横浜ビー・コルセアーズが代表取締役の交代を発表


かつて経営破綻の危機を救った岡本CEOが勇退 代表を務めていた植田氏にバトン。

横浜ビー・コルセアーズは、新シーズンが始動する7月1日に岡本尚博氏の代表取締役退任と、これまで取締役・球団代表を務めていた植田哲也氏の代表取締役就任を発表した。岡本氏は、代表権を有しない取締役としてクラブに留まる。

横浜ビー・コルセアーズの代表取締役に就任した植田哲也氏【写真提供/©横浜ビー・コルセアーズ】


岡本氏は、プロ野球マスターズリーグのイベントディレクター、茨城ゴールデンゴールズ代表、bjリーグのマーケティングプロデューサーを経て、当時、経営破綻の危機に陥っていたビーコルのエグゼクティブプロデューサーに就任してクラブ存続のために奔走。ビーコル消滅の危機を救った。

Bリーグ発足前年の2015年には代表取締役に就任して、ビーコルのB1入りに尽力した。以来、昨季までビーコルのB1残留に死力を尽くし、4年間続けた代表取締役の任を植田新代表に託した。岡本氏の尽力なくして、今のビーコルはなかったといっていい。

代表取締役を退任する岡本尚博氏


植田氏は、岡本氏と同じ2013年に球団代表に就任。以来bjリーグ時代3年間、Bリーグ時代3年間の計6年間にわたって代表としてクラブの運営に携わり、岡本氏をサポートしてきた。

ビーコルは、Bリーグ発足から昨季までの3シーズン、地区最下位とB1残留プレーオフ出場が続いていた。Bリーグ4シーズン目となる今季はBリーグ発足以来、最も低い勝率となり、エース川村卓也ら主力4選手が退団。チームは覚悟を持って、編成の一新を図っている。今回の代表取締役交代もその一環と見られ、年齢も40台と若い植田氏に低迷期脱却の任が託された。

ビーコルは、身を切るチーム改革をおこなっており、10月の新シーズン開幕に向けてチームの編成を着実に進めている。若い植田新代表取締役のもと、変革を期するビーコルの新たなシーズンがスタートした。

【記事・写真/おおかめともき/植田氏写真提供/©横浜ビー・コルセアーズ】

 

株式会社横浜ビー・コルセアーズ 新代表取締役就任のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/other_20190701_1/

 


Written by geki_ookame