横浜ビー・コルセアーズがファンと質疑応答するファンミーティングを開催!


植田新代表取締役の挨拶から約3時間に及ぶ熱き質疑応答!ファンもビーコルを変えたい!

横浜市内でおこなわれた横浜ビー・コルセアーズのファンミーティング。約50名のビーコルブースターがクラブ側と質疑応答をおこなった。


Bリーグ 横浜ビー・コルセアーズは8月3日、横浜市内でファンミーティングを開催した。50名のビーコルファンが参加し、クラブ側と様々なテーマに沿った質疑応答をおこなった。18時からスタートし、終了したのが22時前と、実に内容の濃いミーティングとなった。

途中休憩を挟み、約3時間半にわたっておこなわれた内容は以下の通り。

◇植田哲也 新代表取締役挨拶◇

「7月1日より代表取締役を仰せつかりました植田哲也と申します。横浜ビー・コルセアーズに入ったのは6年前、bjリーグでビーコルが優勝した年です。優勝はしたけれども借金だらけで、なかなか厳しい状態の中で前代表取締役CEOの岡本尚博と一緒に何とか立ち直らせたいと奔走しました。それも、皆さまからの『もっともっとこのチームを続けたい!』『横浜ビー・コルセアーズはもっと出来るんだ!』という熱い想いを頂いたからです。その時に株式を公募させて頂きました。紙切れ同然、今でもまだまだその価値は低いですが、株を買って頂き、助けて頂きました。そして、Bリーグになってから4シーズン目にあたる今季、岡本から私、植田にバトンタッチし、新しいビーコルをやっていきたいと思っております。

私の年齢は48歳、出身は山口県です。バスケットボールの経験はなく、スポーツは野球を小、中、高とやっておりました。小学校から投手をやっていたのですが、肩を壊してしまい外野手になりました。大学に入る時に川崎に住み始め、今でも川崎に住んでいます。住まいは川崎ですけど、気持ちは当然横浜に住んでいるつもりです。

挨拶する植田哲也新代表取締役


(ここで、武井 壮さんが出演したオトナの学校「大人の育て方」のVTRが流される)『人に求められることが、本当の価値(武井 壮)』
僕はこのVTRで武井さんが話されているようなチームに横浜ビー・コルセアーズをしていきたいと思っています。選手にも伝え、このVTRを見せました。

簡単にいうとお客様を常に意識して欲しい。お客様のために頑張るという気持ちを持って欲しい。これはスタッフも同じです。『人に求められること』お客様が喜んでくれて初めて我々プロの世界が成り立ってくるんです。選手の給料は我々が払いますけど、もともとの源泉は皆さまから頂いたものを、我々が選手にお渡ししているということなんです。だから、まずはお客様を意識する。ダンクが巧いとか、3Pシュートが巧いとかではなくて、3Pシュートを入れたらお客様が喜んでくれるから3Pシュートを練習する。その結果3Pシュートが巧くなる。巧くなる目的をしっかりと把握して欲しいんです」

続いて、植田新代表取締役が、横浜ビー・コルセアーズの様々なコンテンツを説明していった。

「フラッグシップになるのは、やはりトップチーム。彼ら選手たちがいて初めて我々が興行をすることが出来ます。これにはトップチームだけではなくて、B-ROSEというチアリーダーズもいます。そして、神奈川県下で30箇所以上の場所でやっているアカデミー、スクール事業、ユースチームもあり、どんどん拡大していっています。さらには都筑区センター北駅の高架下にあるビーコルセンターもあります。ここも地元の方々に作って頂いた場所です。ようやく1年経って認知されてきています。あとはグッズ。バスケットボールの範囲からより普段着で着ることが出来るもの。皆さまに喜んで頂ける応援グッズをどんどん出して続けています。

どれだけ、ファンの方、ブースターの方がいるかが我々の価値になります。我々がいろんなところで大きな発言が出来るのも皆さまがいてくれるから。ファンの皆さまが多くなればなるほど、我々の発言も大きくなってきます。一番大事なのはファン、ブースターです。

バスケットボールは数多くあるスポーツのひとつのカテゴリーですが、もう少し広い、スポーツだけではない部分も皆さまに提供していきたいと思っています。バスケットボールだけですと、バスケットボールに興味のある人にしか接してもらえません。スポーツの部分に加えて、食事、健康の部分も選手、B-ROSE、サポートしてくれたドクターや理学療法士、トレーナーの方々の知見を皆さまに提供したいと思っています。

そして、地域への貢献。これまでもやってきていることを、もっともっとやっていきたい。前代表取締役CEOの岡本の考えと私の考えは同じです。岡本の考えをどんどん拡大していきます」

◇スローガンについて◇

ここで植田新代表取締役の『BE COURAGEOUS(=ビーカレイジャス)』ポーズの写真が映し出された。「今シーズンからスローガンをクラブ創設9年目で初めて策定しました。体制も変わり、単に人が代わっただけではなく、我々がどう変わっていくのか?を皆さまに知って頂きたいという思いがありました。そのスローガンは『BE COURAGEOUS(ビーカレイジャス)』です。このCOURAGEOUSは『勇敢であれ』という言葉です。

