ビーコル、滋賀に21点差をつける勝利で2位を死守!


前日の悔しさ力にカムバック!全員バスケで勝利掴む!

2019-20シーズン第7節GAME2(11月3日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 79-58 滋賀レイクスターズ
24-16|22-13|17-20|16-9

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 11.3 [SUN] 横浜ビー・コルセアーズ vs 滋賀レイクスターズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4248&TAB=B

Bリーグ中地区の横浜ビー・コルセアーズは11月3日、ホーム横浜国際プールで西地区の滋賀レイクスターズと2連戦のGAME2を闘い、21点差をつけて勝利。連敗を「3」で止め、第7節を1勝1敗、通算5勝6敗とした。

中地区争いでは、ビーコルの2位は変わらず。3位富山(4位新潟と「0」ゲーム差)が敗れたためにゲーム差は「1.5」に広がった。首位の川崎は勝利して、ビーコルとのゲーム差「3.5」は変わらずとなっている。

記事最後に「トーマス・ウィスマンかく語りき」、「GM河内’s EYE」、この試合のPHOTOギャラリーを掲載。1Q、前日同様に滋賀が先制。しかし、ビーコルはすぐさま生原が2Pシュートと3Pシュートでやり返し、リードを奪い返した。3分にはチェンバースが2Pと3Pで連続シュート。以降、ウォッシュバーンがダンクと2Pシュートを決めて、最初のクォーターで24得点を入れ、8点のリードを奪った。

2Qでもビーコルは快調に得点。素早いトランジションとパス回しからシュートを決めてリードを二桁に伸ばし、17点差をつけて前半を終えた。3Q開始早々にチェンバースが3Pシュートを決めたあとで、滋賀が2Pシュートと3Pシュートを続ける。チェンバースがレイアップで流れを止めにかかったが、ここから3Pシュート2本で8点ランを許し、9点差にされたが、ウォッシュバーン、モリス、田渡、チェンバースのシュートで寄せ付けず、14点のリードを持って最終クォーターに持ち込んだ。4Qでビーコルはディフェンスの強度をさらに上げた好ディフェンスで、滋賀の得点を一桁9得点に抑えることに成功。得点では、ゴロマン、秋山、生原らのシュートでリードを守り、滋賀に21点差をつけた79−58で勝利した。この試合で、アキ・チェンバースが23得点を挙げてチーム最多(8リバウンド)。ディフェンスでも、昨日4本の3Pシュートで23得点とやられたウォーカーと気迫のマッチアップをみせ、わずか9得点に抑えてみせた。生原秀将とジョルジー・ゴロマンが共に14得点。生原は6アシストも記録した。ジェイソン・ウォッシュバーンは13得点(9リバウンド)。ビーコルは4選手が二桁得点を挙げた。〈トーマス・ウィスマンHC試合後会見全内容〉

「このリーグは、一日でチームがどれだけ変われるのかを見るのに、素晴らしい機会を与えてくれている。今日の試合では、ディフェンスの強度が凄く上がったことで、良い試合が出来たと思っている。チームには、『前節までは自分たちのディフェンスランキングはリーグトップ3だったが、昨日は最下位のディフェンスをしてしまった。今日はしっかりと修正しよう』と話をした。ピックアンドロールの部分や、チームの強度をしっかりと上げようという話をして、今日それが出来た。本当に素晴らしかった。前半で滋賀に29得点、後半も29得点しか与えなかったことも、素晴らしい結果だ」

「今日も、ターンオーバーからの得点、ペイントエリアからの得点、セカンドチャンスでの得点、ファストブレイクからの得点で、滋賀に勝っている。だが、昨日は負けてしまった。その理由は、昨日の滋賀のシュート成功率が54.7%で、我々が37.3%だったことだ。今日は、それを41.5%に抑えた。今日のチームディフェンスは本当に良かった」

「昨日シュート成功率が悪かった選手の何人かは今日ステップアップしてくれた。その中でも、アキ(アキ・チェンバース)は、昨日のフィールドゴールが2/10本と悪かったが、今日はステップアップして8/12本で23得点を取った。シュウ(生原秀将)も、昨日は4/14本だったが、6/12本で14得点を取ってくれた。ジェイソン(ジェイソン・ウォッシュバーン)は、昨日5/15本だったのが、今日は6/14本で13得点。オフェンスリバウンドでも活躍してくれた」

「このチームに、もっと理解してもらいたいのは、こういったパフォーマンスを続けてもらわないといけないということ。このリーグでは、毎試合、毎試合、何が起こるか分からない。こういったパフォーマンスを続けていくことが出来れば、勝てる試合も多くなる」「(ウォッシュバーンとゴロマンが長いプレータイムだった)彼らは本当に期待に応えてくれた。昨日と今日ともに30分以上(ウォッシュバーン35分52秒、ゴロマン34分11秒)出てくれた。帰化選手のエド(エドワード・モリス)にも話したのだが、前半でパフォーマンスが良かったので、大事な後半でも良い準備をして出てくれと言った。彼らはそれぞれの役割をやり遂げて、活躍してくれた。土日の2連戦で長いプレータイムになったが、これは今後のシーズンに向けた良いコンディショニングになったんじゃないか?」

「(ハーフタイムで選手たちに何か話したか?)前半上手くいっただけで、満足するなと言った。後半も同じ気持ちで最後までしっかりと闘え。20点差開いたとしても満足するな。最後の1分で20点差だったら、まぁ、少しは満足して良いと話した。その通りになって本当に良かった」

