打ち合い必至のアウェー新潟アルビレックスBB戦!
現在苦難の6連敗を喫し、中地区6位に甘んじているビーコルは、新潟市東総合スポーツセンターで中地区4位の新潟アルビレックスBBと対戦する。
アルビレックスは得点力が高い。特に10月1日に87-55の32点差で西地区3位の島根スサノオマジックを撃破。同10日には97得点を挙げてアルバルク東京に逆転勝利している。しかしこれ以降、僅差で接戦を落しここまで4連敗。それだけに今回は、ともに連敗を止めたい両チームの気持ちと気持ちがぶつかる激戦になる。
昨季のホームアリーナ横浜国際プール開幕戦でアビレックスと相まみえたときは打ち合いとなり、4Q終了間際に川村卓也が決めた1点差に詰め寄るバスカン4Pが、判定により幻となったあの悔しい敗戦は今でも記憶に新しい。
ただ今季アルビレックスは富山グラウジーズのエースだった#31城宝匡史が加わったのはじめとして、あの時のメンバーとは変わっている。
要注意はオフェンスの中心となる#54ダバンテ・ガードナーだ。10月15日豊橋での三遠ネオフェニックス戦で、Bリーグ最多得点記録更新となる47得点を挙げているだけに、ビーコルのディフェンス陣が如何に防いでいくか。修正を施したゾーンディフェンスはこの132キロの弩級選手を封じ込めることが出来るのか。
しかし、ビーコルには前節シーホース三河戦でビーコルに来ての自身最多得点を更新する24得点を挙げたリーグ最長身長221cmを誇るハシーム・サビート・マンカがいる。
サビートは、前節でリバウンドも10本。課題であるチームとのアジャストも、周りが合わしていくことで徐々にフィットしてきて、ここに来て得点が伸びてきた。ただし、前節では5つのファウルを取られてしまい2試合ともファウルアウトになり、このことが新たな課題になっている。しかし、ファウルを気にして萎縮したプレーになることは避けたい。サビートがレフェリーのジャッジにどこまでアジャスト出来るかが勝敗の鍵を握る。
エース川村卓也は前節GAME1で20得点を挙げるもGAME2ではディフェンスに徹したせいか、まさかの0得点と精彩を欠いただけに、今回のアルビレックス戦は昨季の悔しさも含め、川村も燃えに燃える。連敗を止めるエースの気概に期待したい。
アルビレックスには、懐かしい人もいる。昨シーズン途中までHCを務めた青木勇人ACだ。今季は古巣アルビレックスでアソシエイトコーチを努める。懐かしい一方で、ビーコルのことを熟知されている。ビーコルは、昨季の選手たちが多く残留しているだけに、相手もこのデータを存分に活かしてくるだろう。
しかし、ビーコルには青木のもとでアソシエイトコーチを務めた尺野将太ACがいる。貴重なデータを提供出来るだろう。
これを元に古田悟HCがどんな采配で挑むか。ゾーンディフェンスは修正されているか。湊谷安玲久司朱とジェイソン・ウォッシュバーン二人の主力を欠く中でどんな選手起用で挑んでいくか注目だ。
アルビレックス、ビーコルともにディフェンスが課題となっているだけに打ち合いは必至。その激戦の波に乗せられてハシーム・サビート・マンカもさらなる爆発と進化を見せてくれるのではないか。大きく期待したい。
今度こその勝利を!連敗の嫌な流れは新潟に捨てて帰って来て欲しい。海賊たちを熱くブーストしよう!勝利の念を新潟にとどけよう!勝利を!ゴービーコー!!【横浜ビー・コルセアーズ写真・記事/おおかめともき・アルビレックス新潟写真提供/©B.LEAGUE】