では何故、『勇敢であれ』なのか?昨シーズン、これまでいろんな試合を見て、悔しさや嬉しさもあったと思います。ただ、我々から見ても40分間を必死に闘えていたのか?正直疑問に思うことがありました。今シーズン、新たな体制を組む上で、ああいったことはもうしない。皆さまがいつ見ても『ビーコルはいつも必死にやっている』ということを打ち出したかったのです。『40分間ゲームを通じてインテンシティーを高く保つ』心も身体も常に強度のある行動で闘う。そして、『どんな時も諦めず、仲間を信じる』泥臭くて、青臭いかもしれないけれど、こういった気持ちをもってやっていくんだという意志をこの『BE COURAGEOUS(ビーカレイジャス)』に込めました。その上で、今シーズンのチーム編成、選手獲得を始めました。まずは『BE COURAGEOUS(ビーカレイジャス)』ありきでした。

では、今季のプランはどうなのか?我々は海賊です。改めて海賊は地域に密着したクラブになります。これは選手だけでなく、フロントスタッフ全員もこの意識を持って下さいと伝えています。地域密着といいますが、何故地域密着が必要なのか?これはスタッフにも答えられる人間はいませんでした。頭では分かってはいるけど、言葉では伝えられないんですね。我々にとって一番大事なのはファンの皆さまです。ファンの皆さまがいてその支持があるからこそ、我々の収入も多くなる。そのためにはまず、我々が本拠地を構える地域の皆さまに知って頂かないといけません。では、どうするのか?我々がいろんなところに出ていって仲間に入れて頂く。または仲間に入って頂く。こういった関係を作る必要があります。地域の皆さまに我々がどんどん提示して、我々がどんどん具現化していく。これらが実って、ファンの方が増えれば、スポンサーになって頂ける企業も増えてくる。我々の収入も増えて、クラブは安定して健全化されるというわけです。

スポンサーが増えれば、選手に投資が出来ますし、エンターテインメントの部分にも投資することが出来ます。また、我々のスタッフにも投資することが出来ます。人を増やす、リソースを増やすということが出来るようになります。これを進めていきたい。地域の支持を得てファンを増やし、スポンサーを増やす。その結果、チームが強化され、人材も強化されて、強さに繋がっていきます。だからこそ、我々は地域密着になる必要があるんです」

ここで、3つのクラブ方針が映し出された。「『1.海賊は、ヒトのお役に立つ。2.海賊は、企業・団体のお役に立つ。3.海賊は、子どもたちのお役に立つ』この3つをクラブの方針としました。『ヒトのお役に立つ』ということでは先ほどお話させて頂きました運動、休養、栄養などでのノウハウ提供とエンターテインメント性、心と身体の増進をおこなって貢献していきます。『企業・団体のお役に立つ』では、我々が企業と団体のハブになっていきます。我々はそれが出来る存在と思っております。我々が企業・団体を繋ぐハブ、コネクターになることによって、新しいコミュニティーが形成されて地域が元気になっていければと思っています。3つ目の『子どもたちのお役に立つ』では、いま現在で我々が持つ、約70クラスのバスケットボールとチアのスクールで、未来ある約1300人の子どもたちと接しています。子どもたちには、技だけでなく、選手との触れ合いなどで、いろんな経験をしてもらいたいと思っています。これらのために我々は地域のいろんなイベントに参加していきます。

イベント、広報、広告をホームゲームの集客に繋げていきます。海賊にかかわる選手、チーム、フロントスタッフ全員で、ホームゲームに来てくださる皆さまを海賊の虜にしていきます」

◇「B.LEAGUE 中長期計画」について◇

ここでBリーグが発表した「B.LEAGUE 中長期計画」が映し出され、説明がおこなわれた。Bリーグの入場者数、売り上げではリーグ発足からの3シーズンで2倍、3倍になってきており、急速にBリーグは成長を続けている。Bリーグが今後どこを目指していくのかをリーグ側はこの「B.LEAGUE 中長期計画」で、5つの項目に分けて示している。詳しい内容は以下のリンク参照のこと

「B.LEAGUE 中長期計画」
https://www.bleague.jp/files/user/B.LEAGUE%20BEYOND%202020.pdf

横浜ビー・コルセアーズはBリーグに所属している。Bリーグが目指しているものは、横浜ビー・コルセアーズが目指すものと同じ。これは全チーム同じである。

2026年からBリーグはエクスパンション型リーグへ移行する。エクスパンション型リーグは、現在、シーズンの成績のみで決めているB1、B2の昇降格を廃止し、成績、売上高、入場者数、アリーナ要件を審査基準にするというもの。

新規B1に入るには、12億円の年間売上高、平均4,000人の入場者数などの条件を満たさないといけない(この新しい基準での審査は2024年3月に実施される)。ハードルは現在よりもさらに高くなり、ビーコルも含めたクラブチームにはかなりの企業努力が求められることになる。

◇質疑応答◇

参加者には事前にアンケートをおこない多数の質問と意見が寄せられた。「ファンクラブ」「チケット」「会場運営・装飾・演出」「アカデミー」「MD」「その他」の6項目に分けて、クラブ側が説明。質疑応答もおこなわれた。その主な内容は以下の通り。

