実は注目されるのが得意ではないんです（笑）でも今季は新しい自分を見てもらいたかった。

ビーコルのホームアリーナで、試合前、ハーフタイム、タイムアウトなどにおいて、ダンススキルの高い華麗なチアパフォーマンスで観客を魅了している横浜ビー・コルセアーズが誇るチアリーダーズB-ROSE。2017-18シーズンを終えた5人のメンバーに話を聞いたインタビュー連載の第3回。今回はYu-kiのインタビューをお届けする。

横浜ビー・コルセアーズチアリーダーズB-ROSE・Yu-ki

今シーズンを振り返ってみて如何でしたか？

「今シーズンも長い航海でした。昨シーズンに引き続き、苦しい時間が長かったなーと思います。それでも沢山の方がビーコルを信じ続けて、応援し続けて、本当にビーコルは沢山の愛で成り立っているチームだと思います。そういった中で、みんなで掴んだ勝利はとても嬉しかったです」

「昨シーズンは、Bリーグで一番、長いシーズンを闘いましたが、今年も、まさか同じ航路を歩むとは思ってもいませんでした。でも、今年は残留プレーオフ2回戦で勝利して、今までにないぐらいの会場いっぱいの大声援！みんなで勝ち取ったB1残留は、素直に嬉しかったです」

今シーズンのB-ROSEについて教えてください。

「沢山練習して、沢山ミーティングもして、みんなの想いをたくさん共有しあった1年だったと思います」

「特に練習ではこれでもかってぐらいに基礎練を大切にしましたし、ラインダンスもアゲまくりでした。正直辛い～と思っていましたけど、みんなで声を掛け合って乗り越えられました」

「B-ROSEは、実際のミーティング以外に、メールでもミーティングもおこなうんですけど、綾子ディレクターから、え？こんなことまで！？と思う内容の課題もありました。でも、どれも大切なことで、こういう考えもあるんだなと勉強になることも沢山ありました。みんなで想いを共有したからこそ、心がひとつになったことが沢山あったと思います」

今季Yu-kiさんがB-ROSEで活動して成長出来たことを教えてください。

「今シーズンは、特に気持ちの面で成長出来たと思います。 今まで、私はチアというスポーツをやっていながら、注目されるのが苦手だったんです」

「なので、オリジナリティを出した動きや、いろんな表情をすることが恥ずかしくて、なかなか自分を出すことが出来なかったんです」

「でも、今年こそ、何とか自分を変えよう、新しい自分を見せようと、初めて鏡を見て表情の練習や、面白い動きを取り入れてみました。やっていくうちに、次第に自分を見て欲しい！という気持ちになって来て、自信にも繋がりました。まだまだ研究は必要なんですけど、私にとって、今までにない成長だと思っています。注目されるのは、今でも得意ではないんですけどね（笑）」

では、Yu-kiさんから見たB-ROSEが成長した部分を教えてください。

「特にパフォーマンスやメンタル面で成長出来たと思います。パフォーマンス面では、振り付けの正確性やシンクロ性、フォーメーションなど、何度も細かく合わせて、現状に満足せずに追求し続けました」

「特に今シーズンはチーム内での声掛けを大切にして来ました。最初の方は、なかなか個々から声が出ず、いつも決まったメンバーが言うという状態でしたが、時間を重ねるごとにべテラン、ルーキー構わず、声が出るようになっていったんです。これは、みんながよりチームを良くしたいという気持ちが強くなった証拠だと思います」

「白星を挙げられない試合も多かったですが、どんなに苦しい状況でも強い気持ちを持って、前向きな背中を見せることがチアリーダーの使命です。それをメンバー全員でしっかりと果たせたと思っています。絶対にみんなの気持ちは成長しているはずです」

来季B-ROSEは、どうなっていくと思いますか。

「今シーズン培ってきたことを継承し、現状に満足せず、追求し続けて、BリーグでNO.1のチームになれるように、ひとりひとりが、何事にもプライドを持って取り組んでいきます。 Bリーグでオンリーワンの自分を磨いて、研究し続け、ひとつの薔薇からチームで大輪の薔薇を咲かせて、存在感たっぷりのオーラを放つ！B-ROSEはさらなる進化を続けます！今シーズンもたくさんの応援本当にありがとうございました！」