ビーコル悔し、川崎とのアウェー戦で27点差負け


全員出場、全員得点も前半での大量失点響く。

2019-20シーズン第11節(12月11日川崎市とどろきアリーナ)
川崎ブレイブサンダース 97-70 横浜ビー・コルセアーズ
25-20|38-16|16-15|18-19

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 12.11 [WED] 川崎ブレイブサンダース vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4316&TAB=B

中地区2位の横浜ビー・コルセアーズは、アウェー川崎市とどろきアリーナで同じ中地区首位の川崎ブレイブサンダースと1試合を闘い、27点差をつけられた大差で敗戦した。ビーコルは、1Qで1点差に詰め寄る場面も見せたが、以降で3Pシュートを中心に得点してくる川崎オフェンスを止められず、1Qで25失点、2Qで38失点してしまったことが、以降の展開で響いた。勝った川崎は8連勝。ビーコルは、またしても3連勝を逃し、対川崎戦で19連敗になった。

中地区争いでは、ビーコルが7勝11敗で2位。首位川崎とはゲーム差が「8.5」に広がった。3位富山と4位新潟の直接対決は富山が勝利して、2位ビーコルとの差を「1.5」差に縮めた。また、三遠に勝利した三河が新潟に変わって4位に浮上。新潟は5位に順位を落とした。この試合で、新潟戦前に1ヶ月限定での加入が発表されていたウィリアム・マクドナルドのベンチ入り登録が可能になっていたが、今節では見送られた。外国籍選手は、マクドナルドと共に加入したジェイムズ・サザランドとレジナルド・ベクトンが起用された。

サザランドと共に新加入が発表されていたウィリアム・マクドナルド(1ヶ月限定契約)。今節からのベンチ入り登録が可能だったが、見送られた。


ビーコルは連勝を挙げた前節新潟戦と同じスターティング5で挑んだが、1Qの開始9分でファジーカスに3Pシュートを続けられて追う展開に。以降でチェンバースと田渡がシュートを決めたが、オフェンスのリズムを掴み切れないまま、徐々に川崎に離された。
それでも中盤で、ベクトン、サザランド、帰化選手モリスを同時起用したオンザコート3の布陣を敷いてからは、オフェンスに流れが生まれ、ベクトン、田渡の連続2Pシュートで追い上げ開始。残り3分ではチェンバースの3Pシュートで1点差にまで迫った。しかし、以降で多発したターンオーバーから失点してリードを奪えず、5点ビハインドで最初のクォーターを終えた。川崎は1Qで3Pシュートを5/7本決めたが、ビーコルは2Qでも、これを止めることが出来ずに6/7本を許し、リズムを崩された。中盤以降で、サザランドが3Pシュートと2Pシュートを決めたが、流れを維持出来ずに、失点がかさんだ。2Qで許した得点は実に38失点にもなり、前半で27点差をつけられてしまった。3Qでビーコルは、川崎を16得点に抑えた一方で、オフェンスが15得点と思うように伸びず、中盤では差が30点にまで広がった。それでも食らいついたビーコルは、4Qの開始で橋本がフリースロー2本を決め、チェンバースが2Pシュートを決めて追撃。しかし、ここでベクトンが右足を痛めるアクシデントで退場。代わって小原が投入された。中盤5分では、秋山とサザランドが連続シュートを決めて、流れがくるかと思われたが、生原がファウルアウトに。以降で、ホール、牧の2Pシュート、秋山の3Pシュートなどで計19得点を入れたが、前半での大量失点が響き、27点差をつけられた97−70での敗戦となった。 この試合で、ビーコルはベンチ入り選手全員が出場し、全員が得点を挙げた。二桁得点は3人。ベクトンが12得点(5リバウンド)でチーム最多。サザランドが11得点(6リバウンド)、チェンバースが10得点(3リバウンド)を挙げている。〈トーマス・ウィスマンHC試合後会見〉

「正直に言って、序盤からキツい状況にあった。川崎は、前半からシュートを落とさず、前半の時点で3Pシュートが11/13本という高い成功率だった。相手にワイドオープンのシュートを多く打たせ過ぎたし、ペネトレイトも多くやられた。これが敗因に繋がったと思う」

「川崎は、我々と比べて、非常に違うと感じた。今季あと3回対戦するが、この違いをどんどん埋めていけるようにやっていきたい」〈ジェイムズ・サザランド 試合後コメント〉

「タフな試合でした。このチームに入って、まだ1週間しか経っていないですし、その中で他の選手たちのプレーを学ばなければなりません。今日、中地区1位の川崎と闘ったのですが、彼らが1位にいる理由がわかりました。彼らは、試合の序盤からハードに来ていましたし、シュートも前半で全く外さなかったですから」

「(新潟戦の前日に来日したばかりで、二桁得点を続けている)実は、まだ時差ボケが治っていません。プレーのコンディションの部分では大丈夫です。ただ、時差ボケの影響でシュートを決め切れていません。ですが、今は勝つことだけが求められているので、僕個人としても、チームとしても頑張っていきたいです」「(次節は、Bリーグを連覇したA東京と対戦する)タフな1週間です。中地区1位との対戦に続いて、今度はリーグのチャンピオンとの対戦なのですから。A東京は、今回と同じように序盤からハードに当たってくるチームです。チャレンジャーである僕たちにとっては、ここまでのテストでもありますが(強いチームと対戦することで)チームとしてチーム力やケミストリーが上がっていくと思います。頑張っていきたいです。もちろん、勝つために全力で闘います!」

「(ビーコルファンへ)いつも応援してくれてありがとうございます。常にベストを尽くして闘っていきます。常に前へ前へと向上していけるように頑張っていきます。新潟戦で連勝出来て、良いリズムになってきているので、これからも続けられるように頑張っていきます。応援をよろしくお願いします。ありがとうございます」次節ビーコルは、中2日後の12月14日(土)、15日(日)にホーム横浜国際プールでA東京と2連戦を闘う。

対A東京2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。

横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】12月14日&15日 アルバルク東京戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191214_20191215/

【記事・写真・取材/おおかめともき】


Written by geki_ookame