【ファンクラブについて】

・「ブースタークラブ」から「ファンクラブ」への名称変更について。

「ブースター」という名称に誇りを思っている人は多く、バスケットボールが好きな人には知られた言葉だ。しかしこの「ブースター」という言葉を知らない人たちも多い。今後、会員を増やしていくためには、バスケットボールをまだ知らない層にも広く周知される必要がある。そこで、誰でも分かりやすいシンプルな言葉「ファンクラブ」にした。あくまでもオフィシャルファンクラブの名称から「ブースター」を外しただけで、今後「ブースター」という名称が消える・使わない、というわけではない。

・カテゴリー変更(シルバー廃止)について

今季からシルバー会員が廃止になった。これも名称の変更と同じ理由で、今後より多くの人たちに会員になってもらうために、これまで細かく分けていたカテゴリー分けを「プラチナ」「ゴールド」「レギュラー」と分かりやすく3つに区分した。

クラブ側としては、今後のエクスパンション型リーグ移行での新規B1入りを見据えて、決まっているB1基準、年間売上高12億円、年間入場者数4,000人をクリアするために、観客層の拡大をおこなわなければならない。今回の名称とカテゴリーの変更はその一環にあたる。

・変更された特典内容について

これまでよりも特典チケットの数が少なくなり、特典グッズもバッグからボールに変更された。チケットに関しては、これまでは回数券的な意味合いがあり、家族や親しい仲間を呼んできて欲しいといった思いがあった。Bリーグになって、観客数が少しずつ増え、ファンクラブのニーズ、嗜好も、試合を観ることから選手の触れ合いへと変化してきている。そのため、より多く試合を観たい層にはシーズンシートを購入しやすいものにし、ファンクラブ会員には選手、チアリーダーズB-ROSEとの触れ合いをより充実させる方向へとシフトさせるのが今回の変更の狙い。

グッズは「バッグはこれまでに数多くもらった」との意見が多く、今季はボールに変えた。ボールにした理由については、バスケットボールを実際にやって欲しいとの願い、選手にサインをもらって欲しいといったクラブ側の思いがある。今後、やはりバッグの方が良いという意見が多くなれば、その都度検討する。

〜参加者からの意見〜

・カテゴリーごとのポイント、ブースターポイントを、例えば1万ポイントというふうに高く設定してはどうか?

回答:検討する。

・名称変更で「ブースター」から「ファン」とのことだが、リーグ、クラブ側で「ブースター」という言葉を周知させる意志はないのか?

回答:今後「ブースター」という言葉を使わないということではない。また、クラブが周知させるというよりも、皆さんが「ブースター」という言葉を自分たちのものとして使っていただきたい。

まだバスケットボールを知らない人たち、ビーコルを知らない人たちにも、沢山観に来て頂きたい、というクラブの主旨をご理解いただきたい。

・自由席特典チケットは指定席に変更出来るようにして欲しい。有料の場合、特典の割引券が使用出来るとなお良い。

回答:我々もこのニーズがあることを理解しているし、クラブ側としてはお客様に利便性があるのでやりたい。ただ、今季からBリーグのチケット販売システムが大幅に変更され、こういったことが出来るかどうかを現在確認している。

※後日確認した結果、今季からBリーグのチケット販売システムが大幅に変更され、このシステムとの兼ね合いで、昨シーズンまで提供させていただいていたような、インターネットを介して、事前にご自身で指定席への変更が出来るサービスを提供することが出来ないとの結論に至った。9月9日に会員様向けメールマガジンにて、「特典チケット引換券(自由席)の送付」「空席が出た場合のみのお席のグレードアップ(指定席への交換も含む)」「試合当日の『当日券売り場』での受付」の案内を出している。

・最近、子供も参加できるイベント開催がトレンドのようだが、大人しか参加できない企画も楽しみたい。

回答:8月25日には橋本尚明と飲み放題が出来る「橋本尚明 presents B-COR NIGHT」を開催した。お子さんも、もちろん大事だが、この橋本NIGHTのように大人も参加して楽しめるイベントも今後どんどんおこなっていくつもり。

・キッズ会員特典がエスコートキッズからハイタッチになっていた。甥っ子が楽しみにしていたのでとても残念。

回答:選手の数を考えると年間のホームゲームで、エスコートキッズの権利が使えない事例があった。スポンサーの冠協賛試合時にはエスコートキッズが出来ない場合もある。ホームゲーム数も限られており、せっかくの権利が使えないのであれば、参加人数を増やせるハイタッチの方が参加いただける人数が増えるのではないかと考えた。

・ホームゲーム時の先行入場は、何故、大人1名と小学生会員1名に限定されるのか?私は小学生2名の父親だが、小学生1名であるのであれば、小学生2人目は、どうしたら観戦出来るのか?