「(今日、ウォーカーにチェンバースをつかせた理由は?)昨日は、GG(ジョルジー・ゴロマン)とジェイソン(ジェイソン・ウォッシュバーン)にビッグマンとマッチアップさせたが、上手くいかず、ウォーカーとローズに3Pシュートを6本決められた。そのアジャストで、今日アキをつかせた。もし、ポストアップされたら、ダブルチームをしようという策だった。前半で、何回かパスを出されてしまい外から決められたが、以降でアキが素晴らしいディフェンスをしてくれたお陰で抑える事ができた」

「(昨日20得点、今日も光るシュートがあった秋山皓太について)秋山は、昨日も今日も活躍してくれた。ルーキーだから、怖いものなしなのだろう。そこが良いところだし、彼は素晴らしいシューターでスコアラーだ。シュートチャンスがあれば、積極的に打ってくれて、助かっている」

<アキ・チェンバース 試合後コメント>

「今日の試合は、非常に良かったです。昨日と比べたら、今日はエナジーが全く違いました。チーム一丸となって勝てた勝利です」

「(今日は何を意識して臨んだ?)やることは、昨日も今日も変わりません。今日に関しては、ボールがさらに動いたところも良かった点です。チーム全員が、これをしっかりと意識して、ボールを動かしました。オープンのシュートであったり、オフボールのところでもしっかりと動いて、いいタイミングでボールをもらって、決めることが出来ました」

「(チーム最多23得点。その要因は?)オープンなところでしっかりとシュートを決め切ったことではないでしょうか。チームみんなでボールを回して、いいタイミングで巡ってきたシュートチャンスを決めることが出来て良かったです」

「(ビーコルに来てからオフェンスでも存在感を示している)そうですね。僕は今までディフェンスがメインのロールプレーヤーでした。このチームでは、オフェンスでも期待されています。その期待に応えることが出来ているのは良いことですし、自分としても、もっとチャレンジ出来ることがあるので、それを少しずつですが、成長して、見せられるようにしていきたいです」

「(今、中地区2位にいる)気分は良いですね。これをこのまま、良い形で続けられるように、頑張っていきたいです」

トーマス・ウィスマンかく語りき。

「チームは、今日、素晴らしい内容を沢山見せてくれた。昨日はソフトなディフェンスでシューターがピックアンドロールを上手く処理出来なかったが、今日はステップアップしてくれた。昨日とは全く違うディフェンスパフォーマンスで、前半、後半共に29得点に抑えてくれた。本当に素晴らしいチームディフェンスだったよ」

「(2位でファンも喜んでいる)そうだね。これからも頑張って、これを続けていけるようにしたい」

GM河内’EYE

「(ここまでの闘いぶりをどう見ている?)アウェーでの北海道と名古屋の2連戦で、ひとつずつは取りたかったが、まずまず」

「(いま2位を維持出来ている)それはたまたまで、東地区では6位のチームまでが5割。これまでの我々の成績を考えれば、星勘定があっても、どの相手でもチャレンジしていく立場。どことやっても、自分たちのバスケットボールが毎試合出来るようにすることが出来れば、おのずと勝てていけるし、上位も狙える」

「昨日の試合内容もそうだけど、チームには、まだ“若さ”がある。まだ確立出来ていないし、まだまだ発展途上。これから同じ中地区チームとの対戦が多くなる。一戦、一戦をしっかりと闘うことが大事。今は80点以上を取ることは難しい。今日は79得点だったけど、今日のように毎試合75得点以上取って、相手を70点以下に抑える。現時点でこういった試合運びが出来れば、勝てる可能性が増えてくる」

「今日のような試合が出来るチームを作るために、いまの選手たちを集めた。滝頭で40度を超えるあの暑さの中で猛練習を繰り返してきたし、2度の合宿もハードな練習だった。選手たちには、あの猛練習をやり抜いてきた自信がある。このチームは確実に変わった。スーパースターはいないけれども、チーム全員で闘い、拮抗した内容の試合を続けている」

「(チェンバースがビーコルにきて、ディフェンスだけでなくオフェンスでも存在感を大きく示している)これまでチャンピオンチームにいて、スーパースターが多い中でプレーしてきた選手が、どん底のビーコルにきてくれた。彼には、このチームを何とかしようという気概を強く感じる。ディフェンスはもちろんだし、オフェンスでも中心になってくれている。若い選手が多いチームの中で、良い見本になってくれている」

「アキは、今日の試合前、ロッカールームにきた時、昨日とは目が違っていた。『今日はどんなことがあっても、やってやる』そんな目をしていた。彼にとっても、昨日のパフォーマンスは本当に悔しかったと思う。それを今日、取り戻してくれた。翌日、わずか一日で、前日と真逆のことをすることは、口でいうのは簡単だけど、本当に難しいこと。彼は昨日のことを反省して、今日、あの素晴らしいパフォーマンスで、チームの勝利に貢献してくれた。今日、ウォーカー選手とマッチアップしてくれたが、昨日やられた3Pシュートを抑えてくれたのが大きかった」

「(次節の対大阪2連戦の結果次第では、次のホーム川崎2連戦は首位攻防戦になる)Bリーグなってから1度も勝ててないチームだけど、相手にとって不足なし。我々はチャレンジ精神を持って挑むだけ。1Qから捨て身でぶつかり、これまでにやってきたことを出し切る。そうすれば、相手が強豪であろうと勝つチャンスは出てくる」

⬇21点差圧勝!横浜ビー・コルセアーズ vs 滋賀レイクスターズ PHOTOギャラリー

 

ビーコルは次節を、中5日後の11月9日、10日にアウェーで西地区4位の大阪と2連戦を闘う。次回のホームゲームは、11月16日、17日の川崎2連戦となっている。

対川崎2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。

横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】11月16日&17日 川崎ブレイブサンダース戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191116_20191117/

【記事・取材・写真/おおかめともき】


Written by geki_ookame