ビーコル、ホームで北海道と水曜日GAME1試合!


牧全が凱旋!今度こそ連敗を止めてホーム戦初勝利を!

横浜ビー・コルセアーズは11月11日(水・19時5分TIPOFF)に、ホーム横浜国際プールに同じ東地区8位のレバンガ北海道を迎えて1試合を闘う。

ビーコルはここまで2勝10敗で9連敗中。ホーム5連戦の3試合目となる北海道戦で今度こそのホーム戦初勝利を決め、連敗を止める。

中2日前におこなわれた前節、名古屋Dとの2連戦では怪我から出遅れていた生原秀将が約7ヶ月ぶりに復帰。また3人目の外国籍選手ロバート・カーターも新型コロナウイルス感染防止による来日後の隔離期間がようやくあけて合流し、今季のロスターが初めて全員揃った試合になった。

前節の名古屋D戦GAME1でのビーコルディフェンス【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


GAME1では接戦を演じながらも1点差で惜敗。ロースコアでの攻防となったGAME2では開始から追い掛ける展開になり、2Qで生原秀将の3Pシュートで1点差にまで詰め寄る追い上げを見せたが、3Qでミスが相次いだことから差が6点にまで開き、4Qでギアを1段上げた名古屋Dにさらに引き離されてしまった。終盤で秋山と森井が3Pシュートを決める追撃を見せたもののリードを奪えないまま8点差で試合を落とした。

前節で約7ヶ月ぶりに復帰を果たした横浜ビー・コルセアーズ#46キャプテン生原秀将【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


ただ収穫はあった。ここ数戦での課題であったターンオーバーの数とオフェンスの遂行が改善された。ターンオーバーではGAME1が6対11、GAME2では9対16とビーコルが優位なスタッツを残しており、ロースコアが続いていたオフェンスもGAME1で81得点を入れている。

リバウンドで奮闘する横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


対する北海道も負けが続いている。滋賀、宇都宮、千葉に敗れて現在5連敗中。開幕からここまで3勝9敗とビーコルより1勝多い成績だ。今季のロスターでは、橋本竜馬、多嶋朝飛らが継続し、新加入では、昨季ビーコルでプレーした牧全が復帰。外国籍選手では宇都宮からジャワッド・ウィリアムズ、千葉からニック・メイヨ、そしてフランスリーグから、外国籍選手としては珍しいポイントカードのジョーダン・テイラーを獲得している。

レバンガ北海道#2ジョーダン・テイラー 今季フランスリーグから移籍。外国籍選手では珍しいポイントカードだ【写真提供©B.LEAGUE】


北海道は、キャプテンの橋本竜馬を中心にオールコートで激しいプレッシャーディフェンスを仕掛けてくる。今季千葉から移籍したニック・メイヨは、当たり負けしないフィジカルを武器にコートを縦横無尽に走り回る機動力を持っているだけに要警戒だ。

レバンガ北海道#24ニック・メイヨ 今季千葉から移籍した【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルは10日に前日練習をおこない、対北海道の連携を入念に確認していた。今回も前節から中2日のタイトなスケジュールで、限られた時間の中でおこなわれた練習ではあったが、その中でやれるだけのことをやった。連敗ストップ、ホーム戦初勝利に向けて、選手はさらなるモチベーションを上げて、今節の北海道戦に臨む。

横浜ビー・コルセアーズ前日練習の様子【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


指揮官カイル・ミリングHCは前日練習後に「我々と北海道、双方共に連敗中で、今回も激しくタフな試合になるだろう。北海道は速いバスケットボールを仕掛けてくる。フランスリーグから来た(カイルHCもビーコルの指揮を執る前はフランスリーグで指揮)ジョーダン・テイラーはフィジカルに優れ、非常にストロングな選手だ。北海道には、加えて良いシューターが沢山いる。我々がそれをどこまで止められるか。集中したディフェンスで相手のインテンシティと精度に対応していきたい」と語っている。

前日練習で指導する横浜ビー・コルセアーズ指揮官カイル・ミリングHC【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


ポイントカードの#18森井健太は「連敗中に加えてホームでまだ勝てていないことに責任を感じている。何としても明日、ホームのファンに勝ちを届けたい」と話す。コンディションも上々と語る若きポイントカードとジョーダン・テイラーとのマッチアップにも期待したい。

前節名古屋D戦での横浜ビー・コルセアーズ#18森井健太【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


また、いよいよ本領を発揮してきたチェコ代表選手でもあるパトリック・アウダは「今回も良い練習が出来た。明日の試合に向けて良い準備が出来たので、しっかりと勝ちにいきたい」と意気込んだ。

横浜ビー・コルセアーズ#1パトリック・アウダ【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


話題では、昨季ビーコルでプレーした人気者、牧全の凱旋だろう。牧との激突も大きな見どころになる。

レバンガ北海道#3牧全 昨季ビーコルプレーした。今節は凱旋試合でもある【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルはリーグ7位(平均74.8失点)のディフェンスで北海道に挑む(北海道は平均89.3失点でリーグワースト)。勝利の鍵を握ってくるのはオフェンスだ。ディフェンスで有利な数字を残すビーコルだが、これがオフェンスになると正反対になる。ビーコルの平均67.3得点はリーグワーストで、北海道は平均80.8得点でリーグ6位の成績になっている。

前節名古屋D戦でのビーコルディフェンス【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


前節の名古屋D戦で改善を見せたオフェンスが今節でも出来れば、持ち前のディフェンスも相まって勝利も見えてくるのではないか。特に、前節17得点11リバウンドでダブルダブルをマークしたロバート・カーター、レジナルド・ベクトン、パトリック・アウダのインサイド陣に期待がかかる。

前日練習での横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


連敗中同士のチームが激突する試合だけに、40分間、エナジーを切らさなかった方が勝利を手繰り寄せる試合になるだろう。ホームのアドバンテージで優位に立つためにも、沢山のビーコルファン、ブースターに来場してもらい選手たちをあと押しして、今季最初のホーム戦勝利の歓喜を味わって欲しい。激戦必至の横浜国際プールでの水曜日GAME 横浜ビー・コルセアーズ 対 レバンガ北海道戦 TIPOFFは19時5分だ。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©B-CORSAIRS/T.OOkame】


Written by geki_ookame