回答:これは我々も相当に悩んだ。確かに兄弟のいる家族連れで、二人目以降はどうなるのかという問題が生じる。ただ、3人目、4人目となった場合にどうするのかということになり、止むを得ない判断ではあるが一人目で線を引いた。今後も良策を考えていく。

【チケット(価格・販売)について】

・チケット価格の値上げについて

今季から、値上げに加えて、席の変更もあった。席については同じ席種でも見えやすい席と見にくい席があった。今回の値上げに伴い、この部分も見直した。

値上げについては、2026年のエクスパンション型リーグへの移行を見据えてのもの。新規のB1でやるためには年間12億円の売上高を目指していかなければならない。この目標実現のために逆算をしていくと、今季から価格改正をおこなう必要性があった。昨シーズンでは約9万人のお客様にご来場頂いたが、チケット単価は1600円で、総売上は1億5千万に満たない数字だった。他のクラブを見ると我々よりも高く設定してあること、また他の野球、サッカーなどのプロスポーツ競技の価格も我々よりも高い。これらを参考にし、今回の価格改正に踏み切った。お客様にはご迷惑をお掛けしてしまうが、どうか理解して欲しい。

〜参加者からの意見〜

・今季からのシーズンチケットホルダー向け先行入場券付与は助かる。これに加えて先行発売があると、知人を誘いやすいので検討して欲しい。

回答:これはやりたいことではあるが、リーグのチケット販売システムが変更されたために実現可能かどうかを見極めた上で調整したい。

※後日検討した結果、リーグのチケット販売システムが変更されたことと、ファンクラブ会員特典との棲み分けを考慮したために今季は実施を見送ることになった。

・高くてもいいと思います。

回答:ありがとうございます。今季よりそのようにさせて頂きました。

・今回の値上げはどの程度、売上増に繋がるか?

回答:繋がります。昨季で約9万人の来場数、チケット単価1600円だったところを、今季は来場者数10万人、チケット単価2000円にまで引き上げる。新規B1審査がある2024年の売上12億円を目指して、一歩ずつ売り上げを伸ばしていく。

・ひな壇席が見づらい。段差を付けて欲しい。

回答:このことについては現在検討している。Bリーグ初年度から現在の木のひな壇を入れたが、あれでも我々にとっては大きな投資だった。機械式のものもあるが、値段が数千万単位ということから購入することが出来なかった。機械式だと設営が楽にはなるが、そこは我々が働き、時間を掛けて作れば良いと思った。我々としても段によって、席によって、身長差などから見えにくい席があるということを確認しており、機械式の見積もりを取り、検討はしている。機械式を入れる場合、価格に加えて、ホームアリーナ横浜国際プールがプールであることの課題もあり、いま横浜市と協議を進めている。もし、機械式を導入で出来なければ、座席にクッションを用意するなどして対応に努めていきたい。

・ハーフシーズンチケットを検討して欲しい。

回答:是非やっていきたい。

・無料招待はなくして欲しい。

回答:これまで、クラブ側が無料の招待をおこなったことはない。スポンサーにも購入して頂いている。一部の人が、無料でチケットをもらったというSNSが出回ったことでこういった認識になったのだと思うが、「もらった」というのは、恐らくスポンサー側でお配りしたのではないか。我々としては、オープニングやハーフタイムでの出演者に対しては2階席を用意しているが、これはあくまでも出演者。我々がこれまでにチケットを無料で配ったことはなく、今後もおこなわないということを認識して頂ければと思う。

・シーズンシートの特典で過去3シーズンは「オリジナルTシャツ」が特典だったが、今シーズンからチケットホルダーに変更になったのは何故か?

回答:シーズンシートの特典ということで、チケットを入れるホルダーのほうが喜んで頂けるのではないかと考えた。

・シーズンシートの特典でもらえるシートカバーで、全選手のサイン入りから1選手のサインに変更になったのは何故か?

回答:気持ちとしては、これまでと同様に全選手のサインを入れてお届けしたい。ただ、シーズンシートの購入者が増えてきており、選手の負担が思っていた以上に大きくなってしまった。そのため苦渋の決断ではあるが、今季より1選手にさせて頂いた。

・スイート席(最前列)の席を選手ベンチと同じようなスペックシートに変更して欲しい。特に横浜文化体育館や平塚総合体育館のパイプ椅子の座り心地が最悪なので、改善して欲しい。

回答:我々としては入れていきたい。ただ、エクスパンション型リーグ移行のための新しい基準(新基準でのB1残留は12億円の年間売上高、平均4,000人の入場者数などの条件を満たさないといけない)での審査が2024年3月に実施される。これに向けてやることがあるのも事実。優先順位を決めながら、状況が出来次第、改善していきたい。

・アウェーゲームでのビーコルブースター分のチケットをクラブ側で一括購入して、販売して欲しい。

回答:これもやっていきたいこと。まずは、他のチームがどのようにやっているかを調査して検討したい。

※後日に調査検討した結果、これは実施しないことになった。他チームのやり方を見ると、関係者向けでは実施しているが、ファン向けには、どのクラブも実施していない(バスツアー等を除く)。その理由として、アウェイ側でもいいから1階席に座りたいなどのニーズが、人気チーム(千葉、栃木、琉球など)のファンにはある。ホームチームに興行権がある以上、判断はホームチームにゆだねられ、結果、Aのチームでは出来るが、Bのチームでは出来ないといった不均一なサービスになる可能性がある。そういったものを公式として提供するのは妥当ではないように感じる。仮に一括購入し、それが売れ残った場合に誰が保証するのかが定かではないこともある。また、お客様によって見たい座席位置が異なるため、買い取った席が必ず完売するといった確証がない限り、相互でウィンウィンとなる施策ではない。

