ビーコル、ホームでシーホース三河と2連戦!


3位4位直接対決で川村卓也が初凱旋。元三河勢の生原とサザランドは古巣対戦!2019年最後を飾る勝利を海賊一丸で!

中地区3位の横浜ビー・コルセアーズは、12月28日と29日にホーム横浜国際プールに同じ中地区4位のシーホース三河を迎えて2019年最後のカード、第15節2連戦を闘う。

今節は、2019年最後の2試合とあってイベントも盛り沢山になっている。GAME1では、イベントなどで大行列を作るキッチンカー集団が限定出店して様々なグルメが楽しめる「“CDA”presents グルメフェスタ」を開催。GAME2では、シーホース三河の公式風マスコット「タツヲ」が来場して、年内最後の2試合を盛り上げる。

シーホース三河の公式風マスコット「タツヲ」【写真提供:©B.LEAGUE】


ビーコルは現在6連敗中で7勝16敗。中地区争いでは3位につけており、8勝16敗で2位の富山を「0.5」ゲーム差で追っている。今節で対戦する三河は、5位新潟と「0」差で並ぶ7勝17敗で同地区4位。今節の2試合は3位と4位の直接対決であり、今節で北海道と対戦する2位富山、千葉と対戦する新潟の結果も含めて、2位から5位までの順位が変動する可能性がある。ビーコルとしては、連敗ストップ、2位再浮上、CS出場権枠への浮上がかかる大事な年内最後の2試合になる。

ビーコルは、前節ホームで対戦した6位三遠(3勝21敗)に、4Q中盤で二桁リードを持ちながら、最終盤で同点に追いつかれ、持ち込まれたオーバータイム戦で6点差での手痛い負けを喫した。今節では、何として勝利して、嫌な流れを断ち切らないといけない。これに立ち塞がるのが、ビーコルのホームに初めて凱旋するかつてのエース川村卓也だ。川村は、Bリーグ初年度から3シーズンに渡ってビーコルのエースとして活躍。今季から三河に移籍していた。遂に川村と対戦する時がきてしまったが、6連敗中で初めて対戦するのも、新生ビーコルにとっては、越えなければならない壁といえる。チームが再び自信を取り戻すためにも、今回の川村越えは、またとない機会といえるだろう。

川村は、今季三河で、ここまで3試合で先発。主にシックスマンとして起用されていたが、ここにきて3試合続けて先発起用されており、今回の古巣との対戦でも先発起用されるかが注目される。

ここまでの最多得点は、第9節富山戦GAME2での25得点(3Pシュート4/9本)。前回試合の新潟戦では先発で出場した24分53秒で3Pシュート0/2本で4得点に終わっている。ここまでの平均得点は7.5得点、3Pシュート成功率36.8%、フリースロー成功率80.6%。今季ビーコルに残った田渡、竹田ら選手とウィスマンHCは川村のことを熟知しており、川村もまたかつての僚友と指揮官の闘い方を熟知している。それだけに、白熱したマッチアップが予想される。ウィスマンHCが川村に誰を付けるのか注目だ。

シーホース三河#1川村卓也【写真提供:©B.LEAGUE】


一方でビーコルには、生原秀将とジェームズ・サザランドの元三河勢が二人いる。生原は前節三河戦で3Pシュート3/5本を含む11得点を挙げ、サザランドは同試合で19得点11リバウンドでダブルダブルをマーク。
二人共、三河・鈴木貴美一HCの闘い方を知っているだけに期待がかかる。

横浜ビー・コルセアーズ#46生原秀将

横浜ビー・コルセアーズ#00ジェームズ・サザランド


ビーコルは、今季ここまで最多となる6連敗が始まって以降、3Pシュートが課題になっている。
ディフェンスでは3Pシュートでの失点が増え、オフェンスではインサイドでの得点が多く、3Pシュートのアテンプトはここまで441本とリーグ17/18位と少ない。一方で果敢にインサイドにアタックすることでファウルを奪い、フリースローで得点する場面もあるが、ここにきてのもう一つの課題、得点力アップのためには3Pシュートの成功率を挙げる必要がある。

三河には、川村卓也に加えて、金丸晃輔らの3Pシューターがおり、加えて今季新潟から移籍した内外を打てる重戦車ダバンテ・ガードナーがいる。ビーコルディフェンスがどのようにして、これを防いでいくか。3Pシュートも含めて鍵を握ってくる。

シーホース三河#54ダバンテ・ガードナー【写真提供:©B.LEAGUE】


オフェンシブな三河だが、ここまでの失点数2024点は、中地区で唯一2千台のワーストと、ディフェンスには付け入る隙もあるはずだ。
ビーコルのオフェンスでは、好調をみせるジェームズ・サザランドとアキ・チェンバースが得点の要所になるだろう。あとはもう一人の外国籍選手枠、前節でサザランドと並ぶ19得点、さらにはチーム最多の16リバウンドでサザランドと共にダブルダブルをマークしたレジナルド・ベクトンと、ウィリアム・マクドナルドをどのように使っていくか。中2日の試合が続いているだけに、ここに来て好調を見せる牧全、3Pシューター秋山皓太、元三河の生原秀将ら日本人選手の起用も含めて注目していきたい。

横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース


遂にその時がきた、川村卓也との対戦。トーマス・ウィスマンHCのもとで、個ではないチームで闘うディフェンシブなチームに生まれ変わった新生ビーコルにとっては、川村にその進化を是が非でも見せておきたいところ。生原とサザランドには古巣に恩返しする活躍に期待したい。

かつてのエース川村に成長を見せつける勝利で、CS出場権2位に再浮上し、最高の形で2019年を締めくくりたい。

対三河2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。

横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】12月28日&29日 シーホース三河戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191228_20191229/

【記事・写真/おおかめともき・三河写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame