ビーコル、川崎とアウェーで神奈川ダービー2連戦!


屈辱続いたビーコルが横浜のプライドをかけて挑む神奈川ダービー!

横浜ビー・コルセアーズは、12月8日(土・18時05分 TIP-OFF)と12月9日(日・16時05分 TIP-OFF)に、アウェー川崎市とどろきアリーナで同じ中地区の川崎ブレイブサンダースと神奈川ダービーとなる第12節2連戦を闘う。

現在ビーコルは、4勝15敗で中地区争い6位。5位三遠には3ゲーム差をつけられている。一方の川崎は11勝8敗で同中地区の2位。首位の新潟には2ゲーム差の位置にいる。

今節は、横浜と川崎のクラブチームが激突する神奈川ダービーしておこなわれる。今季、両チームの対戦は6試合組まれており、今回はその第1弾。横浜の海賊ビーコルが敵地・川崎に乗り込んでの2試合だ。会場となる川崎市とどろきアリーナでは、細谷将司がプロデュースした「まさしのスリー」弁当の販売。また神奈川ダービー全6試合を対象にしたスタンプラリーも開催される。

前節琉球戦GAME2でレイアップを決める#0細谷将司


ビーコルと川崎は、前節の琉球、栃木とのホーム2連戦で共に連敗。中地区争いで川崎に差をつけられているビーコルだが、総得点数(1426対1386)と平均得点(75.1対72.9)ではビーコルが上回っている。もちろん、ビーコルはディフェンス難を抱えているが、これさえ乗り切れば、勝てる要素はある。

神奈川ダービーだけに今節は、特にエース川村卓也に期待したい。前節琉球戦ではGAME1で4得点、GAME2で2得点、10月20日滋賀戦GAME1以来となるひと桁得点に沈んだが、天皇杯2次ラウンド千葉戦で屈辱の大敗を喫したばかりだけに、川村もかなりの気迫を持ってこの2連戦に挑んでくるはずだ。

横浜ビー・コルセアーズのエース#1川村卓也


また、細谷将司と田渡 凌のポイントガードコンビにも期待が掛かる。細谷はここ数戦でゲーム中の流れを変えるシックスマン的な起用が増えているが、天皇杯前の琉球戦GAME2で13得点(3Pシュート2/7)。また先発が増えてきている田渡 凌は、同じ琉球戦GAME2で細谷と同じ13得点(3Pシュート1/1)を挙げている。

ウィスマンHCは、ゲーム中でツーガードを積極的に投入しており、ビーコルの武器である速いパス回しとスピードで、川崎ディフェンスをかく乱して、切り崩していきたいところだ。

前節琉球GAME2で2Pシュートを沈める#21田渡 凌


ビーコルは、直近試合の天皇杯千葉戦で、ハンター・コートが左膝前十字靭帯断裂などの怪我で長期離脱となったばかり。川崎も11月23日栃木戦GAME1で主力の辻 直人が左肩関節脱臼の怪我を負って全治2~3ヶ月と長期の離脱となっている。

川崎で要マークは、やはり先日の日本代表男子カザフスタン戦で41得点を挙げて日本を勝利に導いたばかりの帰化選手ニック・ファジーカスだろう。Bリーグではここまで平均得点が18.7。前節の栃木戦ではGAME1で18得点12リバウンドでダブルダブル。GAME2では16得点8リバウンドをマークしている。得点力に加えて、リバウンド力もあるファジーカスを如何にして止めるか。

川崎ブレイブサンダース#22ニック・ファジーカス


ビーコルは、今節の前日に新外国籍選手アーサー・スティーブンソンの獲得を発表したばかり。この川崎戦からベンチ登録が可能となるが、来日してからまだ間もないだけに即投入があるかどうかが注目される。

前節琉球戦での50点台ロースコアで喫した連敗。直近試合天皇杯千葉戦で60点差ダブルスコアを喫した大敗。屈辱が続いた横浜の海賊たちはプライドをかけてこの神奈川ダービー初戦を、全力でぶつかり挑むだろう。試合に出れないハンター・コートのためにも、ビーコルらしいバスケで川崎に挑み、敵地で金星を掴みたい。

【写真・記事/おおかめともき(川崎選手写真提供・©B.LEAGUE)】


Written by geki_ookame