・12億円の売上高が必要になる2023-24シーズンのチケット単価の目標はいくらか?ブースターとしても応援資金を用意しないといけないので教えて欲しい。

回答:現時点では具体的な数字を申し上げられないが、観客動員10万人を今季の目標にしている。価格は、全体的な収入バランスを見ながら設定する。我々の主な収入源は、チケット、スポンサーマネー、アカデミー、グッズであるが、チケットの部分で価格を高く設定していくのであれば、それに見合ったものを提供しないといけない。チケット単価をやみくもに高くしていくだけでは、お客様に逃げられてしまう。バスケットボールの開催は、数万人クラスのスタジアムではないので、キャパがどうしても5千人で頭打ちになる。このためチケットの価格は決まってくる。適正な価格を、全体のバランスを精査した上で決め、あとは営業面で努力をしてスポンサーを集め、我々の強みであるグッズ、アカデミーからの収入を伸ばしていくつもりだ。

・2階席で、自由席と指定席が同価格だが、指定席のほうが埋まっていない。周知が足りないのではないか?

回答:より周知に努めていく。※現在は指定席と自由席では価格が異なっている。

【会場運営・装飾・演出について】

・駐車場について

回答:昨シーズンの3月から駐車出来る台数が減ってしまった。これは横浜市の「公開空地」によるものだった。これまでは市も含めて、この「公開空地」の制約の中で上手く運用して来たが、我々のイベントではない他のイベントで市民側からの指摘があり、市の対応が厳しくなった。我々としては、市の決定だけにどうしようもなく、臨時シャトルバスを出すなどの対応になった。今季に関しても、我々に出来うる策を模索し、検討していく。

ただ、横浜国際プールは、最寄り駅である横浜市営地下鉄・北山田駅から近い。途中、階段があるものの、利便性が良いので是非利用して欲しい。またセンター北駅からはバスも出ていて、国際プールの前に着くので、こちらも利用していただければと思う。

シャトルバスについては、今季も継続するかどうかを現在調整している。

・横浜国際プールでの暗転演出について

回答:他のクラブも派手な暗転演出をやっているのは承知している。正直、それと同じことを我々がビーコル風にやったとしても大差はないのではないかと思う。普段はプールである横浜国際プールは、他クラブのアリーナとは違った魅力を持っている。太陽が出ている時には天井から陽が差し、光を感じられる吹き抜けがある。デーゲーム開催で太陽を感じならが試合が出来るアリーナは他にはない。アウェーチームからも評判が良く、羨ましがられるほどだ。横浜国際プールの魅力である陽の明るさを敢えて遮光して暗転演出するのは現実的ではないし、もったいないと思っている。現状で我々が持っている良さをより引き出し、デメリットをバリューに変える努力をしていきたい。その代り、通常の体育館である横浜文化体育館とトッケイセキュリティ平塚総合体育館では暗転演出を取り入れている。

・土曜日ゲームの試合開始時間

回答:今季から土曜日開催試合の開始時間が15時になった。昨季3月の試合で15時開催をトライしたところ、好意的な意見と反応を多く頂いた。15時開催のメリットとして、選手が早く帰ることが出来、早く終わったぶんを翌日の試合に向けたケアにあてることが出来る。デメリットは設営時のコストが増すところ。土曜日の試合開始が早くなるということは前日の設営も早くしないといけなくなる。これまでは、金曜日の夕方から設営を開始していたが、翌日15時に間に合わせるとなると、設営する人手も増やさないといけない。また会場も早い時間から借りないといけないのでコストが増すことになるが、昨季好評だったものを取り入れた。今季やってみて、やはり18時開始が良いという意見が多くなれば、またもとに戻す検討をしたい。

・アイランドパークからシュートチャレンジをやっているボールパークにいくために大きく迂回しないといけないのが不便。雨が降った時には、一度外に出ないといけない。試合開始前は通り抜け可能にするとか、傘の貸し出しとかが出来ないか?

回答:ご指摘の通りで我々としても何とか改善したいところ。大きな課題として検討している。仮に改善出来なかったとしても他の解決策でしっかりと対応していきたい。

・アウェーチームへのもてなしを継続して欲しい。

回答:引き続きしっかりとやっていく。アウェーチームのファンの皆さまにもビーコルが2番目に好きと言ってもらえるようなクラブにしていきたい。

・シューティングセレモニーについて

回答:今季については、まだ決まっていない。昨季は面白いものもあったので、全体演出を鑑みながら継続する否かを決めたい。

・アリーナグルメを充実させて欲しい。

回答:拡充していきたい。

・選手入場時の曲「プリンス・オブ・ヨコハマ」は今季も継続か?

