ビーコルのB1残留が決定!B2POでB1ライセンスを持たない信州と群馬がファイナル進出のため。


残留PO1回戦敗退も他力本願でのB1残留。来季、与えられたこのチャンスを必ず活かせ。

北海道とのB1残留プレーオフ1回戦で敗れ、B2プレーオフセミファイナルの結果にB1残留の運命を委ねていた横浜ビー・コルセアーズのB1残留が4月29日決定した。

この日におこなわれたB2プレーオフセミファイナル熊本対群馬GAME3で群馬が勝利したことでB1ライセンスを持たない群馬と信州がファイナル進出を決めた。これでB1ライセンスを持つ熊本と島根が3位決定戦に回ることになり、勝ったチームがB1昇格、負けたチームがB2自動残留になるため入替戦がなくなり、横浜ビー・コルセアーズのB1残留が決定した。

先のBリーグ理事会で福岡にB1ライセンスが交付されず、既にB2自動降格が決定。そのため今季のB1残留プレーオフは1回戦のみとなり2回戦がおこなわれなかった。

B2プレーオフセミファイナルには群馬、信州、熊本、島根が進出し、このうち群馬と信州が来季のB1ライセンスを持っておらず、そのため1回戦を敗退したビーコルには、B2プレーオフの結果次第で、B2自動降格、入替戦、B1残留の3つの可能性が残されていた。

27日と28日の試合で信州が島根から連勝を挙げてファイナル進出を決め、この時点でビーコルのB2自動降格はなくなり、残す2つの可能性は群馬対熊本の結果次第になっていた。群馬は先勝していたが、翌日の試合で熊本が勝利して1勝1敗。翌29日におこなわれたGAME3で群馬が1点差で勝利してファイナル進出が決定。同時にビーコルのB1残留も決まった。

薄氷のB1残留決定だった。他力本願だったビーコルにとっては、闘わずしてのB1残留になった。

今季は14勝46敗で勝率.233と苦しみBリーグになってから最も悪い結果に終わった。シーズン終盤、目標としていた残留プレーオフ回避が目前になったところで13連敗の大失速。出るはずではなかったB1残留プレーオフも、GAME1で20点差をひっくり返す大逆転勝利でB1残留に王手をかけていたものの、大一番となったGAME2で逆転負けを喫し、GAME3でも逆転負け。今季の悪い形がそのまま出た痛恨の敗退で大きなショックを残した。

それでもビーコルはB1に生き残った。出来ることなら勝って残留を決めたかったというのが本音だろう。B1残留を決めた喜びと安堵感がある一方で、もやもやした感情があることは否めない。

他力本願で生き残れたこのB1残留は、与えられたチャンスと捉えたい。チームを強くするために与えられたこのチャンスを来季で必ず活かさなければならない。4季目となるB1での闘い、2019-20シーズンはビーコルにとって覚悟のシーズンになる。

【記事・写真/おおかめともき】

 


Written by geki_ookame