はここまで4試合出場。ソープは前節三遠戦でデビューを果たしている。

主力2人を欠くロスターであっても川崎は、先の天皇杯でSR渋谷と優勝決定戦を争い、結果は準優勝だったが流石の底力を見せている。得点力の高さに加えて失点が少く、攻守にバランスが良い。特にオフェンスでは、帰化選手で日本代表のニック・ファジーカスをはじめとして、内外角どこからでも得点を入れてくる印象がある。

川崎ブレイブサンダース#22ニック・ファジーカス【写真提供:©B.LEAGUE】


ビーコルの11連敗は前回の川崎戦から始まった。新潟にアウェーで連勝してから、3連勝を狙って挑んだ12月11日アウェーで喫した悔しい敗戦からだった。この時ビーコルは、
全員出場、全員得点ながらも、97失点を許してしまい、27点差での大敗を喫した。敗因のひとつは、川崎13/26本(成功率50%)、ビーコル6/21本(成功率28.6%)と大きく差をつけられた3Pシュートだった。

4度目となる今回の対戦でも3Pシュートは勝敗の行方を握ってくる。ビーコルにとっての期待は、前節新潟戦で復帰した橋本尚明だ。橋本は、1Qの立ち上がりから3Pシュートの冴えを見せて起点となり、待望された復帰戦で3Pシュート4/9本を含む14得点の好スタッツをマークしている。23分37秒間のプレーを見た限りでは怪我の影響は感じられず、今節でも橋本の3Pシュートに期待がかかる。

前節アウェー新潟戦で復帰して、いきなり3Pシュート4/9本を含む14得点を挙げた横浜ビー・コルセアーズ#2橋本尚明【写真提供:©B.LEAGUE】


加えて、第16節渋谷戦GAME1で4Qの8分間だけで3Pシュート1/1本を含む10得点を挙げるなどしてここに来て存在感が光る牧全、ルーキーの3Pシューター秋山皓太。
そして、オールスターゲームの終盤でB.BLACKを逆転に導く3Pシュートを決めたキャプテン田渡 凌にも期待したい。

横浜ビー・コルセアーズ #16牧全

横浜ビー・コルセアーズ#21キャプテン田渡 凌

ビーコルは、川崎を上回るオフェンスリバウンド(380対286)でどこまで優位な展開に持っていけるか。リングに果敢にアタックして、セカンドチャンスでの得点を増やし、さらには奪ったファウルで得るフリースローでもスコアを伸ばしていきたい。

ビーコルが川崎に勝てば、Bリーグになってから初めての川崎戦勝利となる。11連敗が始まった川崎から勝利を奪い、今度こその連敗ストップで、巻き返しへの弾みをつけたい。

【記事・写真おおかめともき・新潟戦、川崎選手写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame