ビーコル、ハンター・コートとの選手契約解除を発表


将来の活躍を見据えたハンターの新たなる船出。昨季天皇杯で負った怪我の治療に専念

横浜ビー・コルセアーズは2月27日、ハンター・コートとの選手契約を双方合意の上で解除したことを発表した。

コートは、広島ドラゴンフライズを経て、2018−19シーズンからビーコルでプレー。ビーコルでのB1リーグ戦通算成績は出場18試合、8得点、11リバウンド、12アシストだった。

190cmの長身ポイントガードとして、持ち前のスピードを活かした全力プレーでファンを沸かしていたが、昨季の天皇杯千葉戦において左膝前十字靭帯断裂・同内側側副靭帯損傷の怪我を負い、昨季は10試合の出場にとどまっていた。怪我から復帰した今季はここまで8試合に出場したがリハビリ・トレーニングを続けながらのプレーになっていた。

昨季の開幕節対富山戦GAME2で決めたコートのB1初得点・初シュート


シーズン途中の契約解除となったが、この決断は有望なポイントガードであるハンター・コートの将来を見据えてのこと。コートはこれから完全復帰と、さらなる進化を目指していくことになる。

コートは、チームを通じて「横浜の皆様、2年間本当にお世話になりました!悔しい時でも皆さんの熱い応援とサポートで勇気をいただきました。苦しい状況ですが前向きに完全復帰に向けて頑張りたいと思います!ここまでお世話になったチームスタッフとチームメイトには感謝しかないです。残りのシーズンこの選手達への応援をよろしくお願いします!」とコメントを残している。
またチームの植田哲也代表取締役はチームを通じて「この度、ハンター・コート選手と双方合意の上、契約を解除致しましたことご報告申し上げます。長身ポイントガードとして将来性のある若きハンター選手は、オンコートは勿論、オフコートでも、常に優しさ溢れる笑顔と向上心をもって、何事にも全力で取り組んでいました。その姿勢はファンのみならず、チームメイト・スタッフからもとても愛されていました。今回大変苦しい決断となりましたが、ハンター選手の意思を尊重すると共に、横浜を愛し、ファンとクラブのために全力で闘ってくれたハンター選手の今後の更なる活躍を祈念致します。クラブはハンター選手の熱き想いを胸に、これからの残りの試合をBE COURAGEOUSに闘って参りますので、更なるご声援を宜しくお願い申し上げます」とコメントしている。その愛くるしいルックスからビーコルファンに親しまれていたハンター・コート。どんな時でも全力で、常に笑顔を絶やさなかった。ビーコルを離れることになっても、ファンの応援は変わらないだろう。ハンターのこれまでに感謝し、新たな船出に出たハンターのこれからの活躍を祈念したい。

【記事・写真/おおかめともき】

・横浜ビー・コルセアーズ『ハンター・コート選手 2019-20シーズン 選手契約解除のお知らせ』
https://b-corsairs.com/news/team_20200227_1/


Written by geki_ookame