回答:これは現在調整中。基本的には継続したい。

※後日、継続することが決まった。

・今季、選手入場での1階ファンの花道がなくなった。

回答:安全性を考えて花道は廃止した。また今季からハイタッチキッズをおこなうことになったため、花道廃止は継続する。

・ブースターカウンターの存在が薄い。

回答:確認している。今季はブースターカウンターではなく、新たにインフォメーションを設ける。その中にファンクラブのカウンターを作る。より分かりやすいものにし、存在感を上げていく。

・得点が見辛い。

回答:これは改善しないといけないと考えている。2階席から見えないとの指摘も多く、我々も確認している。天井から吊るすスコア表示が出来れば一番いいのだが、横浜国際プールの構造上難しい。改善策を練り、アイランドパーク上のビジョンに映すなどして対応していきたい。

・コルスをもっと活躍させて欲しい。

回答:検討している。期待して欲しい。

・選手入場時に会場全体でのスタンディングで選手を迎えてみてはどうか?

回答:我々としては、観客に応援スタイルを押し付けることはしたくない。ファンの皆さんで応援スタイルを作っていって欲しいと考えている。

・ビーコルセンター横にあるバーズ グリル&バー (Byrd’s Grill & Bar)と連動企画が出来ないか?

回答:やりたいと考えている。土曜日の試合開始が15時になり、試合が早く終わるので、バーズさんで、例えば勝った時の割り引き企画が出来ないかと考えている。

・スタンドに掲げるビーコルバナーが古くなってきている。

回答:来年でビーコルはクラブ創立10周年を迎える。それを機に新しいものが作れるか検討したい。

・会場の警備、案内するスタッフの配置をしっかりとやって欲しい。

回答:出来るだけ対応させる。

・試合中の観客からの暴言を何とかして欲しい。

回答:野次、暴言は、我々も大きな問題と捉えている。これから新規の観客を増やすにあたっても、試合中の暴言は、お客さまに一番不快な思いをさせてしまう。クラブとして、しっかりと対応していく。皆さんも何か問題があれば、会場のスタッフに伝えて欲しい。

・横浜国際プールの滑りやすいコート(スポーツコート)について

回答:横浜国際プールのあのコートは、実は2回目のもの。横浜国際プールは、夏場はプール、冬場はテニスコートが基本設定になっている。スポーツコートの下は木床なのだが、大きな継ぎ目がありバスケットボールでは使えない。そのため木床の上にスポーツコートを敷かなければならない。スポーツコートは確かに滑りやすい。木床の上に、バスケットボール用の木床を敷くことは可能ではあるが、設営と撤収に大きな時間を要し、多額な金額が必要になってくる。また保管も問題になってくる。木床は木であるために、湿度をしっかりと保たないとコンディションが悪くなって使えなくなる。保管にも大きなコストがかかる現実がある。昨年、代表の試合が横浜国際プールで開催され、木床のコートが使用されたが、設営に3日(撤収で1日)かかったそうだ。現状、スポーツコートしか選択肢がない。今季もこれまで通りの方法でいかざるを負えないのが現実。ケアをしっかりとやって対応していく。

・2階席でアナウンスが聴こえづらい。

回答:解決策を検討したい。

・設営、撤収に関わるボランティアは何名くらいの規模が理想か?

回答:これも大きな問題。横浜のファンの方々は志が高い方たちが多く、設営のボランティアにも多数参加していただき、非常に感謝している。設営、運営、撤収には、各パートそれぞれに80名の方々にご参加いただけるのが理想。今季も昨季やった試合会場設営のボランティアを募る「設営ナイト」をおこなう。ぜひご協力していただければありがたい。

・勝利時に横浜市歌を歌いたい。

回答:横浜市歌を歌える人が意外と少ないといったことがあるが検討していきたい。歌えるファンの皆さんが歌っていただければ、会場全体に広がっていくのではないか。

・平塚の会場で、実況席が通路をつぶしている。トイレにいくにも、買い物にいくにも不便。

回答:調整し、改善できないか検討したい。

・ベンチをホームとアウェーとで入れ替えて欲しい。ホーム側からビジョンが見えない。

回答:選手の動線などいくつか課題があるが検討したい。

・スポーツコートを滑りにくくする溶剤があるが、使用しないのか。

回答:吹付けタイプのものが確かにある。試しても見たが、逆にストップが効き過ぎてしまって具合が悪かった。こうなると、転ばなくていいところで転んでしまうなど支障が出てしまう。

・木床を導入する場合の具体的な金額を教えて欲しい。

回答:購入で約5千万かかる。

・これまでに女性のアイドルを呼んだことがあったが、男性アイドルを呼んでみてはどうか?

回答:過去に男性アイドルを呼んだことはあったが、女性アイドルと比べると回数は確かに少ない。クラブとしてもリーグとしても若い女性の観客を増やしていきたいこともある。前向きに検討したい。

※後日に検討した結果、基本的には実施しない方向になった。過去の実施では、女性アイドルファンの男性客と比較して、男性アイドルファンの女性客の集客規模、定着率が低く、(有名無名問わず)コストパフォーマンスが低かったことが理由。

・今季もコルスチャレンジはあるか?

回答:検討しているところ。コルスは昨季で自信をつけたようだ。

【アカデミー(バスケ・チア)について】

・大人のバスケスクールを是非やって欲しい。

回答:やっていく。また土曜日が15時試合開始となるので、試合後にコート開放イベントも考えている。

・湘南地区でもチアとスクールをもっとやって欲しい。

回答:是非やっていきたい。開催出来る場所があれば教えて欲しい。

・プロのパフォーマンスを見に行っているので、子供達主体のダンスは試合前にやって欲しい。

回答:検討、調整していく。

【MD(グッズ)について】

・ユニフォームは開幕前までに届けて欲しい。

回答:昨季は大変なご迷惑をお掛けした。今季はしっかりとやっていく。

・選手グッズを増やして欲しい。

回答:今季、選手グッズを充実させることを課題にして進めている。期待して欲しい。

・応援グッズの自作用に、NBAのようにチームカラーのカラーコードを公開して欲しい。

回答:今後、公開する。こちらで販売していないものは、是非自作で作って頂いて、応援に参加して欲しい。

※公開されたチームカラーのカラーコード

ネイビー:pantone539c,C100M55Y0K85

レッド:pantone187c,C0M100Y90K25

ゴールド:pantone872c,C20M35Y75K15

・欠品が多く、欲しくても買えない。

回答:在庫を保管する倉庫が少なく、どうしても、生産数が少なくなる。常にグッズのECサイトをチェックして頂いて、欲しいものがあれば、すぐ手に入れて欲しい。

・グッズ購入時でのレジが遅すぎてフラストレーションが溜まる。

回答:ご迷惑をお掛けして申し訳ない。出来るだけスムーズに気持ちよく買って頂けるように努め、改善していく。

【その他(イベント・スポンサーなど)】

・試合が終わったあと、コートでバスケが出来ないか?

回答:今季、こういった機会を作る。回数、参加人数は少なくなるかもしれないが、大人も子供も試合後にバスケットボールを楽しめる機会を作りたい。

・ビーコル自販機を増やしてはどうか?

回答:クラブとしても、そうしたいと思っている。ビーコルの自販機を作れる方法や業者さんを知っている方がいれば是非教えて欲しい。

・横浜以外でもイベント開催して欲しい。

回答:やっていきたい。まず、今季は合宿地である小田原でイベントを開催する。

・イベントに参加する選手が偏ってはいないか?

回答:これは、まんべんなくやっているつもり。ただ、選手の体調もあったりするので、そう感じるのかもしれない。現時点では小原が多いかもしれない。これは、彼が選手イベントへの参加に積極的なため。ありがたいことに、彼自身がやりたいと言ってくれている。

・商品のサンプリング(商品見本の配布)を増やして欲しい。

回答:増やしたいと思っている。会場でもらえるもの全てが来場の思い出になる。皆さまに満足して頂けるよう努めていく。

・中小の地場企業への営業がまだまだ足りないのではないか?

回答:現在150社ぐらいの企業様に支えていただいているが、これを倍にしていきたい。もし、皆さまで知っている企業があれば是非ご紹介していただきたい。すぐに飛んでいく。

・なぜDeNAに売却しなかったのか?

回答:話し合いはおこなったが、着地しなかった。交渉事なので詳しくは話せないが、こちらから断ったということではない。

・選手は株主やスポンサーの推薦ではなく、河内GM主導で決めて欲しい。

回答:これまでに、選手編成で株主やスポンサーの意向を入れたことは一度もない。GM、ヘッドコーチが選手を選定し、編成を組んでいる。またフロント側から選手のことで意見することもない。フロント側は、GM、ヘッドコーチから意見を求められた場合にのみ意見をするようにしている。

・食事に関して、温かい食べ物が少ないと感じる。

回答:横浜国際プールが会場で調理が出来ない施設になっている。これは保健所の問題。あとビールの売り子もやりたいが、これも保健所の問題で出来ない。

・スイーツを充実させて欲しい。

回答:今季、充実させていく。期待して欲しい。

・試合会場で選手にサインをもらえる機会を増やして欲しい。

回答:土曜日が15時試合開始になることもあり、試合後にサイン会が出来ないか検討している。

・横浜、神奈川県の企業に限らずスポンサーを募集すべき。

回答:横浜、神奈川県以外のスポンサーは過去にいたし、今もいる。我々としては横浜、神奈川県に限定はしていない。常に全国の企業を視野に入れて営業をしている。北海道でも、沖縄でも、海外でも、どんなところでも可能性があるのであれば、ご挨拶に伺わせて頂くつもりだ。皆さんも、いい企業があれば、是非ご紹介いただきたい。

・冷暖房設備のないたきがしら会館など、練習会場の改善をして欲しい。

回答:たきがしら会館は、本当に暑い。横浜市にもお願いをしている。空調設備は今すぐには出来ないが、スポットクーラーなどを入れて頂いて改善を図っている。今季は、冷房設備のある小田原などで合宿が出来るようにもした。

・ビーコルの自前のアリーナ、新アリーナの展望はあるか?

回答:近い将来に新横浜文化体育館が出来るが、我々がどこまで使えるか、優先的に使えるかは分からない。現在の選択肢は横浜国際プール、新横浜文化体育館があるが、将来、我々に勢いがつけば、自前のアリーナ建設もあるかもしれない。

・今季もパブリックビューイングをやって欲しい。

回答:今季もやっていこうと思っている。

・アウェイ観戦ツアーをやって欲しい。

回答:これも、やっていく。

・過去のグッズで、人気投票をやって再販出来ないか?

回答:いいご意見をいただいた。前向きに検討したい。

・コルスが描かれたお土産に出来るお菓子が出来ないか?

回答:検討したい。

・昨季、試合前練習中にボールが観客席に飛び込み怪我をした人がいた。観客にボールがいかないように出来ないか?

回答:選手たちにも注意喚起を徹底していく。

・選手の練習環境で、ジムなどと提携出来ないか?

回答:ジムとの提携はいま、実際にやっている。

・昨季の海賊会議(ファンミーティング)で、Mr.ビーコルのLINEスタンプが未だbjリーグ時代のものになっていることの改善を求め、クラブ側はBリーグのものを出すといっていたが、あれはどうなったのか?

回答:確かにやっていなかった。皆さん、本当に欲しいだろうか?強い要望があるのであれば、実現したい。

・昨季の海賊会議(ファンミーティング)で、学校などの練習場を借りるといった話が出たが、どうなったのか?

回答:スポット的だが、使わせて頂いている。場所は公表していない。公表していないのは、学校施設というのが理由。

・負けている展開で、最後の10秒、20秒で攻撃しないのは何故か?バスケットボール観戦が初めての人を連れていった時にサッカーでボール回しを始めたらブーイングなのにバスケは何で?と驚かれて恥ずかしい思いをした。たとえ勝ち目がなくても最後の最後まで諦めない姿勢を見せて欲しい。バスケ初心者の裾野を広げるのであれば、なおさら。あれは違和感でしかない。

回答:私(植田)も野球を過去にやっていて、これはバスケットボールを初めて観た時に驚いたことのひとつ。逆にラグビーをやっている人や観ている人からは、バスケのフリースローでのブーイング、ブースターディフェンスに驚くそうだ。確かに最後まで諦めない姿勢を見せて欲しいという気持ちも分かるが、大差が付いた展開、勝敗が決した状態では、相手への敬意や怪我のリスクをなくしたいということもある。スポーツそれぞれに独特の風習やマナー、暗黙の了解があることをご理解いただきたい。

・横浜国際プールでの、関係者席はあの場所である必要性があるのか?

回答:必要性はある。あそこに座っている方々はスポンサーの皆さま。席料はスポンサーフィーとして、前もっていただいている。これは個人で買っているか、企業で買っているかの違いとご理解いただきたい。

・レフェリー(審判)の判断が初心者には分からない。ルールや判定が分かるものを作って欲しい。

回答:検討して、作りたい。

・試合中、MCの傍にルールを解説出来る人をおいてはどうか?

回答:MCの後ろにルールが分かる人間は待機している。ただ、観客の皆さんにより分かりやすくする解説が出来る解説者の必要性は理解出来る。検討したい。

・試合終了後のハイタッチがインフルエンザのためになくなったが、今季はどうなるのか?

回答:今季は、選手入場時にハイタッチキッズのみハイタッチをおこなう。昨季、ハイタッチを止めていたにも関わらず、選手がロッカールームに戻る動線でおこなわれていた事実があった。今季は選手が入る時も帰る時もそれをなくする。基本的には通路では観客が立ち止まれないようになる。厳しくはなるが、観客が増えていくことへの施策。ご理解いただきたい。ハイタッチが出来なくなった代わりに、試合後に選手との写真撮影が出来る機会を設ける。

・審判への野次を何とかして欲しい。

回答:対応していく。皆さんにお願いしたいのは、JBAのサイトにあるプレーコーリング・ガイドラインでどんなプレーがファウルなのかを映像付きで詳しく説明しているので見て欲しい。ルールを知ることも観戦の楽しみのひとつ。審判の判定は絶対で、審判なくして試合は成り立たない。ルールを理解して、頭を切り替えながらフェアなブーストをしていって欲しい。

※JBAプレーコーリング・ガイドライン
http://www.japanbasketball.jp/files/referee/rule/5on5_Guide20190801.pdf

質疑応答後に、今回参加した50名の観戦歴の割合を示す円グラフが映し出された。そのグラフによると4年目(Bリーグ発足からのファン)が一番多く30%、2番目は3年目で25%(Bリーグ2シーズン目からのファン)。以降9年目(クラブ創設以来のファン)が23%、5年目7%と続くが、2年目がない。つまり昨シーズンからのファンがこのファンミーティングに一人もこなかったことになる。この日の参加者は皆、熱心なブースター、ファンだったが、昨シーズンからのファン、今シーズンからファンになってもらえる人たちにもこの熱さを持ってもらえるように、取り組んでいかなければならない。このあと、30分ほどの時間を設けて、クラブ側とファンが個別に懇談。意見を交わし合って、ファンミーティングは終了となった。

今回のファンミーティングでは、誰もがビーコルを良くしていくために意見、質問をし、クラブ側は丁寧に回答し、説明していった。植田新代表取締役の挨拶から質疑応答まで3時間に及ぶ長丁場になったが、実に有意義で濃密な3時間だったといえる。

【取材・記事・写真/おおかめともき/資料提供/©横浜ビー・コルセアーズ】

 


Written by geki_ookame